記事一覧
ゼミ生研究内容紹介「実践コミュニティの自律的維持の研究」高田紀子
自身のコミュニティ体験からの研究動機
私は社会人として働きながらも、所属する組織や組織外の勉強会、ネットワーキングに数々取り組んできました。共通テーマを探求する集まりや、新しい技術やフレームワークを議論する仲間との時間はとても楽しく、有意義に感じています。このような集まり「実践コミュニティ」は有志の自発的なものであり、強制も責任もありません。立ち上げ当初は熱量高く盛り上がるものの、時が経つと自然
イリノイ工科大学Institute of Designからゲストを迎えて「EquityとSustainabilityをデザインする」というイベントを開催しました
3月26日に武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所主催のイベントとして「EquityとSustainabilityをデザインする:フードロスを防ぐためのシステムデザイン」を開催しました。
アメリカのシカゴにあるイリノイ工科大学Institute of Design(通称IIT ID)からDean(学部長)のAnijo MathewとIIT IDの研究プロジェクトであるAction Labのデ
『意味論的転回』第9章
研究室で輪読を行っている『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』の第9章「ウルム造形大学のルーツ」について、全体のサマリ、ゼミでの議論内容、読んだ感想をまとめていきたいと思います。(文責 M1 久永)
サマリ第9章の大枠
本章の冒頭でクリッペンドルフは、「起源を明らかにするのは難しい」と述べ、ウルム造形大学と意味論的転回との関係を解き明かすことが困難な理由を、次の3つを挙げて説明します。それ
『意味論的転回』 第8章
現在、岩嵜博論研究室で輪読を行なっているクラウス・クリッペンドルフの『意味論的転回 デザインの新しい基礎理論』の第8章について、全体のサマリー、ゼミでの議論の内容、読んだ感想をまとめます。(文責 M1 河合)
サマリー本章では、意味論的転回と他の分野のアプローチの差異について述べています。
8.1 記号論
8.1では、記号論と意味論的転回の違いについて、以下の5点を挙げています。
記号論は
『意味論的転回』 第7章
研究室で輪読を行なっている『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』の第7章「デザインのための手法、研究、科学」について、全体のサマリ、ゼミでの議論内容、読んだ感想をまとめていきたいと思います。(文責 M1 テツ)
サマリ第7章の大枠
意味論は以前無視されていた領域の探索を奨励し、新しい領域の探求に物品の意味、インターフェース、ユーザーモデル、関連するユーザーなどの新しい記述方法を提供する。デ
『意味論的展開』第6章
研究室で輪読を行なっている『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』の第6章「人工物のエコロジーにおける意味」について、全体のサマリ、ゼミでの議論内容、読んだ感想をまとめていきたいと思います。(文責 M1 福原)
サマリ第6章の大枠
第6章では、人工物がお互いにどのような意味的関係を持つのか、人間が人工物をどのようなものと考えるのかによって、その人工物の相互作用は何であるのかということを「エコ
長浜市でツナガルカカワル循環型社会展を実施しました
ゼミの大学院生と日立デザインセンターのデザイナーが、滋賀県長浜市に長期滞在し調査を行った「ツナガルカカワル循環型社会」プロジェクトの展示とイベントを、2023年12月に長浜市内のさざなみタウンで実施しました。
展示は11月29日から12月10日まで10日間ほど行いました。会場となったさざなみタウンは市立図書館やまちづくりセンターからなる長浜市の複合施設です。施設の中心にあるフリースペースをお借り
『意味論的転回』 第5章
研究室で輪読を行なっている『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』の第5章「人工物の生における意味」について、全体のサマリ、ゼミでの議論内容、読んだ感想をまとめていきたいと思います。(文責 M1 福原)
サマリ第5章の大枠
第5章では、製造・販売・使用などといった人工物のライフサイクルがどのように意味を生み出しているのか、そこに人間はどのように関わっているのかということを、「固体発生論」や「
『意味論的転回』 第4章
研究室で輪読を行なっている『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』の第4章「言語における人工物の意味」について、全体のサマリ、ゼミでの議論内容、読んだ感想をまとめていきたいと思います。(文責 M1 本島)
サマリ第4章の大枠
第3章では、人間が人工物を使用する際にその意味がどのように立ち現れ、デザインやデザイナーはそこにどう関与できるのか、を「認識」「探究」「信頼」という3つの概念を用いなが
学部3年生のプレゼミが始まりました
プレゼミとは?
武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科では、3年生の第3学期(11月〜12月)にプレゼミを実施しています。プレゼミとは、4年生のゼミ配属の前の学期に、各教員が提供するゼミ形式の授業を1学期間履修するというカリキュラムです。各教員が独自のプログラムを提供し、学生が選択する形になっています。
今年度の岩嵜ゼミのプレゼミは、日立製作所デザインセンタとの共同研究の一部として、「
IASDR 2023に参加しました
ミラノ工科大学で開催されたデザインの国際学会イタリアのミラノで開催されたIASDRというデザイン研究の国際学会に参加してきました。IASDRはThe International Association of Societies of Design Researchの略で、その名に反映されているように、世界の様々な地域を拠点とするデザイン研究関連の学会が集まってできた国際学会です。
もともと日本、台
『意味論的転回』 第3章
研究室で輪読を行なっている『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』の第3章「人工物が使用される際に持つ意味」について、全体のサマリ、ゼミでの議論内容、読んだ感想をまとめていきたいと思います。(文責 M1 倉林)
サマリ第3章の大枠
人間中心のデザインを説明するために、ここまでにデザインの歴史と、人間中心デザインの概念が紹介されました。製品意味論というコンテキストを用いて工業社会におけるデザイ
『意味論的転回』 第2章
研究室で輪読を行なっている『意味論的転回―デザインの新しい基礎理論』の第2章「人間中心のデザインの基本概念」について、全体のサマリ、ゼミでの議論内容、読んだ感想をまとめていきたいと思います。(文責 M1 久永)
サマリ第2章の大枠
著者のクリッペンドルフは、意味論的転回について第2章の初めに、「パラダイムのシフト、デザインのための根底からの変化となる」(p.44)と宣言します。技術中心から人間
『意味論的転回』 序論と概観及び第1章
現在、岩嵜博論研究室で輪読を行なっているクラウス・クリッペンドルフの『意味論的転回 デザインの新しい基礎理論』の序論と概観及び第1章「歴史と目的」(p1 – p41)について、全体のサマリー、ゼミでの議論の内容、読んだ感想をまとめます。(文責 M1 河合)
サマリー本書は、デザインにおける意味論的関心の歴史をレビューし、その哲学的なルーツを示し、人間中心のデザインのための原理と考えます。まず、序
ゼミ生研究内容紹介④「基礎自治体職員におけるデザインアプローチ適用の有用性と障壁」M2 五十嵐悠
2023年3月に大学院を卒業した元岩嵜ゼミ生の五十嵐です。自分は在学期間中、岩嵜ゼミにて「基礎自治体職員におけるデザインアプローチ適用の有用性と障壁」というテーマで修士研究に取り組みました。研究については、いくつかのWeb 記事で紹介してもらっています。そのため、このnoteでは、研究内容はWeb記事のリンクで参照しながら紹介し、なぜこの研究を始めたのかを中心に書きたいと思います。 (文責 五十
クリエイティブイノベーション学科/クリエイティブリーダーシップコース オープンキャンパス
7/29-30に武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科/クリエイティブリーダーシップコースのオープンキャンパスが市ヶ谷キャンパスで開催されます。
高校生向けのプログラムだけではなく、大学院を検討されている方向けのプログラムも予定されています。大学院を検討されている方もオープンキャンパスにいらしていただければと思います。
これを機会に最近のゼミ・研究室活動を紹介したいと思います。研究室とし