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長浜市でツナガルカカワル循環型社会展を実施しました

ゼミの大学院生と日立デザインセンターのデザイナーが、滋賀県長浜市に長期滞在し調査を行った「ツナガルカカワル循環型社会」プロジェクトの展示とイベントを、2023年12月に長浜市内のさざなみタウンで実施しました。

展示は11月29日から12月10日まで10日間ほど行いました。会場となったさざなみタウンは市立図書館やまちづくりセンターからなる長浜市の複合施設です。施設の中心にあるフリースペースをお借りして展示を実施しました。フリースペースは、休憩する人や勉強する学生さんなど人通りも多く、いろんな人に展示を見ていただくことができました。

展示最終日の12月10日には、同じくさざなみタウンにて本展示をテーマにしたパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションには、本プロジェクトでもお世話になった滋賀県立大学の上田洋平先生や、地元長浜で持続可能なエネルギーに関する活動を行うエネシフ湖北の桐畑孝佑さん、そして本プロジェクトをご一緒している日立製作所デザインセンタの藤元貴志さんとともに議論を行いました。

藤元さんからは、ツナガルカカワル循環型社会のリサーチを経て制作された「Neighborhood Watering」のコンセプトを説明していただきました。このコンセプトは資源の調達から生産、使用、再資源化のリサイクルを地域の小さな環に閉じ、環を通じて人がつながり、関わり合う社会の姿を描いたものです。

パネルディスカッションでは、上田先生、桐畑さんから、それぞれの実践に基づいたフィードバックをいただきました。上田先生は、地域の以前の暮らしの姿を高齢者の方への聞き取りを通じて絵屏風として再現する「ふるさと絵屏風」の活動をご紹介いただきました。桐畑さんからは、持続可能な地域へのトランジションを推進するエネシフ湖北の活動もご紹介いただきました。

今回、長浜市役所の皆さんのご協力も得ながら調査のフィールドである長浜市でプロジェクトの成果を共有できよかったです。今後は「Neighborhood Watering」のようなプロジェクトで得られた成果をもとにした未来の循環型社会の実現につながる実践を行っていきたいと考えています。

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