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2022 EXHIBITION Harre-lu

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2022年の個展のための詩集です
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記事一覧

Tableau/絵画

Tableau/絵画

キャンバス が、好きだ。

初めて自分が絵を好きだと感じたのはいつだっただろう。幼稚園児の時の消防車や救急車写生コンクールの時だっただろうか。何やらその時に賞状をもらったことを覚えている。小さな頃は誰だってお絵かきはわりと好きだ。しかし、成長するにつれ他のスポーツや習い事が好きになったり、自分と周りを比べて嫌になったり、心ない大人の人ことで傷ついてえがくことから離れてしまう。例によって私も水泳、習

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けむりのとばり

けむりのとばり

寄りかかるものを探していた
それはすっぽり木陰で安らぐ時に
風に揺れる小さなこもれびが降り注ぐように

隙間を埋めるものを探していた
寒い夜にストーブで温まりながら
バニラアイスをゆっくり舌で溶かすように

頭では分かってる
そんなものは、どこにもありはしない
誰かに求めても埋まるわけはない

どうしようもなく
すり減って、すり減って
ひさびさのこのからっぽを
何処にかえればいいか分からないまま

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君との形

君との形

時が経つと
美しさの形が
変わっていく

それは言葉が変わるように
それは季節が変わるように
夕焼けが、朝焼けになるように

時が経つと
愛の形が
変わっていく

それは忙しなく動く世界
それはついていくこと
切り拓く証のように

わたしたちはいつも
変わらないものを求めていていた
けれど、変化しなければ
ここに居続けることはとても困難だ

では、どうやって
ここにいながら笑っていようか

考える

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Color/色

Color/色

色が、好きだ。

デッサンを勉強したけど、ちっとも上手くならなかった。褒められるのは、「木炭の色がいいね」という言葉だった。デッサンなんて没個性の塊だと思っていたし、実際そういう部分もあるのだけど、同じモチーフを描いてもその人の個性は絶対に消えやしないんだといつの日か知った。

はじめて油絵の具を触った時、「パレットに使わないかもしれない色を全部出していていいんだよ」と言われたことを覚えている。(

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Live Paint Performance/ライブペイントパフォーマンス

Live Paint Performance/ライブペイントパフォーマンス

曲を聴いている時、車に乗っている時、シャワーを浴びている時。
そいうことだったのかとふと降りてくる。言葉、音、色、形、ものとものがつながっていく。何がその時はじめに降りてくるかはわからない。温度感や空気感、風はその時々にとって違う。それをいつも閉じ込めたいと思う。感情の温度と鮮度が変わらないうちに。

ものを作っている時、それは紛れもなく一人だ。没頭するというのはこういうことをいうのだと思う。感じ

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カラーピック

カラーピック

全部がなくなってしまったような
どこまででも歩いていける開放感と
どこまででもいけるからこそ
おぼつかないでいる足元

このまま、このまま
入江のコンクリートの先に立って
目を開けたら
お疲れさまだと
終わりにしてくれたらいいのに

瞼の外側で起きていることを
輝いている色も
誰かの言葉も
もう今は取り込みたくないな

髪の毛を切った

ずっとずっと伸ばしていた

これはいつか私のところに
やって

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もう一つの形

もう一つの形

手を繋いで離さないでいることが
愛だと思っていた

時間を過ごすことは
変わっていくということだから
どうあっても、手を離さない覚悟
繋ぎ続ける愛おしさ

それも、もちろん一つの形だと思う

けれど、手を離すことも
それもまた、愛だと知った

手を離した方と
離された方と
どちらが悲しいなんて
そんなシーソーゲームはやめよう

遠くを見て、瞳の奥の奥を見て
端と端へゆっくり歩いていこう

真ん中を

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つなぐ作業

つなぐ作業

誰かと出会った時に
関係性が終わってしまうだなんて
想像もしないで
ただ今あることを
楽しんでいたいと願って

一人になった時
ふと、あ、もう終わりかもしれないと思うのは
つなぐ作業に疲れてしまうから?

同じ人なのに
違う人間だから
分かり合えるなんていうのは
絶対に詭弁だと思う

わからないこと
ちがうこと
不思議に思うこと

でもそれが面白い

だから、つなぐ作業

それが愛だと思う

繋が

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ただ、そこにある海岸

ただ、そこにある海岸

これで終わり、これで終わりだって

なんども、なんども、辿り着くたびに思っていたけど

終わったことなんて一度もない

終わりにしたくて、何もしたくなくて

ただ、そこにある海岸

座っていたい

砂を足でなでて、髪の毛は潮できしんで
あついなあなんて当たり前のことを
つぶやいては波をただじっとみていたい

なのに、夕陽が沈む頃

お腹は空いて、少し寂しくなって

これはこういうことだったのかと、

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はじめに。

はじめに。

D'où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?
 ー我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
 ポール・ゴーギャン

産業革命の波にもまれ、画家の必要性が揺らぎ様々な表現のあり方をそれぞれにさがし始めた。数ある芸術運動の中でも革命的なみんな大好き印象派が生まれ、モネやルノワール達が世を席巻していく様をみて次の一手を考える

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