Harre-lu

絵を描くことを中心に、いろんなものを作っています キーワードは、綿花、帆布、色彩、縄文 My main major is PARKING,and derive to make something else. Keyboard :Cotton,Canvas,Color,Jomon

Harre-lu

絵を描くことを中心に、いろんなものを作っています キーワードは、綿花、帆布、色彩、縄文 My main major is PARKING,and derive to make something else. Keyboard :Cotton,Canvas,Color,Jomon

最近の記事

このよのはる、がやってきた。

noteを久しぶり更新したいと思ったので、つらつらとここ最近の出来事を書き残しておこうと思います。 タイトルにある「このよはる」というのは、全国をバンで旅しながらライブして、似顔絵を描いたり編み物の作品を作ったりする令和のヒッピーユニット名です。 ライブハウス、ギャラリー、カフェ、美容室、もちろん路上でも、2人がギターとバケツがあればそこが会場になる。 パーカッション担当の、このよくん。 ギター担当の、のはるちゃん。 そんな2人と、マイホームタウン倉敷のビョルンにてライブ&

    • だれかを待つための技術

      ぽつり、ぽつりと 思い浮かぶ言葉を 誰にも投げかけはしないで 呟いたのは 届くはずがないことだと 気づいていたから 誰もいない家の中で しんとした空間でただ一人 さっきまで慌ただしく 出かけの準備をしていた人は 今頃きっと懸命に動いているんだろう さて何をしようか 言葉にしても 空気に変わって溶けていく 本当にここに自分がいるのか 誰が教えてくれるんだろう 本当にここに自分はいるのか どうやって確かめてやろう 白い紙を出した 鉛筆をランドセルに入った筆箱から出した 木

      • 響く誰かと見える世界を豊にしたい

        見える世界が あなたとは違う みんな違う そんな当たり前のこと 思い知るときは いつだって苦しい なんともなく過ごすとき 違いを平らにして ぶつかってしまわないように 壊れてしまわないように いつも、いつも 見つめている それでも、見えてしまった世界を 言葉の流れを 感情の色を つなげて、紐解いて、整理して 形にしていく あなたにもこれが見えるなら あなたはどう感じるだろう この形がまた新しい形を また作っていく 見える世界が あなたとは違う みんな違う そんな当

        • 超えていける夜を

          こんなにたくさんのことを感じなければ どれだけ楽だっただろうと 思った夜は何回あっただろう こんなにたくさんのことを知らなければ どれだけ悲しみに触れないでいただろうと 思った夜は何回あっただろう それでもある人は言う 気づかない人が幸せだとは限らないよって でもその時は気づけない 受け取ってしまった色と温度が 身体中巡ってしまって その周波数に身体ごと染まってるから できることは 出会ってしまったその悲しみを ただ、味わうことだけ めいいっぱい味わったら そっと手

        マガジン

        • 2022 EXHIBITION Harre-lu
          10本
        • 2023 EXHIBITION Harre-lu
          3本

        記事

          Tableau/絵画

          キャンバス が、好きだ。 初めて自分が絵を好きだと感じたのはいつだっただろう。幼稚園児の時の消防車や救急車写生コンクールの時だっただろうか。何やらその時に賞状をもらったことを覚えている。小さな頃は誰だってお絵かきはわりと好きだ。しかし、成長するにつれ他のスポーツや習い事が好きになったり、自分と周りを比べて嫌になったり、心ない大人の人ことで傷ついてえがくことから離れてしまう。例によって私も水泳、習字、日本舞踊と習い事をしていたが、描くことはずっと好きだったし、家で捨てられそう

          Tableau/絵画

          けむりのとばり

          寄りかかるものを探していた それはすっぽり木陰で安らぐ時に 風に揺れる小さなこもれびが降り注ぐように 隙間を埋めるものを探していた 寒い夜にストーブで温まりながら バニラアイスをゆっくり舌で溶かすように 頭では分かってる そんなものは、どこにもありはしない 誰かに求めても埋まるわけはない どうしようもなく すり減って、すり減って ひさびさのこのからっぽを 何処にかえればいいか分からないまま 寄りかかるものを探してしまった 最後はひとりで歩くしかないのに 隙間を埋める

          けむりのとばり

          Coast /海

          海が、好きだ。 絵画でも、インスタレーションでも、ライブペインティングでも、制作活動で意識しているテーマがある。ゴールにしているのは、海と、そこにある調和。 人がいることで生まれるそれぞれの営みは、大きな目でみたら小さな点でしかないし、宇宙に散らばった無数の星か、森の中の無数の植物か、海の中の無数の魚とたいして変わらないのかもしれない。けれど、自分が出会ったもの、見たものは、確かに点ではなく時間を通して綴られる。自分一人たった一人で「これ」なのに、世界はもっと膨大で考えて

          Coast /海

          君との形

          時が経つと 美しさの形が 変わっていく それは言葉が変わるように それは季節が変わるように 夕焼けが、朝焼けになるように 時が経つと 愛の形が 変わっていく それは忙しなく動く世界 それはついていくこと 切り拓く証のように わたしたちはいつも 変わらないものを求めていていた けれど、変化しなければ ここに居続けることはとても困難だ では、どうやって ここにいながら笑っていようか 考えること 同じ時を過ごして 伝えること 同じテーブルで向かい合って 時には歩くの

          君との形

          Color/色

          色が、好きだ。 デッサンを勉強したけど、ちっとも上手くならなかった。褒められるのは、「木炭の色がいいね」という言葉だった。デッサンなんて没個性の塊だと思っていたし、実際そういう部分もあるのだけど、同じモチーフを描いてもその人の個性は絶対に消えやしないんだといつの日か知った。 はじめて油絵の具を触った時、「パレットに使わないかもしれない色を全部出していていいんだよ」と言われたことを覚えている。(本来的にはもっと色数を固定概念を外して使ってみなさいという意味だった気がする。)

          Live Paint Performance/ライブペイントパフォーマンス

          曲を聴いている時、車に乗っている時、シャワーを浴びている時。 そいうことだったのかとふと降りてくる。言葉、音、色、形、ものとものがつながっていく。何がその時はじめに降りてくるかはわからない。温度感や空気感、風はその時々にとって違う。それをいつも閉じ込めたいと思う。感情の温度と鮮度が変わらないうちに。 ものを作っている時、それは紛れもなく一人だ。没頭するというのはこういうことをいうのだと思う。感じたことを、溢れるものを、手の中の宇宙を、そうだこうやって閉じ込めてやろう。 時に

          Live Paint Performance/ライブペイントパフォーマンス

          カラーピック

          全部がなくなってしまったような どこまででも歩いていける開放感と どこまででもいけるからこそ おぼつかないでいる足元 このまま、このまま 入江のコンクリートの先に立って 目を開けたら お疲れさまだと 終わりにしてくれたらいいのに 瞼の外側で起きていることを 輝いている色も 誰かの言葉も もう今は取り込みたくないな 髪の毛を切った ずっとずっと伸ばしていた これはいつか私のところに やってくるかもしれなかった新しい命ための 願掛け 今しかできないことをしたい そう思

          カラーピック

          もう一つの形

          手を繋いで離さないでいることが 愛だと思っていた 時間を過ごすことは 変わっていくということだから どうあっても、手を離さない覚悟 繋ぎ続ける愛おしさ それも、もちろん一つの形だと思う けれど、手を離すことも それもまた、愛だと知った 手を離した方と 離された方と どちらが悲しいなんて そんなシーソーゲームはやめよう 遠くを見て、瞳の奥の奥を見て 端と端へゆっくり歩いていこう 真ん中を支える三角がない世界へ ゆっくりとワープする ああ、これも愛おしいね きっと幸

          もう一つの形

          つなぐ作業

          誰かと出会った時に 関係性が終わってしまうだなんて 想像もしないで ただ今あることを 楽しんでいたいと願って 一人になった時 ふと、あ、もう終わりかもしれないと思うのは つなぐ作業に疲れてしまうから? 同じ人なのに 違う人間だから 分かり合えるなんていうのは 絶対に詭弁だと思う わからないこと ちがうこと 不思議に思うこと でもそれが面白い だから、つなぐ作業 それが愛だと思う 繋がっていたいことが 例え甘えかもしれなくても 依存なのかもしれなくても ちがう相

          つなぐ作業

          ただ、そこにある海岸

          これで終わり、これで終わりだって なんども、なんども、辿り着くたびに思っていたけど 終わったことなんて一度もない 終わりにしたくて、何もしたくなくて ただ、そこにある海岸 座っていたい 砂を足でなでて、髪の毛は潮できしんで あついなあなんて当たり前のことを つぶやいては波をただじっとみていたい なのに、夕陽が沈む頃 お腹は空いて、少し寂しくなって これはこういうことだったのかと、はっとする いわれた言葉、ある人のしぐさ、自分のやったこと 色んなものが繋がっ

          ただ、そこにある海岸

          はじめに。

          D'où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?  ー我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか  ポール・ゴーギャン 産業革命の波にもまれ、画家の必要性が揺らぎ様々な表現のあり方をそれぞれにさがし始めた。数ある芸術運動の中でも革命的なみんな大好き印象派が生まれ、モネやルノワール達が世を席巻していく様をみて次の一手を考えるもうひつ下の世代にゴーギャンはいた。いはゆる、後期印象派といわれる代表的な作家だ

          はじめに。