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大学にしか成し得ない視点!? 西南学院大学のリリースから考える、よりよい教育を後押しするための広報活動

大学にしか成し得ない視点!? 西南学院大学のリリースから考える、よりよい教育を後押しするための広報活動

大学のプレスリリースには、イベント告知がテーマになっているものもよく目にします。今回、見つけた西南学院大学のリリースも、そんなイベント告知の一つなのですが、内容がなかなかユニークでした。こういう情報発信って大学だからこそだし、工夫次第で広報の可能性が広がるように感じます。

公開練習をプレスリリースすることの意味

ではどんなプレスリリースなのかというと、同大学の法学部公認学生団体「Seinan

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大学がやるべきSDGsとは何なのか?「自然エネルギー大学リーグ」から考える、大学にふさわしいSDGsの取り組み方。

大学がやるべきSDGsとは何なのか?「自然エネルギー大学リーグ」から考える、大学にふさわしいSDGsの取り組み方。

さまざまな研究活動が行われ、半公共的な立場にある大学とSDGsは相性がいいのでしょう。多くの大学でSDGsを冠した活動が取り組まれています。今回、見つけたものも、そんな大学によるSDGs関連の活動の一つ。こういうアプローチもあるんだと驚かされました。

今回、見つけたのは「自然エネルギー大学リーグ」。6月に発足したようで、上に貼った聖心女子大学のプレスリリースで知りました。「自然エネルギー大学リー

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今だからこそ意味がある?成蹊大の「オンライン授業の取り組み」特設サイトがシンプルながら考えさせられる。

今だからこそ意味がある?成蹊大の「オンライン授業の取り組み」特設サイトがシンプルながら考えさせられる。

以前、成蹊大学とサイバー大学の連携についてnoteに書いたことがありますが、今回も成蹊大学のオンライン授業関連の取り組みについて紹介したいと思います。この大学はオンライン授業の受け取り方が、とてもポジティブで見ていて気持ちがいいです。

成蹊大学「オンライン授業の取り組み」特設ウェブサイト

どんっ。取り上げるのは、「『オンライン授業の取り組み』特設ウェブサイト」。名前ですぐわかるように、成蹊大の

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コロナ禍という“いま”をどう受け止め、どう糧にするのか?立命館の学生に向けたストレートな連載企画が興味深い。

コロナ禍という“いま”をどう受け止め、どう糧にするのか?立命館の学生に向けたストレートな連載企画が興味深い。

遠隔授業が中心、部活動やアルバイトもできない、そんな学生たちをどうケアするかは、大学にとって大きな課題です。今回、見つけた立命館大学の取り組みも、そんな学生たちに向けたケアのひとつといってよさそうで、シンプルながらも魅力的です。実はこういうのって、とても大事なように思うのです。

取り組みの名前は「New Streams」、教員たちによる学生に向けたインタビュー記事の連載企画です。サブキャッチに「

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SDGsも、就職も、本質を見据えた取り組みこそが、説得力がある。(立命館)

SDGsも、就職も、本質を見据えた取り組みこそが、説得力がある。(立命館)

猫も杓子も、というと怒られそうですが、最近いろいろなところでSDGsに関わる取り組みを見かけるようになりました。大学もご多分に漏れずSDGs推進に力を入れており、イベントであったり、ウェブサイト等での情報発信であったり、さまざまな取り組みをしています。

こういった大学のSDGs関連の取り組みを見ていると、既存の取り組みや研究に17ゴールのラベリングをしたり、学生主催のイベントだったりで、本質的な

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