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篠田真貴子| エール |『LISTEN』監訳
2024年3月21日 01:12
旧友の吉原真里さんの著書『不機嫌な英語たち』刊行記念イベントのモデレーターをつとめました。めちゃめちゃ刺激的で面白かった!せっかくなので印象に残ったところを簡単にメモしておきます。吉原さんはハワイ大学教授で専門はアメリカ研究、日本エッセイストクラブ賞を受賞した『親愛なるレニー』の著者です。学生時代からの旧友でして、今回のモデレーター役も大喜びでお引き受けしました。『不機嫌な英語たち』は、日
2019年8月16日 16:15
トニ・モリスンの代表作 Beloved を読んだ。内容紹介を日本語版のAmazonページより引用させていただく。元奴隷のセサとその娘は幽霊屋敷に暮らしていた。長年怒れる霊に蹂躙されてきたが、セサはそれが彼女の死んだ赤ん坊の復讐と信じ耐え続けた。やがて、旧知の仲間が幽霊を追い払い、屋敷に平穏が訪れるかに思えた。しかし、謎の若い女「ビラヴド」の到来が、再び母娘を狂気の日々に追い込む。死んだ赤ん
2019年8月13日 21:40
読み終えた瞬間、スタンディング・オーベーションしちゃった本。家族がいて、拍手はちょっと小さくなっちゃったけど。これです。本書の主題は、レナード・バーンスタイン。音楽を、人を、人生を全力で愛した、20世紀を代表する音楽家。残した膨大な資料は、米国議会図書館に寄贈された。そこにあるのは、例えば、妻フェリシアからの手紙がフォルダー3つぶん。バースタインから妻への手紙もフォルダー3つぶん。著者は、資料
2019年8月10日 15:26
2019年8月5日、トニ・モリスンが亡くなった。1993年にノーベル文学賞を受賞した、アメリカの作家だ。黒人を主人公にした作品が多い。トニ・モリスンは、小説のほかにもエッセイや詩も書き、人種問題、人権問題について積極的に発信してきた。その発言は知性と良心とあたたかさにあふれ、「ならぬことは、ならぬものです」という強さも感じさせた。たとえば、こちら。In this country Ameri
2019年8月7日 12:16
アメリカのマンガ「They Called Us Enemy」を読んだ。ジョージ・タケイが太平洋戦争中に経験した、日系アメリカ人強制収容のことを中心にした回顧録だ。著者のジョージ・タケイは、日系アメリカ人の俳優だ。私の世代の人なら、テレビシリーズ「スタートレック」のスールーだと言えば分かるだろうか。宇宙船エンタープライズ号のパイロットだ。ウィキペディアには、日本語吹替版では役名は「カトー」になっ
2019年7月19日 14:31
「ニューヨーク公共図書館」を見た。先に上映していた岩波ホールは混んでいたので諦め、その後上映が決まった渋谷アップリンクで。誰にとっても、生涯学び続けることは素敵だ。必要でもある。本を読むことだけが学びではない。絵や図案から学ぶ。音楽の生演奏と解説をきいて学ぶ。お年寄りのダンス教室も、学びだ。もちろん、小学生の補習も。学びの場は、地元に溶け込んで日常の一部になっているのが望ましい。ネット上の情報