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2020年10月の記事一覧
クズほど愛おしいものはない!【登場人物がろくでもない小説おすすめ4選】
久しぶりに観た映画『欲望という名の電車』(1951)のとあるシーンがずっと焼きついている。
仲間たちとのポーカーを邪魔されたスタンリーはかっとなって妊娠中の妻を蹴りつけてしまう。押さえようとする仲間ともみくちゃになり、ぴちぴちの白Tはぼろぼろ。最後は頭から水を掛けられ落ち着くのだが、時すでに遅し。妻が出ていったとわかると途端に情けない顔で外へ飛び出し、「ステラーーーーーー!!!」と叫ぶのである。