マガジンのカバー画像

反芻と咀嚼の場所🗃

28
メタ認知のためのアウトプット場所
運営しているクリエイター

記事一覧

ミドルゾーン日記

ミドルゾーン日記

2020.08.04

土に還ることのない巨大な直線と、吸えない空気を出して動く球体に囲まれて、人とペットの命だけが生き生きとした環境を当たり前の風景に暮らす人達の姿を、メディアはまるで「豊かさの象徴」の様にコラージュして伝えてくる。

その刺激は、地球が一つしかないということを忘れさせるほどのノイズを発生させ、耳鳴りに悩む人の肩に優劣と書かれたタスキをかけて、レースのスタートラインに案内する。

もっとみる
何度目かの挫折感

何度目かの挫折感

2020.05.21

プログラミングが難解すぎて挫折しかかっている。

なのでここで吐露して、一旦ガス抜きをしたいと思う。

僕は小さい頃から文字が大嫌いで、読むのも書くのも苦手意識が強かった。

物事を論理的に理解するのは苦手なので、
ビジュアル的に抽象化して、別の例えられそうな物事のイメージに置き換えて考える様にしてきた。

ファッション業界の社会問題・環境問題に自分らしい方法で、かつ現代的

もっとみる
人工的孤独感

人工的孤独感

2020.05.08

小さい頃、夏休みに父と兄弟とで近くの川でよく遊んでいた。

その川は両側が低い藪に囲まれていて、遠くの山とか空は見えるけど、周りの家や道路からは距離的にも視界的にも程よい障害になっていた。

今日、一人で考え事をしたくなって、10年ぶりくらいにその河原に行った。

そこで、「孤独感は人工物だ」ということを知った。

周りにひと気のない河原にはその分自然があって、
野鳥の鳴き

もっとみる
個人として生きるか、人類として生きるか

個人として生きるか、人類として生きるか

2020.03.18

僕は時折、他人の劣性に焦点を当ててしまう時がある。
そんな自分が好きになれない。

でも結論からいうと、
まだ今の僕は自分自身の心の平安を、そういう手段で保とうとしている。

もし劣悪だというその見立てが論理的に正しくても、そう感じた事柄を問題提起したところで、より良い状態にする為には行動が必要だ。

「問題だ!」と主張だけして自分は行動せず、他人への行動の促進にも繋がらな

もっとみる
僕が今に至るまで

僕が今に至るまで

2020.02.23

19歳の夏、僕は万引きをして捕まった。

服飾専門学校が夏休みに入り、
弟の留学費用の足しに50万円を用意しようと朝晩毎日工事現場で働いていた。

お腹が空いてもおにぎりを買うお金が無かった僕は、コンビニ店員の目を盗んでおにぎりを持ち去った。

コンビニを出た直後、
後ろから来た店員さんにグッと肩を捕まれ、その後パトカーに乗って警察署に行った。

やってはいけないと分かって

もっとみる
今月の過ごし方について

今月の過ごし方について

2020.03.09

今日は朝から東京へ向かう。

ぷらっとこだまを利用するとドリンクチケットが付いてくる。
体調管理に気をつけないとと思って、駅のキオスクで気休め程度にキレートレモンを買った。

乗客は10人もいない。

乗ってすぐ消毒液の匂いがして、前のおばさんが周りをウェットティッシュで拭き始めたのに気づいた。

それに触発されて、僕はとりあえずキレートレモンを飲んだ。(多分あんま意味ない

もっとみる
『週末、森で』の特異な魅力

『週末、森で』の特異な魅力

2020.02.22

知人のおすすめで読んだ『週末、森で (益田ミリ)』から異質な衝撃を受けたので記録しておく。

文字書きをしているその人には、
以前より読書が苦手であるという事は話していたけど、
「漫画のような感じで読みやすい」とのことで、
早速買って読んでみた。

A5サイズくらいの本を開くと、
経45mm/緯55mmのマスが四方に計16個並んでいて、
ゆるいタッチのイラストが描かれている

もっとみる
自己受容のプロセス

自己受容のプロセス

2020.02.16

先日、不思議な経緯でジワーっと自己受容感を体験した。

ようやくその経緯の全体像が分かってきたので、記録しておきたいと思う。

その感覚が訪れたのは、僕が受講しているさとのば大学の授業中だった。

僕は別の受講生の方に、自分の近状の話を聞いていただいていた。

コミュニケーションや思考方法などを工夫して、低くまった自己肯定感を高めようと行動しているけど、どうも上手くいかない

もっとみる
僕は幸せでありポジティブである

僕は幸せでありポジティブである

2020.02.04

最近、幸せと不幸せについてぐるぐる考えていて、
僕は既に幸せだ という事を自覚した。

先日、日常化している幸せを知って、
また、ポジティブ思考を再定義して、
中間の存在に気づいた。

つまりこういう事だ👇🏻

僕は今まで「幸せ〜♪」と感じる瞬間を幸せな状態として、
それを感じられない日々を無意識に不幸せなんだと思っていたけど、
その考え方が不幸を生み出してるんだと悟

もっとみる
田舎に流れる時間

田舎に流れる時間

2020.01.20

幸せに思う瞬間を言葉にするとき僕は「喉かさ」「穏やかさ」という表現になる。

ここ数年忘れていたけど、今日その幸せを感じ始めた頃の記憶が蘇ってきた。

小さい頃、気候が穏やかでやることのない休日は、ベランダから布団を引っ張り出して、瓦屋根の上に敷いて昼寝をしていた。

「屋根で寝よう」と思い立つタイミングは、春先と秋口の限られた時期で、
計画してる訳ではなく、季節の条件が揃

もっとみる
ポジティブ思考の再定義

ポジティブ思考の再定義

2020.01.23

いつからか、“ポジティブ思考”という言葉に嫌悪感を感じるようになっていた。

今日、その嫌悪感の根源を理解する機会を得たので、諸々の記録を残したいと思う。

これまで、僕のポジティブ思考という言葉の定義は、

発生したどのような事柄に対しても、楽観的な視点で物事を捉え、自分にとっての有用性にフォーカスして思考を発展させること。

だった。

もちろん、当初この定義に違和感を

もっとみる
日常化させてしまった幸せについて

日常化させてしまった幸せについて

2020.01.12

最寄の無人駅で、向かいのホームに渡るため歩道橋の階段を上がっている途中、
「この10cm弱の段差も、歩くのが困難な人にとっては障害なんやろうな。」
と思った。

その時に、
自力で10cm上昇することができるということが、人が幸福を感じるに十分な出来事だ
ということを再認識した。

同時に、
「こんなに身近に幸せを感じられることが在るのに、僕はどうして幸せを感じられなく成っ

もっとみる
未来に繋がる生き方とは

未来に繋がる生き方とは

2020.01.06

六年間の一人暮らしを終えて実家に戻り、間も無く一ヶ月になる。

この一ヶ月は引越しに伴う市役所関係の諸手続きに始まり、
昨年10月に事故で亡くなった兄の遺品整理、
自分の生活スペースの確保と荷物の開梱、
家の中にある不要となった家財の処分、
自動車の運転免許講習、
日中の祖母の介護など、

引越し前に想像をしていた以上に、日々が忙しなく過ぎていく。

特に祖母の老化による介

もっとみる
孤独を知って、これからについて。

孤独を知って、これからについて。

2019.12.12

今年、生まれて初めて“孤独”を感じるようになった。

僕は四男として産まれたが、それ以前に一卵性双生児として細胞分裂の時点からゴーという双子の弟の存在がすぐ隣にあった。

細胞分裂の時から“一人ぼっち”という感覚が無い僕は、幼少期も周りのみんなほどの孤独感や、その延長にある仲間意識、所属意識などが低かった。

そんな僕が、今年になって初めて“孤独”という感覚を実感するように

もっとみる