【メンタルフレンドのお話⑧みのりちゃん編最終回 登校復帰への架け橋(実話)】
私(ひまわり)は、学生の頃、しばらく学校に行けていない小・中学生のお子さまのお家を訪問して一緒に過ごすアルバイト(メンタルフレンド)をしていました。
引き続きその頃のお話を、当時の日記を読み返しながら書いていこうと思います。
※実話ですので、名前は(仮)とさせていただき、個人が特定されないよう充分に配慮しつつ書いてまいります。後半は有料記事となっております。
挿画像はイメージです。
【これまでのあらすじ:メンタルフレンドを始めた私。お勉強を見守ったり、お菓子作りをしたりして過ごす日々。2人で物語を作成するうちにみのりちゃんの内面と向き合う機会を多く持つことになりました。
登校復帰への架け橋
そんな日々がしばらく続いていた中で金子さんからメールがきました。
メールの内容は、最近学校と連携をとっていて、みのりちゃんが学校になるべくスムーズに通える準備を整えるために様々なことを進めている、ということでした。
少し後で知ったのですが、
今回担任の先生は、みのりちゃんが学校に行く予定の数日前からクラスメイト全体へ、みのりちゃんが教室に来てもじろじろ見たりしない、みんなにするのと同じような挨拶をする、音楽室や理科室など移動教室時はフォローして思いやりをもって接する、“どうして休んでたの?”等聞かない、といったことを話してくれたようでした。
金子さんから聞いた内容を、私はみのりちゃんに伝えることになりました。
私「今日はお話したいことがあるから聞いてね。」
みのりちゃん「うん、わかった。」
金曜日の午前中だけ学校に顔を出してみること、その後土日休めること、前日は(ひまわり)がお泊りして明日の準備を一緒にして、朝のお支度も一緒に行い、校門前まで一緒に行くこと、そこで担任の先生が待っていてくれることになっていること、持ち物すべてみんなと同じようにすでに教室に揃っていること、隣の席は穏やかな優しい女の子で後ろの席であること…
ゆっくりと、みのりちゃんが理解しやすいように意識して伝えていきました。
思ったより拒否することはなく、“お姉さん泊まってくれるの?”とワクワクするような様子がみられ拍子抜けしたのを覚えています。
しばらく後にみのりちゃん本人から聞いたことですが、当時のことを聞いた際に『ドキドキはしていたけど、後ろの席で、少し教室にいたら帰ってもいいということだったからそれなら出来そうと思えた。むしろやってみたいかも、と不思議とそう思えた。』と言うことでした。なんと頼もしい。
復帰登校初日。
ここからは有料とさせていただきます。宜しければ是非続きをご覧ください✨
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