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野球考察

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2023年7月の記事一覧

滅私奉公と我慢と送りバントと日本人と

滅私奉公と我慢と送りバントと日本人と

めっしほうこう。滅私奉公。
「私」を「滅して」、「公」に「奉ずる」。

良い意味で言えば、
「わがままにならない。和を乱さない。
みんなのために自己犠牲で頑張る」
という、尊いフォアザチームの精神!

悪い意味で言えば、
「思考停止。言われるがままで主体性なし。
『みんなのために』が言い訳の奴隷根性」
という、言いなりの木偶人形!

…読者の皆様は、滅私奉公と聞いて、
どちらのイメージが思い浮かび

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野球の応援、ブラバンと甲子園

野球の応援、ブラバンと甲子園

狙いうち。サウスポー。ルパン!

このあたりが定番の
甲子園大会での野球の応援ですが、
各校様々、はやりすたりはあるものでして、

本記事は様々な野球の応援、
特にブラバンに着目して
書いてみたいと思います。

「狙いうち」は1973年にリリースされた、
山本リンダさんの楽曲です。
タイトルや歌詞がまさにジャストミート、
野球の打撃に対する応援にはぴったり、
なのでしょう。

「サウスポー」は19

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えっ、盛り上がりが足りない…?!

えっ、盛り上がりが足りない…?!

こんな大声をみんなで出す応援が
今年の高校野球、甲子園大会の
地区予選でよく聞かれています。
おそらく、甲子園でも色んな高校が
この応援を採用することでしょう。

もっともこれは最近流行っている
応援で、中年世代である私は
初見でした。初めて聞いた時には、

と空耳して、何のこっちゃ、と
思った次第です(汗)。
フラメンコ? スペイン風味だな…と
勘違いしたりして。

後からググってみると
「ああ

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ジャイアントキリング茨城

ジャイアントキリング茨城

えっ、あの常総学院が…!?

茨城県内において常総学院と言えば
泣く子も黙る野球の強豪!
全国区の知名度もあって
「あそこに負けたのならしょうがない…」
「甲子園に行って勝てるのは常総学院!」
と称される、屈指の名門です。

ご存知「木内マジック」の名で知られる
木内幸男さん(1931~2020)の
快進撃も県民の記憶に残っている。
元巨人軍の仁志選手も輩出した強豪。
「野球=強い=常総学院」の図

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終了と開始のサイレン

終了と開始のサイレン

七月になると、全国各地で音が聞こえてきます。
打球音、走者の足音、捕球音。
ブラバン、大歓声、ため息、感動と拍手の渦。
そして、試合終了のサイレンの音…。

いわゆる夏の甲子園大会、地区予選!

ここ最近の三年間は「コロナ禍」で、
夏の大会(夏大)そのものが中止になったり、
ブラバンが禁止されて手拍子応援だけだったり、
「夏の風物詩」的な光景と音声が
失われることが多くありましたけれども、

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