見出し画像

ヤドカリ放浪記2012〜小田井宿-芦田宿編〜

10月29日
AM4:10
追分公園

尿意に目覚める寅一つ刻
夜も開けてないから移動にはまだ早い
布団にくるまり、ケータイ弄ってダムダム…
ふ〜寒いです(´+ω+`)
AM7:28
起床
気付いていたら二度寝していた霧の濃い朝
チャッチャと着替えて移動開始
AM7:44
中山道69次資料館

日本で唯一の中山道資料館
九時からならオープンを待っててみようかと思ったが十時からだったから先に進んだ
AM7:58
小田井宿

中山道21番目の宿場町
天正年間に誕生し慶長以降、宿駅としての機能を整えられた宿場町
昭和に入り、幾度となく工事で地形が変わるが東西の入口にあった桝形も僅かにその形を留め、上の駅・下の駅は茶屋など小商売が多く、中の駅にあった本陣・問屋・旅籠等が残り、当時の面影を偲ばす
文久元年皇女和宮が昼食休みをされ、多くの姫君が休泊に利用した事から、姫の宿とも称された宿場であったとか…
AM8:03
長倉・諏訪神社

長倉神社と諏訪神社の合社
社叢は御代田町指定天然記念物
境内にある神馬舎には藁で創られた馬・藁馬が奉納されている
また町指定無形民俗文化財・小田井の道祖神祭りの碑が建つ
AM8:14
すがざわ公園
福祉センターに隣接する公園
お腹の中が暴れだしたのでトイレに…
でも鍵が掛かっていた💦
ゲートボールのゲートに足を引っ掛けて転びそうになるし…
踏んだり蹴ったりだ…
AM8:19
御代田町地域福祉センターハートピアみよた
福祉を目的とする交流及び活動の場を提供し、地域による自主的な福祉活動を支援し、地域福祉の増進を図る為の施設
結局此方でトイレを借りる
入浴施設があったが温泉ではないらしい…
AM8:26
筆塚

小田井宿入口にある塚
使い終わった筆供養塔みたいなもんだよね
AM8:28
おはる地蔵
女傑安川ハルを祀る地蔵
安川ハルとは安川式肥料燻炭炉を開発した人物
その後経文を自分の血で七ヶ月掛け書き上げた
御代田村の女傑
彼女の生家跡に地蔵を祀っている
AM8:44
寳珠院

茅葺き屋根の鐘楼
推定樹齢300年の枝下桜に二本の赤松を寄せ植えした見事な枝張りを持つアカマツ
共に町指定天然記念物
俺は梵字の刻まれた石碑がお気に入り♪
AM8:52
小田井宿本陣跡

安川家住宅
安川家は江戸時代を通じて小田井宿の本陣を務めた
客室部のみを現在も良好に保存しているらしい
見事な門構えだが復刻版だろ?
AM8:56
高札場跡

町指定史跡・中山道小田井宿跡の説明が書かれている
本陣横にある
AM8:58
問屋跡

江戸後期に建てられた建物
どおりで味のある建物だと感心して観てたわけだ♪
切妻造りで屋根は板葺
道中奉行に差し出した図面とほぼ変わりない旧状を呈し荷置場・帳場・客室部などがよく保存されているらしい
高札場跡の横にある
AM9:02
脇本陣跡

すはま屋又左衛門宅で承っていたが、その建物は現存しない
現在は当時の屋敷図が現存しているのみらしい
向かい側のこれまた古めかしい江戸後期に建てられた建物に住むご婦人がちょうど出てきたので少しお話しをさせてもらった
AM9:08
問屋跡

切妻造りで屋根は元板葺石置
三室続きの客室を備えた良質な建物らしい
下の問屋と呼ばれていた
AM9:15
御高札場跡
裏路地にある防火用水を兼ねた高札場
現在は堰跡が残るのみ…
これで小田井宿巡りは終わり
次の宿場町へと移動だ♪
AM9:37
龍雲寺

重々しい重厚な山門立ちはだかる寺
鎌倉時代初頭、地頭大井氏の菩提寺として創建された
武田家三代が厚く帰依した名僧北高禅師の墓があり、また近年骨壷が発見される
骨壷からは骨と短刀・袈裟環が出てきて此は武田信玄のものと言われている
AM9:43
武田信玄霊廟

そんな武田信玄の遺骨が出土した地
五輪塔が建っている
AM9:49
岩村田宿

中山道22番目の宿場町
本陣・脇本陣のない小さな宿場町だったらしい
現在は当時の面影少なき商店街に…
所々に中山道岩村田宿と書かれた提灯が掲げられている
少し路地に入れば微かに残る風情ある街並みは観れるが遺構は無さそうだ…
AM9:52
戸塚酒造店

日本一小さい酒蔵
商店街の一画にある
俺の店でも出していたトマト焼酎の蔵元だった
AM9:58
おいでんな処

無料休憩所
宿場町について何かしら観光案内でもあるかな〜と期待したが特にない
記念スタンプがあるだけだった
AM10:16
塩名田宿

中山道23番目の宿場町
此処も小さな宿場町だったらしいが本陣二軒、脇本陣一軒、旅籠十軒程あったらしい
所々に旧屋号が掲げられている風情残る宿場町だ
AM10:26
大井屋

丸山善兵衛本陣跡
現在は総合食品店であり、本陣だった面影は微塵もないw
AM10:34
海老屋豆腐店

一軒古い建物の民家にみえるが立派な現役豆腐屋らしい
天然にがりを使って作る極上豆腐は午前中に売り切れる絶品だとか…
AM10:38
本陣・問屋跡

丸山新左衛門家本棟造り切妻造り
千曲川を前に一宿が必要として出来た本陣・問屋
宿場町のほぼ中央にある
AM10:54
道の駅ほっとぱーく浅科

浅間山の見晴らし良い道の駅
この日は天気も良く気持ちいい♪
物産館には郷土資料も展示している
のんびりと出来る道の駅だ
AM11:11
八幡神社

寺の山門の様な随神門
素晴らしい彫刻が梁・桁回りに施されている
祭神に神功皇后・玉依姫命等を祀る
又重要文化財・高良社本殿に武内宿禰公を祀っているなかなか々神々しい神社である
AM11:23
八幡宿

中山道24番目の宿場町
千曲川沿いの米の集散地として江戸時代初期の慶長年間に整備された宿場だとか
鄙びた感はあるが宿場町風情は余り残ってない
AM11:30
八幡宿本陣跡

皇女和宮も宿泊したという小松家本陣跡
門は当時の物らしい
まぁ〜八幡宿の見所はここぐらい(´・ω・`)
AM11:58
望月宿

中山道25番目の宿場町
静かな街並みに昔の風情も残る宿場町
此処も又旧屋号を掲げている
現在でも営む旅籠屋もある
PM0:00
望月歴史民俗資料館

旧本陣跡地に建つ資料館
縄文時代から江戸時代までの歴史が展示されているとか…
この日は定休日
入口にある駒つなぎ石や酒呑み道祖神・水割場石・木樋等の展示だけを見て楽しむ
PM0:06
大森小児科医院

本陣を務めていた大森家宅
御本陣と看板まで出ている
PM0:07
望月町商工会館

観光案内所的スポット
此処と次の間宿のマップを手に入れる
PM0:10
脇本陣鷹野

現在は個人宅
しかし看板が掲げられている
この看板は望月宿の各家に掲げられている看板と一緒で望月出身で現代書道の祖と言われる比田井天来の流れを汲む書家が書した屋号看板
当時の物ではない
PM0:12
大和屋

旧旅籠屋
重要文化財・真山家
1765年に建築され主屋と土蔵が国の重要文化財に指定されている
旅籠屋と問屋を兼ねていた名主でもあったらしい
PM0:27
蟠龍窟

近江の竹生島の弁財天を勧請したと伝えられているスポット
岩壁に彫られた文字から蟠龍窟と呼ばれている
大森曲川の書だとか…
PM0:31
豊川稲荷神社

蟠龍窟の上に構える神社
勧請された弁財天を祀る
弁天窟とも呼ばれている
ちょっと神聖的空間である
PM0:38
長坂石仏群

かつて大応院という寺があった
廃寺になり石仏や古碑群はその残りらしい
宿場町入口辺りに屯っている
PM0:53
茂田井宿

望月宿と芦田宿の間にある間
今なお古い建物が建ち並ぶノスタルジックな町並み
まるで時間が止まったかの様な懐かしき風景が残る
散策が楽しい町だ
PM0:58
茂田井村学校跡

現公民館
駐車場として利用可能だ
PM1:11
高札場跡

茂田井村下組の高札場跡
名主宅前に設けられる事が多い高札場
大澤家は茂田井村名主を勤め中山道通過の際にそれを追って来た小諸藩兵士の本陣となった
PM1:17
大澤酒造

酒造りの技術自体は非常に古い歴史を持っている善光寺秘蔵酒の蔵元
蔵内部から白磁古伊万里の徳利の中身が三百十余年前の日本最古の酒が発見されている
歴代総理に國酒と書いて貰った書がある
民俗資料館も併設している酒蔵

高札や鎧・通貨などなど貴重な資料が無料で見学出来る
また別館で書道館・しなの山林美術館もある
試飲もあるけど出来ないのが一人旅の辛さ
PM1:31
武重本家酒造

江戸後期の住宅や明治初期の酒蔵など三十棟ある建物すべてが国の登録有形文化財だとか…
事務所前には昔使われていた酒造りの道具などが展示されている
PM1:36
牧水歌碑

若山牧水が詠んだ唄が三篇刻まれている歌碑
よき酒と ひとのいふなる御園竹 けふ飲みつ よしと思えり
牧水
しらたまの 歯にしみとおる秋の夜の 酒はしずかに飲むべかりけり
牧水
ひとの世に たのしみ多し然れども 酒なしになにのたのしみ
牧水
酒ばっかじゃんw
PM1:52
石割坂

勾配がきつく、大きな石があり、交通に不便だった坂
しかしその石を割って、中山道を開通させたのがこの名称の始まり
PM1:54
一里塚

石割坂を上り切った場所にある見晴らしの良いスポット
三代将軍家光が国中の一里塚に榎を植えさせた名残が残っている
PM2:00
芦田宿

中山道26番目の宿場町
笠取峠を越える旅人・越えてきた旅人ので賑わっていた小さな宿場町らしい
静かな街並みではあるが宿場町情緒はあんまり感じられない…
PM2:08
旧芦田宿本陣土屋家住宅

土屋家は芦田宿の開発に尽力し、代々本陣を務めた家柄
現存する客間は1800年に建て替えられたもの
往時には門の左に高札場・右に問屋場・後方には間口五間の荷蔵・主屋・酒造蔵等があった
宿札も残され往時をそのままに伝える建物は中山道唯一と言われている
PM2:15
脇本陣山浦家

本陣前にある脇本陣
参勤交代などの時は宿泊施設及び問屋としてその役割を担っていた
火災により現在は土蔵一棟しか残っていない
PM2:18
藤屋商店

此処も脇本陣山浦家
現在は広重の木曾街道六拾九次の模写を何枚か展示している
PM2:21
庄屋山浦家

山浦権助によって建築された庄屋
問屋としてもその役割を担っていた
建物は老朽化により取り壊され土蔵のみが残っている
PM2:23
金丸土屋旅館

1804年頃より旅籠屋で軒の西側に津ちや、東側に土の看板を掲げる
現在も旅籠屋として営む数少ない遺構旅館
PM2:28
今泉

芦田七井戸の一つ
普段は錠を掛けてあり一般人が汲むのを禁止していた献上水らしい
他の井戸と位置を照らし会わすと北斗七星の形になる事から七星井とも呼ばれた



温泉ではない様だw
PM2:42
正明寺

本尊に阿弥陀如来を安置
正観音と千手観音を服立し真言の法燈に輝き霊験高佛陀である
楠一本彫りの阿弥陀如来像は江戸末期に造られたものらしく塗装は無く、木目を全体に出している珍しい美観を備えている像だとか…
また敷地内には古墳があるらしい
紫雲の松が名所
そんなこんな芦田宿
そんなこんな宿場町巡り
さて少し早いけど寝床へ向かいますかね
PM3:15
道の駅マルメロの駅ながと

温泉併設型道の駅
そんな温泉でひとっ風呂と思ったらリニューアル工事中
温泉入ってのんびりとするつもりでこんな時間に寝床に来たというのに…
運、無さ過ぎだな俺…orz
PM3:18
おみやげ処菜の花館

道の駅内にある土産屋
まぁ〜何度も覗いているから寄る必要はないのだが…
それでも寄ってしまう悲しい俺…
PM3:24
ローソン信州長門道の駅店
道の駅内にあるコンビニ
ジャンプ立ち読み
情報収集
PM3:39
かりん亭

道の駅内にある居酒屋的飲食店
腹メチャ減りでキムチ炒飯ミニラーメンセットを注文
炒飯明らかに作りたてじゃない…
でも空腹なので不味くはない。
腹が満たされたところで納豆オムレツと生ビールを追加注文
此方は作りたて焼きたてだが、上に乗っている大根おろしは擦り置きっぽく鮮度がなく折角の焼きたてオムレツを殺している…
もう空腹じゃないから不味いものは不味い…
PM5:38
ヤドカリ帰還
朝が早かったからか酒が入ったからか眠くなったので軽く寝る事にする
しかしコレが軽くなく、この日再び起きる事は無かった…
よっぽど疲れてたんだろうな
そんな久し振りの宿場町巡りの一日
嗚呼…温泉入りたい

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

よろしければサポートよろしくおねがいいたします クリエイターとしての活動費にしたいと思います