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ミズナラ材の樽で熟成したウイスキーはおいしいのか?
ウイスキーの品質の大半は樽熟成によって決まるわけですが,そこで使われる理想的な樽材は,オーク材,つまりはナラの木ということになっています.主に米国や欧州大陸で育ったナラ材が使われますが,日本に育つナラとしては『ミズナラ』という種類の木があり,そのミズナラ材の樽による熟成が日本のウイスキーの独自性だと言う意見もあります.そこでちょっと調べてみました.
専門的にはミズナラにも細かい種別があるようです
遺言書を書いて法務局に預けてきた
ちょっとしたきっかけがあって,自分が死んだときに備えて遺言書なるものを書いておこうと思ったわけです.遺言書を残さずに死んだ場合は,法定相続のきまりに沿って該当する人に引き継がれることになります.たいした金額のものではないとしても,何かあって死ぬ間際になって,「あー,あれはあそこに引き継がれるのか…不本意だなぁ…」などと残念な思いをしながら逝くのはつらいだろうと思います.
自分の持ち物の行き先を自分
最近国内のウイスキー蒸留所を訪ねて感じること
コロナ感染症のせいで,スコットランドなどには行けなくなっています.もちろん国内でも外出を控える中ではありますが,流行の間隙を突いて,日本国内の蒸留所を訪ねたりはしてきたわけです.
蒸留所を見るというのは,好きな人にとってはとても楽しみなことです.
一度訪ねた蒸留所というのは,わざわざ訪ねて行った自分の努力もありますから,その後も長く愛着を感じるものです.たいていはその蒸留所の個性が際立って記憶さ
ジャパニーズウイスキーの個性や優位性は どんなところにあるか
近年,日本国内にも新しい蒸留所が次々に設立されています.日本でウイスキー造りが始まってから一世紀近く経ちますが,長くは国内の市場に向けた ごく限られた会社による取り組みでした.しかも90年代以降は消費量が落ちたため,生産が縮小されてしまっていました.ですから,国際化した市場の中で,広く多くの人が本格的なウイスキー造りに携わるようになったのは最近のことで,まだまだ新興国と言える状態でしょう.
そんな
臭気判定士になるための,嗅覚検査を受けてみた
以前,『臭気判定士』という資格について書きましたが,その資格を取るためには嗅覚の検査を受ける必要があるとのことで,ま,ペーパーテストの方は合格しましたので,ちょっと行ってみたわけです.
ふつうの嗅覚があることを試す検査ですので,喫煙者を除けばだいたい合格するとのことでしたが,実際に受験するとなるとやはり緊張します.
先に言い訳をしておきますと,当日は鼻が凍り付きそうな寒さで,しっかりマスクとネック
ウイスキー造りは難しいビジネス:その理由
ウイスキーの蒸留所は,随時新しく創業される所がある一方で,姿を消す所もあります.海外でも日本でもそうです.とても難しいビジネスだと思う点を挙げてみます.
1. 種々の規制を受けること
ウイスキーは食品ですから,変なものは作れません.また,アルコールは,大火災を起こしかねない危険物で,過去にも蒸留所の火災の例はあります.さらに,社会的な問題となりますので,紛失して出回るようなことがあってはなりませ
東京・新橋で食した異常な辛さのカレーライスのこと
かつて,東京の虎ノ門というか新橋の西側あたりに頻繁に行くことがありました.目的地の近くに小さいカレー屋さんがあって,そこのカレーが猛烈に辛かったわけです.辛さが売りのカレーは別に珍しくありませんし,わたしも各地でしばしば楽しんできました.しかし,そこのカレーはとにかく異常に辛かったのでした.
店内はカウンターを囲んで5,6席しかなく,ネクタイ姿の人たちが数人掛けておられます.内側には二十歳前後ぐ