記事一覧
檜書店の引越。歴史がつまった所蔵の品々をご紹介!
すでにお知らせしている通り、檜書店は現在の店舗がある千代田区神田小川町の再開発に伴い、神田神保町に移転することになりました。
新店舗での営業開始等はこちら。
檜書店前身の山本長兵衛が万治2年(1659)に謡本を出して以降、京都を本店として歩んで参りました。大正6年(1917)に東京店を開業し、昭和3年(1928)に東京が本店になりました(なお、京都店は2013年に閉店し、現在は京都観世会館内で売
「式能」は江戸時代に作られた演能形式
2月19日(日)に国立能楽堂で「式能(しきのう)」が開催されます。
翁付五番立(おきなつきごばんだて)と言われる番組構成で、毎年2月に能楽協会主催で催されています。
第63回 式能
https://www.nohgaku.or.jp/shikinoh2023
■式能について
式能の番組構成です。
はじめに翁があり、能→狂言を繰り返していきます(能五番・狂言四番)。脇能の次に演じられる狂言は「
御題小謡(ぎょだいこうたい)「友」を謡ってみた!
毎年、檜書店では宮内庁の歌会始(うたかいはじめ。今年は1月18日に行われました)のお題に合わせて、御題小謡を作成しています。
これは、文化人に作詞を依頼し、節付を観世宗家がなさるものですが、記録でたどる限り、昭和初期から80年以上続いています。
過去の記事はこちら。
また、これまでの御題小謡リストも作成しましたので、ご参照ください。
皆さんの生まれた年の御題小謡は何だったでしょうか?
同じストーリーでも流派で「読み方・表記・演目名」が違う曲をご紹介!
能の演目は同じ内容でも、シテ方五流によって「読み方」や「表記」が違う演目があります。
今回はよく上演される演目をピックアップしてみました。
1、同じ漢字で読み方が違う演目どの流派も漢字表記はおなじですが、読み方が違う場合があります。
「半蔀」と「卒都婆小町」をあげてみました。
ちなみに「卒都婆小町」の「卒都婆」は「塔」ではなく「都」です。
「半蔀」
『源氏物語』「夕顔」の巻に描かれる光源氏と夕