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詩113 あぁ と


あぁ。

もう、すっかり セピア色になってしまった
オレの肌。

ササクレだらけだ。



 体中に、まとわりつくカルマの網は、
もがけば もがくほど食い込み、

眠ることを許さない。


声が枯れるほど
自分を正当化する言葉を

叫べば 叫ぶほど
自分のことを 嫌いになるくせに


好きなのは 孤独で、寂しさを抱える時間。


あぁ。


未確認飛行物体に オレも連れてけ と
願うも、


その正体は、 雲の流れが生み出した
ただの錯覚だった。


大人になれば、 逃げることも可能だったはずだが、


オレは、 まだ 

ここにいるんだよ。

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