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未来の公教育はどうなっているべきか
「学校とは何か、公教育とは何か」を追求していくと国家の存続(発展)のために必要な人材を育てるということが究極の目的ではないかと思います。国家という言葉に反応する方もいらっしゃるかもしれないので、日本という集団の維持でもいいと思います。なぜ集団の維持が重要なのかというと、歴史を紐解けばある程度の規模のグループでいることが生存戦略上重要だった例は幾つでも出てきます。つまり個体である私を生存させるために
もっとみる言葉を生きたものとして学ぶこと
小学校の国語の読みの授業で「これは何の◯◯でしょう」といった文が出てきたときに、「『~でしょう』は問いかけの文なので、尋ねるように読みましょう」などと指導が行われているのをしばしば目にする(教師用指導書でもそう書かれている)。
私はこの指導は害が大きいと考えている。
「~でしょう」があるから尋ねるように読みましょう、というのは論理が転倒している。
人が発する言葉の中には、相手に何か答えてもらうこ
国家が国民の「生活」のありようを示すことへの違和感
国家が国民の「生活」のありようを指示することに、私は強烈な違和感がある。
その要因の一つは、おそらく、「生活」という用語にこれまで込められてきたものとの齟齬だ。
「生活学」の提唱や「生活史」への着目などの例を見ても分かるように、「生活」という用語には、これまで、規範的なものでなく実態・ありのままの姿への注目や、分析的ではなく全体的な見方といったスタンスが反映されてきた。
(専門ではないので心許