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トラのエッセイ

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トラが書きたいことをまとめています。 基本的にはハッシュタグが 「エッセイ」になっているものを収納します。
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#人生

言葉を紡ぐことは人生を語ること

言葉を紡ぐことは人生を語ること

最近ではランサーズなどでもご依頼を受け、執筆させていただくようになった。

そこでは、クライアントの期待にあった(指示された)文章を作る。

当たり前なことなんだけど、やっぱり自分の言葉で文章を作りたい。
誰かのオッケーをもらうのではなく、自分の人生を紡ぐような文章を書きたい。

noteやブログを始めたばかりの頃は、そんなことを考えたこともなかった。

その日におもしろいと思ったことを書いたり、

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次が来るとはかぎらない

次が来るとはかぎらない

周りの皆がどんどん変化していく中で、自分だけが取り残されている感覚に陥ったことはないだろうか。

今の私は、まさにその状態だ。

みんな結婚・出産を機に父や母になる。

そんな友人達に、私は毎回こう言って別れる
「じゃあ、またな!」
だが、この次が来るとは限らない。

時間はどんどん流れていき、自分自身も流されていく。

その中で、「さよなら」を言うことのできない別れを迎えることも珍しくなくなって

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「運命」ってなんだろう…そう思っていたけど、答えは近くにありました。

「運命」ってなんだろう…そう思っていたけど、答えは近くにありました。

時間と共に周りの風景は少しずつ変わっていく。

嬉しいのと寂しいのが半分こになる感覚。

自分が何気なく過ごしている1日のなかで
みんな誰かや何かのために一生懸命になっている。

いつか、そう遠くない未来に
形や量なんかじゃない、自分の歩いた轍を
踵のすり減り具合から、ふと思い返したり
懐かしく感じるときが来る。

そのときに
一緒になって、互いのボロボロになった踵を見せあえる誰かとの出逢いを

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さよならの向こう側にしかないモノ

さよならの向こう側にしかないモノ

20代も後半になると、たくさんの出逢いと別れを経験する。

中学時代、いつも一緒にいた友人達も、大多数がどこで何をしているのかわからないような関係になり、初めてお付き合いした女性も、結婚したとかしないとか。

そんな風に毎日を生きていると、いま目の前にいてくれる人たちとの出会いが、とても大切なものなんだと感じる。

当たり前のように毎日顔を合わせ、当たり前のように会話ができる。
当たり前のように連

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夫婦を超えてゆけ

夫婦を超えてゆけ

星野源「恋」を聴きながら書いているこのエッセイ。

少しずつ冬の足音が聞こえてきて、木枯らしが胸をかき乱すような季節になった。

『過去の自分を懐かしみながらも、これからの自分を描いていきたい』

そんな、希望と不安がうまく混ざり合った、マーブルな季節になった。

誰かと一緒に歩いてゆくのは難しい。
姿も形も違う。声も感情も、考え方さえもちがう。

そもそも他人を理解することなんてできないのかもし

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素直なまま

素直なまま

中島美嘉さんの「素直なまま」を聴きながら書いている。

人は誰でも、多かれ少なかれウソをつきながら生きている。

体重や歳をごまかしたり
好きでもないのに好きだと言ってみたり
楽しくもないのに笑ってみたり

そんなウソの積み重ねを繰り返してしまう。

小学生の男の子が好きな子に意地悪するような感じが近いか。
ホントの気持ちを伝えたり、それが伝わるのが怖いと感じてしまい
頼まれてもいないのに、ウソで

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過去を歩く

少しずつ寒くなってきた
この間まで工事していた道が通れるようになり
シャッターが下りていたところには新しいお店ができている。

毎日のように世界の色は変わっていくけど
自分自身の色まではすぐに変化するものではない。

みんなそれぞれの人生をこれまで歩いてきている
良い大学に入って大企業に就職して、結婚して…
高卒で給料は高くないけど、自分の好きな仕事をして…

そんなこれまでの轍を見返しながら

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不機嫌でいいじゃねえか。

夏も終わりが近づいて、すこし寂しいような切ないような季節になった。
好きな音楽を流しながら通勤をする車内にも、ほんの少しだけ冷たい風が差し込むようになっている。

「きょうも一日頑張ろう!」
そう心のどこかで声を上げるのは、季節が変わっても同じなのだが…(笑)

こんなことを考えながら車を走らせる。

この時期になると、初心者マークをつけた車がすこし強引な運転をしてくるようになる。

『運転に慣れ

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生と死の考え方が変わった瞬間

生と死の考え方が変わった瞬間

わたしは医療ドラマが好きだ。
そこで行われている医療が現実的なものかどうかはわからないが
あのスピード感や緊迫感がほかのジャンルのドラマとは違い、両方たのしめるのが特によい。

これまでたくさんの医療ドラマを見てきたが、さいきんは「命」を扱う作品に対する考え方、感じ方が変わってきたのを感じている。

現在放送されている「コード・ブルー」
このドラマはドクターヘリに乗るフライトドクターたちの苦悩や葛

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人の人生を煽るなよ

人の人生を煽るなよ

私はこれまで、周りの大人からいつもこのように言われて育ってきた

「周りに迷惑をかけず、いい会社に就職しなさい」

恐らくこの言葉は間違ってない
大企業に就職しそれなりの給料をもらい、結婚して家族を作る。
これだって十分過ぎるぐらい幸せな人生じゃないか。

だけど、大半の人たちは自分がやりたくない仕事に「○○のため」などと大義名分をつけ、会社にしがみつかなければならない。

そんな日々を過ごす中で

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永遠はきっと一瞬のこと

永遠はきっと一瞬のこと

大切なモノや誰かと出会うとそこに永遠の絆のようなものを人は求める。

「ずっと一緒にいたいね」
「明日も明後日も平凡でいいから同じ毎日を送りたい」

こんな気持ちをきっと永遠と呼ぶ。

楽しいことばかりじゃない日々だからこそ
最高の一瞬をずっと味わっていたい。

気持ちが宙に浮かぶような、フワッと心が軽くなるような
そんな何かや誰かとの日々を、そんな一瞬を
みんな「永遠」と呼びたいのだろう。

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やるべきこと

やるべきこと

仕事仕事仕事…
いつの時代も大人になればこの時が来る。
毎日の通勤時、ふと想う

「こんなはずじゃなかったのに‥」

日々の生活の隅っこに、理想の自分が顔をのぞかせる。
かっこいい自分を思い浮かべるが、現実の自分が邪魔をする。

そんなとき、心のどこかで声が聞こえる。

「俺のやるべきことは何だろう」

答えはわからないし、見えてこない。
そばにいる誰かの気持ちがわからないように
自分自身の進べき

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転職活動を行ったことで知った事実

 さいきん自分にあった仕事が何なのかわからなくて転職活動をしていたんですよ。そこで感じたこととか知ったことをいろいろ書きたいので辛抱強く読んでね?

1.転職活動を開始する
 「転職すっかー(ド〇ゴンボ〇ルの〇空‥)」みたいな感じでスタートした転職活動。しかし実際に何からしたらいいのかがわからない。そこでネットを使って検索をしてみたのですよ。
 すると「まずは転職サイトに登録しよう!」と記載された

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道の途中を楽しむ

道の途中を楽しむ

誰に言われたでもない。

自分は誰で、どこに向かいたくて何がしたいのか。

そんな問いかけを日々の暮らしの中でわすれてしまう。

子供のころは夢があった。

「将来は医者になってたくさんの人を元気にするんだ」

その夢をかなえるために必要な資格も知識のことも何も考えず

ただ気持ちだけはすでに名医になったつもりだった。

ところが時間が過ぎるなかで、なりたかった夢をいつしか忘れ

その時を生きる生

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