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#忘れられない恋物語

「恋」をテーマにした小説、マンガ、映画、ドラマや、みなさん自身の「忘れられない恋」の体験談、オリジナルの創作作品などをお待ちしています!

人気の記事一覧

21歳で自殺した彼氏が残した遺書

最愛の彼氏が「死んでた」と彼の叔父から連絡を受けた日からもう四年が経とうとしている。 彼は護身用のナイフで自らの身体を滅多刺しにして命を経っていった。 それはヒリヒリを肌を焼き付けような日差しの夏の暑い時期で、私は引っ越ししたばかりの自宅で夕ご飯を作ろうと冷蔵庫を漁りうっかり調理を損ね気付かないうちに傷み食べれなくなっていた肉や野菜を処分しようとしていた時だった。 ピロンとLINEの通知音が鳴りメッセージを開いて彼の訃報を知った瞬間、頭をガツンと殴られたような衝撃が走った

【詩】いつかの空

まっさらな青空を 小さな雲が一つ行く 届かないのに 懐かしく 追い掛けて いつかの空の続きを見る 時は経つほどに 涙の味も溶かしては 思い出を やさしい色に変えている 握る心を温めている もう一人の持ち主の 空も心も どうか晴れていてほしい 届かぬ雲に 今はただ願うばかり

マッチングアプリで出会った20人の男性たち、そして27歳、オタク女が最高の彼氏に出会うまで

22歳~27歳、マッチングアプリ歴5年。 大学生までアニメや漫画やアイドルに愛を全力で注ぎ、フリフリの服を着て全力でオタクを楽しんでいた私は、彼氏がいたことが一度もなかった。 いわゆる喪女。 「オタクに恋は難しい」の現実版だ。漫画よりもひどい。 鉄壁の処女であり、少女漫画育ちで夢見がちな性格があだとなりまくりった。 様々な失敗や躓き、あきらめや自暴自棄…うまくいかないことばかりの5年間、20人との男性の戦いの歴史をまとめた。 めちゃくちゃ長い。1万5000字超えている。

ネットの彼氏

世界はいろんな愛で溢れている。 いろんな形の愛が、いろいろなかたちで、物語をつくっている。 この文を書くにあたって、いろいろ考えた。 今でこそマッチングアプリを使ったり他人が使うことに抵抗を感じる事は少なくなったが、当時、現実世界で交わらずにネット上で出会うことは危険で、やってる人本当にいるんだ〜みたいなところは少なからずあったと思う。出会いなんて人それぞれだけれど、現実世界で交流するのが一般的だから、ネットで知り合った、とか言ったら「えぇ…(察し)」みたいな風潮は今でもあ

34.初恋④ 完 未解決の謎

[前話:33.初恋③  恋の定義]     (初恋①〜③を併せてお読みください)  高校でも、僕は明るく陽気なキャラでした。 「お前って悩みとかなさそうやな」  そのように言われるほど明るく陽気な自分が定着し、それを自分の役割と課していました。明るい自分ではあったものの、中学の頃と比べるといじりそのものは減少しました。いじられるよりは、自らおかしな言動をしたり、テレビで見たギャグをマネしたり、自分で考えたギャグを披露したり、そんな振る舞いに対して周りの人たちは、いじる、

恋に落ちて愛を知ってふたりで暮らして

このおうちで暮らすのも残すところあと数日になった。 引っ越し荷造りで増えていく段ボールと部屋にできていく余白のなかで生活をして、「ほんとうに引っ越すんだなあ」と寂しくなった。 遠距離恋愛が終わると同時に同棲をはじめて、4年が経とうとしている。遠距離恋愛が終わったという嬉しさと、これから一緒に暮らせるのだという安心感と、突然こんなに距離が近くなって大丈夫だろうかという不安と、いろいろな気持ちを抱きながらはじまった同棲生活は、想像していたよりもずっと穏やかで、ときには賑やかで

創作大賞中間選考通過のお知らせが届きました!

久しぶりに嬉しいことがありました。 小説「愛も夢も手に入れた後」が、 note創作大賞の中間選考を通過した、 というお知らせをいただきました。 皆さまが応援してくださったおかげです。 本当にありがとうございます!

31.初恋① 跳び蹴りするぐらいがちょうどいい

 女性陣にお聞きします。  この中に、 「ムカついた男子の背中に跳び蹴りしたことあるよー」  という方はいらっしゃいますか?  そんな初恋相手・Dちゃん。  その事件が起きたのは中学1年のときでした。  実際にその現場を目撃したわけではないので、人づてに聞いた話で、ちょっとした騒ぎにもなっていたので我々界隈では有名な話、もはや逸話とも言えるような出来事でした――。  ある日の昼休み。Dちゃんを含めた数人の女子が廊下で談笑していました。そこへ、ひとりの男子がやってきて、

1万文字のなれそめ

ドラマのような社内恋愛でした。 これは、僕と妻の物語。 ノンフィクションですが、フィクションのような、それでもやっぱり本当のお話。 東京の女見るからに高級そうなバッグに、すらりと高いヒールを履いて、タイトなスカート、軽やかなジャケットを羽織るその姿。 想像しうる限りの、丸の内OLそのもの。 当時の僕は、新卒2年目。 産まれてこの方、関西から出た事はなく、大学までずっと近畿在住。 東京の会社へ入社したものの、配属は関西にある支社。 大袈裟ではなく、関東の方とあ

32.初恋② 「自分」と「恋愛」

【突然変異】  親の系統になかった新しい形態・性質が、突然、子に現れ、それが遺伝すること。 【恋】  相手を自分のものにしたいと思う愛情をいだくこと。また、その状態。 【恋愛】  互いに相手にひかれて愛しあうこと。 【切ない】  悲しさ・さびしさなどで、胸がしめつけられるようにつらい。 [学研 現代新国語辞典 改訂第六版より引用]    *  *  * [前話:31.初恋①  跳び蹴りするぐらいがちょうどいい]  ムカついた男子の背中に跳び蹴りをする  そんな

お持ち帰られ喫茶店❺【番外編】|お持ち帰られは図書室まで。ーオオカミくんと栞さんー

※画像はイメージ画像です。 ※特に強制はしませんが、読者はお好みの人物を投影しながらお読みいただくと、よりお楽しみいただけます。 反響、鳴り止みません。 シリーズ『お持ち帰られ喫茶店』が、大好評です。これは、もう、じぶんでも認めぬわけには行きませぬのぬ。 なに、『のぬ』て。 いや、聞かれても困ぬのぬ。だって、意味などないのぬ。『ぬ』だけだと重いのぬ。『の』だとガーリーだからかもなのぬ。 全国百万人の童貞諸君!お待たせした。 今回は、君たちの遠い未来の話ではない。 あ

27.分岐点は君がため①

“人に迷惑をかけない”  それは恋愛においても、彼女に対しても変わらない。  むしろ、大切な人ほどその想いは強くなる。   小学生の頃、迷惑をかけてしまったことで女子たちに虐げられた思い出がある。[10.何が迷惑になるかわからないから 参照]  それ以前から女子と喋ることが苦手な部類だったが、ますます苦手になった。それが風化したのち、いじられキャラとして定着し、いじったり、いじられることによって女子とも絡めるようになり仲良くなった。仲良くなったといっても、基本的にはいじった

幸せでいてね

君と別れてから、なんでか続かない私の恋愛。君のことを忘れて、吹っ切って進んでいるはずなのに。 東京に行った後、20日になってすぐもらったLINE。連絡しようかと思ったけど辞めた、彼氏持ちと会わないよ、彼氏とは別れたよ^ ^。なんて会話を交わして、私のあまりにも続かない恋愛事情について軽口を叩いていた。 2週間前位に彼女できたよ、言わなきゃと思ってたけどなんか言い難くて笑 2つ言おうと思ってて、の後にスマホを機種変したなんてどうでも良い話をされたからほっとしていた自分を恨

お持ち帰られ喫茶店❹|ささやく声が、とどく距離。

※画像はイメージ画像です。 お持ち帰られ喫茶店、大好評です。 考えてみれば、この世には男の自慢話があふれている。溢れているというか、もう、そこいら至るところに自慢話が転がっている。 というか、とっ散らかっている。 犬は歩かずペットカートに乗せられて、棒にあたることはなくなった。しかし、男の自慢話にぶつかる時代である。 男は自慢話がしたいのである。 したいの、したいの、自慢したいの! 自慢〜自慢〜自慢ばなしのはなし〜♪ 「俺の、俺の、俺の話を聞け〜♪」モードである。

夢で会うひとたちへの手紙

 いつもよりずっと長く眠り、途中で起きたとしてもまた眠ることを繰り返した日、夢の中で懐かしい人に会った。  夢の中はその人とかつて一緒に過ごした冬で、尖った寒さにもかかわらず色合いの美しい季節だった。  完璧な背格好、長い手足が映えるスーツ、切れ長の目で優しく笑いかけてくれる仕草。この人のことを懐かしく思うときが来るなんて、と思うほど当時夢中に恋をしていたので、ひどく寂しい気持ちになったのだけれど、また会えてよかった。もう会えないと思っていた。  夢の中で起こることなど現実

29.分岐点は君がため③

 元カノ・Kちゃんとのお話。     [前話:28.分岐点は君がため②]  Kちゃんと付き合うことになった俺は、とりあえず近畿で転職活動することに決めた。しかし、まったく進んでいなかった。“人に迷惑をかけない”そんな俺に、そもそも目標や夢なんてない。特にやりたいこともない。  人の役に立つことがしたいという気持ちは漠然とあった。人の役に立つとは、どういうことなんだろう。人の手助けを必要としているのは、どんな人たちだろう。病人・ケガ人、障害者、高齢者、子ども、被災者……考え出

28.分岐点は君がため②

 元カノ・Kちゃんとのお話。     [前話:27.分岐点は君がため① ]  Kちゃんとの出会いは23歳のとき、とあるチャットアプリだった。Kちゃんは同い年で看護士。住まいは同じ近畿だが、お互いの最寄り駅までは1時間ほどの距離だった。連絡を取り合っているうちに意気投合し、毎日連絡を取り合う仲になった。  Kちゃんと出会った頃、俺はリラクゼーションサロンで正社員として勤務していたが、辞めることを決意していた。入職当初から辞めたいという気持ちはあったがズルズルと2年弱、会社の

【詩】海の欠片

海に心を浮かべたら 波がどこまでも揺らめいて 行き着く先は願う先 あの夏の海岸で 二人で付けた足跡に 静かに打ち寄せられたなら そっと想いを辿りつつ まだ疼く残り火を 小さな海の欠片に変える 今度こそ 時の波間に置いて行く あのきらめきの中に 置いて行く 見送る心に沁みるのは 海の水か 涙の水か 詩集が出ました

気持ちの行方

うまくいかない日もあるけれど、 うまくいかない日の方が格段に多いと思ったのです。 ………なはずじゃなかった。 そんなふうに、考えてしまいがちだと。 人生悪いことばかりではないと思うように努力はしているけど、 過去に戻りたいかと聞かれたら 戻りたい時期は沢山ある。 あの頃は本当に楽しかった。 失敗も沢山して涙も沢山流したけれど、 いくら思っても戻れないから。 これから先の人生をどうにかするしかない。 自分の未来を良くすると、必ず輝くのだと信じること。 何よりも日々の

ネガティヴです

大切な人がどんどん変わっていく気がするのです。 出版してから、お一方やたらと言ってくるのです。 「読解力が無くて悪いね」 「文章力が無くて申し訳ないね」 「ごめんね、言葉を知らなくて」 「言っていることが一回で分からなくてごめんね」 ……。 傷つく…。 そんなこと今まで一回も言われたことは無くて。 ただ普通に会話してるだけなのですが…。 なんだか傷付きますね。 その方にも小説を読んでほしいけど、私がどんな本を進めても、 「じゃぁ読み終わったらどーゆー物語だったか教え

note一年が経ちました🕊️

一年通して色々と環境の変化もありましたが、 休まずに更新できているみたいです🕊️✨ 今日は、1年前はどんな記事を書いていたか見ておりました。 記事は1年前ですが、できごとは2年前になります。 決して忘れない。 そんな意味を込めて貼り付けさせていただきます。 今でも大好きな子への想いです。 もっと生きてほしかった。 今でも、いてくれたらな…。 そう思うことが多々あります。 本当に大切でたまらなかったのです。 今も抱きしめたくてたまらない。 文章を書いているときも、 何時

33.初恋③ 恋の定義

 恋の定義とは、  なんじゃぁぁぁあああ  恋に定義なんていらねぇぇぇ  そんなもん考えるな   感じろぉぉぉ wow wow wow  他の人には感じない特別なその感じ  それが恋じゃぁぁぁああ ahh ahh ahh  それが恋でいいだろぉぉぉ oh Baby  理屈じゃねぇ 感じろ   心で感じよ   にんげんだもん                  by  jiiさん    *   *   * [前話:32.初恋②  「自分」と「恋愛」]  ――高

『あるある』と『夢物語』

自分が昔書いた記事を読み返しておりました。 この記事は、恋した女の子の表面上と心の中の気持ちを書いたのですが。 『あるある』だと思いながら書いておりました。 でも実はドラマや漫画などで登場するような、 『夢物語』のような、とても貴重な気持ちだったのではないかと。 今ではそう思ったりもします。 書いた時から変わらず持っているこの気持ちは、現実にあったら幸せな経験ということです。 ゜゚・*一生のうちで出会えたら奇跡みたい*゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.

【note創作大賞2024恋愛小説部門】君は僕のアンドロメダ⑦

【第2章】『天体観測』 僕たちはお互いの話をした。 長い長い夜だった。 星の輝きを見つめながら。 月の光に照らされながら。 君の涙を拭いながら。 二人の過去の話をした。 覚えている限り鮮明に僕たちは記憶を交換した。 忘れないように。 彼女がこれからもこの世界を生きられるように。 君は僕に記憶を託した。 辛いことも苦しいことも。 何一つ包み隠さずに。 僕も記憶を君に渡した。 僕が話し終えると君はゆっくり頷いた。 「…そっか、そんなことがあったんだね

他の人と比べないで

『一般的には』・『普通は』 ……いつ聞いても傷付く嫌いな言葉です。 障害を持っている方々と一緒に働いていて分かったことがあります。 個人的な意見になるのですが、やはり真面目で長けている事も多くて。 そして心が優しい🥺 チャンスとは比較的平等にあるのではないかと思いました。 時間が平等などとは、生きていて一回は聞いたことがあります。 「そんなことないよ」と反対の意見を言う人もいるでしょう。 確かにそうかもしれません。 チャンスに対しても色々突けるところを探したらキリが

秋桜 | 20字小説

振り向けば今も そこに君がいる気がして…。

スクリーン越しに(スクリーン・04)

「わける、へだてる、かくす(スクリーン・03)」で予告したように、今回は「ついたて・衝立」の出てくる小説を取りあげます。  昨年十一月に亡くなった山田太一さんの小説『飛ぶ夢をしばらく見ない』です。今回の投稿は、タイトルを改め、若干の加筆をしての再掲載です。 「スクリーン」という連載で『飛ぶ夢をしばらく見ない』を取りあげるのは、そこに出てくる「衝立」(ついたて)が、「さえぎる、うつす、とおす」という三つの機能や役割をそなえている、広義の screen(スクリーン)にほかなら

断る(休む)電話には、かなりの勇気がいる。上司の思いってこんな感じなのかな?

プライドの高い人。 感情的になりやすい人。 気分屋さん。 そんな状況で放った一言が相手の人生を狂わせるかもしれない。 電話するのに極度に緊張をして手が震える。 ヒヤヒヤしながら…。 電話が終わった時、思っていたよりも相手が優しかったら心底ホッとする。 もしも、 「ふざけるな」なんて言うなら本当に疑ってしまう。 だって、簡単に決めているなんて無いのですから。 相当悩んで答えを出していることを頭に入れてほしいと願ってしまう。 次の日、出勤したらもちろん謝りに行く。 そこで

感情の激しい一日でした

自分が居やすい場所、 心地よい場所、 気持ちよくいられる場所… 今日はとっても疲れましたが、嬉しいこともありました。 仕事で、 「あなたと話していると楽しい」と、言ってもらえたのです。 それだけで涙が出ました。 昨日の記事にコメントを下さった方もありがとうございます。 本当に、嬉しいですね。 寄り添っていただけるコメントって、 こんなに嬉しいと、顔がパァッと明るくなりますね🕊️🍀 私、頑張ろう。 そう思えました。

言葉は運命になり、引き際に真価が問われる

 口にする言葉のひとつひとつが運命を決めていってしまう。  受け取る言葉についても同じで、ことに親しい人との関係において、そう切に思う。   どんなときも礼儀や愛をもって言葉を選べる人でありたいと思うとき、衿という人を決まって思い出す。決意が揺らいでしまったときも、必ず。  繰り返し読んで、頁をめくるときのかんじがやわらかくなってしまった「薔薇の木 琵琶の木 檸檬の木」という本の中に衿がいて、私は彼女を心底好きだと思う。その本には11人の女性が登場し、うち4人を特に好きで

相変わらず決まらず。

気持ちは120%決まっているのに、 どうにもできない…。 お願いだから、どうにかならない? そう考え始めて一体どれくらいの月日が経ったのでしょう。 私は最近、ずっと同じことを考えています。 本気でどうにかしたいのに、やっぱり難しい。 難しい試練も乗り越えて来たつもり。 「あ、死ぬってこんな感じなんだ」と思った病気をしたこともあったけれど、生きたいから乗り越えられた。 だから…自分ならきっとできるはず!って心に言い聞かせているけど。 今回は本当に難しい😖 物理的な問

マッチングアプリで付き合った人が、大好きな人になった話

大好きな彼と付き合って、先日2年半を迎えた。 2年半となると、そう盛大に祝うようなものでもない感じがするけれど、私の中では「彼氏のことが大好きになって2周年記念」の、ちょっとした節目である。 そう、今でこそ、虎視眈々と妻の座を狙い、隙あらば抱きつき、会えない日は電話で「大好きだよ!」と囁き続けているけれど。 付き合った当初は、大して好きではなかった。 アプリで連絡取り始めて3ヶ月、出会って2ヶ月、デートは4回目。 居心地の良さと、LINEをしてて苦にならないテンポ感が良

人の恋バナが聞きたいBBAが聞いた令和の恋バナ

人の恋バナが聞きたい妖怪は、夜の飲み屋に出没する。 そう、その正体は、私である。 私は、人の恋バナが聞きたい。 恋バナは心の栄養である。 カッサカサのアラフォーの心を潤してくれる素晴らしき酒の肴である。 🍻 それはある晩のことじゃった。 わしは複数名で酒を飲んでおった。そこに一名、職場の女子とお付き合いをしている男子がおった。お付き合いは内緒にしているとのことじゃった。英断である。 わしは過去に職場で付き合って、別れて気まずくなった男女を見たことがある。周りも気を遣う

短編📕好きな人の『香り』が好き

貴方は器用で、何でも美しく見せることに長けていて。 でも決して自分を大きく見せず、 クシャッと子どものように笑う。 だからいつも周りから人が集まるのでしょうね。 私は見ていてい羨ましかった。 だって、私には何も無い。 会話も笑顔も、連絡先なんて夢なのだろう。 『繋ぐもの』が何でもいいから欲しいと。 そう思って仕方がないけれど、 いくら考えても不可能だった。 だって貴方と私は上司と部下で、私の想いを悟られてしまえば、仕事に支障が出てしまう。 ただただ目で追うばかりで

12月12日0時過ぎ。電話で彼氏にフラれた。

17年前の、りすこ 12月12日0時過ぎ。 電話で彼氏にフラれた。 納得が行かず、彼氏を呼び出し、 車で桜木町へ。 ネオン輝く観覧車を眺めながら 説得されて別れることが決定し、2時頃帰宅。 泣きながら泣き疲れて眠り 夕方から夜勤。 12月12日産まれの 双子ちゃんに シロップをあげながらまた泣いた。 あなたたちが今日産まれてくれてよかった。 赤ちゃんは他にもたくさんいたのだけど、 「今日産まれた双子」 なんとも尊くて あの顔は、 私を励ましてくれていた。 彼を失っ

日記:10/9(水) ・ふるさと納税は素晴らしい制度💖 →両親に返礼品が届き、とても喜んでもらえて嬉しかった😊 ・LPガスの保安管理技術がなかなか覚えられない💦 →用語を覚えることからもう一度基礎固め📗 ・「沈黙は金」 →常にこの言葉を自分に言い聞かせて、無駄な発言をしない!

【note創作大賞2024恋愛小説部門】君は僕のアンドロメダ④

翌日も理学療法に行かなかった。 また体に力が入りにくくなったと朝の診察で伝えると午後に検査室へ行く運びになった。 いつも通り身支度を整え看護師さんに検査室まで付き添ってもらう。 移動する時にりずちゃんとすれ違った。 ばちっと目が合って私の心臓にある砂時計が砂を落とすのをやめた。 りずちゃんも私の顔を見つめて歩くスピードが少し落ちる。 りずちゃんの口が言葉をだそうと動き始めるのが見えた。 2人の「また明日」の約束を破って理学療法を休んでしまったことの後ろめたさが襲

📕振り向いてほしい人は、ひとりだけ

振り向いてほしい人は、ひとりだけ。 けれど想っている相手だけに、届くことは無かった。 他の人に相談に乗ってもらっていたら、 思わせぶりな態度をとっていると言われ、 逆に好きになってもらってしまい…。 ごめんなさい。 私にとっては誰でもなく、ひとりだけなのです。 切ない…。 この気持ちは宝物です。 けれど、神様は許してくれるのでしょうか。 叶わぬ恋です。 でも、もしかしたら叶うのかもしれない。 止められないこの気持ちは、一体どうしたら良いのでしょう。 ただ、一人の人

見上げる月|#詩のようなもの

何故なんだろうね? いつもは「素直」と言われるのに 貴方には・・・素直になれない 会わないからかな? ふたりは「好きだ」と分かるのに 貴方には・・・好きだと言えない 季節は 目の前で ウインクしながら過ぎてくけど ただ 黙って見送るだけで・・・ いつかーーーSomeday, 月が満ちるように 時が満ちるのかな 夜空見上げてみた Someday・・・ ▶Que Song 素直になれない/JUJU feat.Spontania 動画のリリックが沁み

生きつづけるために必要な人たち

どうしても許せない事がありました。 ・大切な人 ・大切な人の大切な人 ・大切な人の趣味や好きなもの ・自分の大切な趣味や好きなもの 否定する発言をした人がいました。 本当に許せないです。 理不尽だと思いながらも謝りましたが…。 きちんと怒ってます。 幸せと言ってる人の話を否定し、馬鹿にした。 本っっっ当に許せない。 言った事は聞いていなくて、覚えてもいない。 この前言っていた事と真逆の事を言って他人を傷つけた。 『怒り心頭に発する』とはこういうこと。 私は怒るの

彼の人生ごと愛しているから

恋人は常にフラットで感情的にならない人なのだけど、最近、彼の人間らしい一面を久しぶりに見た。 あれほどわかりやすいのは珍しいのでとても印象的だった。 最近転勤になった職場の先輩(上司)のことを彼はかなり慕っていて、「転勤になるみたい」という話を私に話してきたときの表情から滲み出る寂しさとか不安とか、珍しいから尚更かもしれないけれど見ていて私まで切なくなった。 転勤の理由は売上を上げるための引き抜きみたいなもので、その人の実力なら任されて当然だと彼は話してくれた。その人な

「遠い別れと再会」―詩―

遠ざかる・・・ 小さい水滴のように 消えていく 君が 旅立ってしまった {都会で 編集者の勉強をしたい} それが 君の夢だった ホームに 立ち尽くし 君の影を 運ぶ列車から  目が どうしても離せない 「じゃあ またね」と 振った手が 降ろせない 遠い別れに ボクは ホームのベンチから 立ち上がれず 君に 渡し忘れた 餞別の品を 握りしめている 運命の神が 心に開いた穴を  容赦なくハサミで 大きく 切り裂いていく 音がする 高校の 校舎の窓から いつも 君が下校してい

「ほおづき色の夢」―詩―

ほおづきの 実は あの人の 夢のよう 柔らかな 包の中で ゆっくりと 膨らみ 色づく ほおづきの 茎は あの人の 襟足のよう 薄緑が 寂し気に 陽ざしの中で 揺れる ほおづきの 葉は 二人の 祈りのよう つましく つつがなく 過ごせますように あの人が ほおづきを 吹く ピィウ ピィウ 夕焼け空の 渡っていく 寂しい音色は ねぐらへ戻る カラスたちを せき立てる (2022年の作品のリライトです) #忘れられない恋物語 #詩 #Poetry #lyric #抒情詩 

笑って泣いて暮らしを紡ぐ

新居への引越しが終わり、ようやく落ち着きました。 前回の記事読んでくれた方ありがとうございます。今まで書いたnoteのなかでも結構思入れのあるnoteになったので読んでいただけて嬉しいです。ほんとうに、いつも大事な時間を割いて読んでくれてありがとう…。 引越し前はnoteにも書いた通り結構寂しさが込み上げてきてセンチメンタルになっていたのですが、新居も新しい街もとっても素敵なところで今はとてもハッピーな気持ちです。 ということで、いろいろと振り返りながら今の暮らしに至る

DEAR 変化前の自分

周りに居てくれる人に嫌われるんじゃないかって、いつも不安に襲われて。 自分に嘘をつきながら生きていたね。 ついに自分を裏切ってしまった時もあったね。 いくら周りの人に恵まれていても、 自分が自分を求めていなかった。 身体の異変に気付けなかった…。 罰を与えられたのだと思った。 とても、とても辛くてしょうがない。 よく乗り越えたね。 だからこそ夢を持てた。 どうしてもスポットライトを浴びたいとも思えたね。 ………………………………………… そして今、私は 「人の心

「涙で消せない恋の炎」ー詩ー

雨粒が そっと落ちるように ポツリ ポツリと 郵便受けに 届く あなた宛ての 手紙 「さよなら」という言葉だけ 投げかけて 部屋を 出て行ったあなた 室内には あなたの影が まだ 住んでいるよう あなたが 置いて行った 置時計 その針が 進むほど あなたが 遠のいていく いっそ 庭のあんずの木の根元に 埋めてしまおうか 人は「早く 全部 片付ろ」と言う 散らばった 想い出の破片を どんな カバンに 詰めて 送り返せば いいの・・・ 夕闇が 迫るころ 隣近所の 「ただい

くすり指

 目のくりっとした、可愛いい、活発な女の子だった。 中学校の同じクラスなので、何かあれば、別に気にすることもなく教室では喋っていた。  ある時、どこかで傷つけたのか、自分の左手のくすり指から血が出ていた。 こちらは全く気付かなかったが、 「あれ、南江くん、指を怪我しているよ」 「え?」 「絆創膏を貼ってあげるから、ここに座って」 と、教室の机をはさんで、椅子に座らされる。  小さな花柄の小袋から絆創膏をとりだし、手際よくくすり指に巻く。  その、細い指先を、じっと見

超短編📕心の冒険

私は電車の中でいつの間にか眠ってしまったみたい。 起きた時に見ていた夢を思い出していた。 記録しておかないとすぐに忘れてしまうから。 私はメモ帳とペンを取り出した。 深い眠りの中に小さな物語があった。 私の身体の中にはもう1人の私がいる。 それは『心』という名の私。 姿は見えない、声も聞こえない。 表情さえも分からない。 そのはずなのに、頑張って叫んでいるみたい。 「もっと私の声を聞いて!お願い、もっと私を大切にして!」 私は、自分の身体を犠牲にしてでも譲れない体

父親とギックリ…

9月22日、私は楽しい日になると思っていたのです。疑うこともしませんでした。 けど、振り返ると心に沢山の矢が飛んできてしまった。 結構凹んでしまいました。 ただ、凹む時間がかなり勿体ない。 それでも一緒に生活していれば窮屈になって来てしまうものですね。 昨日と言うことが違うと思えば、2時間後にはまた違うことを言っている。 私が言われて行動することに対して、批判しかないのです。 言われたことしかしてないのですが、 「臨機応変という言葉を知らないの?」とのことで…。 言い

超短編📕心に寄り添いが欲しい

いつの間にか、嫌われていく方が楽になっていた。 まともに喧嘩をすることま多くなった。 褒められたかった。 ごめんなさい。 こんなに体調に関して言われると思わなかったから。 きっとね、心の熱を測ったら40度あるかな。見た目では見えないかもしれないね。 でも、かなり辛い…。 分かってもらえないだろうね…。 今は薬で普通に話せるように心に包帯を巻いただけ。 なのに、自分がいけないのかな…。 本当に身体が40度以上あった時は病院に連れて行ってくれたじゃん。 点滴もしたじゃん。