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大聖堂の中のアート ウサギとキツネとサルのブロンズレリーフ

1か月前

本生譚(ジャータカ物語)の現実味。

5か月前

ジャータカ488 煩悩によって欲望を起こす修行僧がいた。彼の境遇に覚者の気づきの兆しを見出した師は、前世で誓いをたてた賢者たちのことを語った。 釈尊「我々はあなたの踊り手ではなく、あなたの戯れの相手でもない。神々の帝王よ、人々は欲に追い立てられるが、我々が欲を讃えることはない」

1年前

ジャータカ526 出家してからも妻に恋い焦がれる修行僧がいた。彼の話を修行僧たちから聴いた師は、彼の境遇に覚者の気づきの兆しを見出し、前世で女の誘惑に修行を捨てた仙人のことを語った。 釈尊「己を宿命を知らない、哀れな者にどうして執着するのか。友情のない者にどうして愛情を持つのか」

1年前

ジャータカ468 務めを果たさず仏の教えも疎かな王がいた。挨拶に訪れた彼を戒めるため、師は前世で人びとを集め規範を説いた王のことを語った。 釈尊「人びとは良く気をつけることで、実りある暮らしができるだろう。あらかじめしておかないと後悔することになる、十(とお)のことを説こう」

1年前

ジャータカ495 布施を行うため、相手をよく吟味する王がいた。彼について、修行僧たちの話を聴いた師は、前世で戒律を守る博識な婆羅門を探し求めた王のことを語った。 釈尊「陛下の望みは、難しい事です。俗世間での婆羅門に十種あります。日々俗事に勤しむ彼らもまた、婆羅門と呼ばれるのです」

1年前

ジャータカ440 師が修行僧たちと歩いていた。不意に師が微笑んだので、長老が理由を尋ねた。師は前世で仙人だった自身の行いについて語った。 釈尊「遺産とは先代が彼岸に持って行けなかった財産である。物は、生命でさえも、寄る辺ないものだと、いま気づかされた。真実をみる智慧を私は掴もう」

1年前

ジャータカ484 出家した身で、親を養おうとする修行僧がいた。彼の境遇に覚者の気づきの兆しを見出した師は、前世で田圃の番人に捕らえられたオウムの王のことを語った。 釈尊「親は子を養い育て、子は親を養い助けます。弱い者と傷ついた者たちに心を寄せる行いを、賢者たちは財産と呼ぶのです」

1年前

ジャータカ481 思い通りにならないからと、腹を立てて悪口の止まらない長者がいた。彼について、修行僧たちから話を聴いた師は、前世で讒言のため墓穴を掘った司祭長のことを語った。 釈尊「先生、口を慎まなかったため苦しい目に遭ったのは、あなたばかりではありません。私が命を助けましょう」

1年前

ジャータカ479 修行僧たちが説法場に集まり、ある長老の行いについて話をしていた。彼らから話を聴いた師は前世で、菩提樹を供養した王のことを語った。 釈尊「王様、この地は地上の要(かなめ)です。王様の象が、要(かなめ)を越えることは出来ません。象を降りて礼拝されますように願います」

1年前

ジャータカ478 修行僧たちが、覚者に至るための師の巧みな導きについて話していた。彼らの話を聴いた師は、前世で国王に修学費用を融通させた婆羅門のことを語った。 釈尊「己の悩みを聞かれもせず話す者がいる。好意のあった友は敵となり、心配してくれた友も苦々しく思う。まず心穏やかにあれ」

1年前

ジャータカ464 親に出家させられ不満の出始めた王子たちがいた。彼らの境遇に覚者に至る智慧の発現を見出した師は、前世で三千五百もの若い雌鳥の取り巻きを従えたクナーラ鳥のことを語った。 釈尊「女を求めて励もうとすれば、苦しみを抜けた世界に辿り着くことはないだろう。欲は遠ざけなさい」

1年前

ジャータカ462 ひとりの修行に手応えを掴めない男がいた。出家を投げ出した彼の境遇に覚者の気づきの兆しを見出した師は、前世で賢者の戒めに従い王となった百人兄弟の末の子のことを語った。 釈尊「あなたさまは父王から領地を受け取らず、都で地主となりなさい。市政の人々に道を学ぶのです」

1年前

ジャータカ457 師を目の敵にして、殺そうと企む男がいた。修行僧たちから彼の話を聴いた師は、前世で道に鉢合わせたもの達のことを語った。 釈尊「おまえが闘いに臨もうとするなら、よいだろう、道は譲ろう、罵りも受けよう。おまえに目上や敬うべきものがいないというなら、仕方のないことだ」

1年前

ジャータカ450 施しの誓いを果たす修行僧がいた。修行僧たちから話を聴いた師は、彼と修行僧たちに前世で代々続く施しの誓いを反故にした商人のことを語った。 釈尊「彼は嘘つきだ。牛のえさを我らに施し、食あたりになった様子を見て、食事をすり替えた。この性悪者を救うため、我らは来たのだ」

1年前

ジャータカ448 富を奪い取るため、殺しを企む男がいた。修行僧たちから話を聴いた師は、前世で鷹を追い払った 鶏のことを語った。 釈尊「多くの敵は企みを隠し、友人に見せかけて擦り寄ってくる。すぐさま我に返ることが、企みを退けて、飢えた敵を遠ざける。彼らは切り捨てなければならない」

1年前

ジャータカ445 恩義を忘れ逆恨みする男がいた。修行僧たちに男の話を聴いた師は、前世で友の計らいに将軍となるも欲深い幼馴染のことを語った。 釈尊「焼かれた種が芽吹かないように、愚かなものは恩という恵みを受けても芽吹かない。よい畑に蒔かれた種のように、恩を忘れぬ人には恵みが花開く」

1年前

ジャータカ434 食べることに貪欲な修行僧がいた。彼の境遇に覚者の意識を授かる機会を見出した師は、前世であちこち食べ歩くカラスのことを語った。 釈尊「君は必死に食べ物を求め、無理強いをして他人を損ない、その場限りを楽しむ。心の豊かさは、食べ物の豊かさで顕されることではないのだよ」

2年前

ジャータカ430 乏しい食事での修行について、修行僧たちが話し合っていた。話を聞いた師は、修行中の貪欲な行いについて、前世で枯れ果てた樹と過ごすオウムのことを語った。 釈尊「もたらす恵みのために相手を尊重し、用向きが無くなれば相手を見捨てる。自分勝手な行いは、愚か者の仕業である」

2年前

ジャータカ383 化粧した女を見かけて、落ち着きのなくなった修行僧がいた。修行僧に覚者の兆しを見出した師は、前世で牝猫に誘惑された野鳥のことを語った。 釈尊「優しい言葉で誘惑するものがいる。誘惑に気がついたときは、苦しみに囚われている。優しい言葉を聞いたとき、友か敵かをみるのだ」

2年前

ジャータカ373 息子を溺愛する国王がいた。息子に執着して説法を聴かない国王に対し、師は前世で王子の叛逆を退けた王のことを語る。 釈尊「今後のため、三つの詩を授けましょう。然るべきとき、唱えて下さい」(将来王子によって災いが引き起こされる。上手い喩え話で、災いを遠ざけてもらおう)

2年前

ジャータカ366 心に落ち着きのない修行僧がいた。覚者の気づきを得る兆しを見出した師は、修行僧から理由を聞き、前世で魔物の罠を逃れた隊商長のことを語った。 釈尊「欲望は蜜と感じる毒であり、苦しみを生む。欲望は肉体を縛る餌であり、煩悩を生む。よく考え、手放すことが、毒を避けるのだ」

2年前

ジャータカ352 父を亡くし、嘆く地主がいた。師は地主に頓悟の兆しをみる。師は地主の元を訪れ、前世で息子が父を救う話をした。 釈尊 「私が牛を世話する。死んだ牛を世話しても、生き返らない。あなたは祖父を嘆く。死んだ祖父を嘆いても、生き返らない。死の悲しみは、私と共に思いましょう」

2年前

ジャータカ346 僧侶たちは、王の施す食事に手をつけなかった。疑問に思う王は、師に尋ねた。師は、王宮の医療より粗末な食事で、病気を治した前世の行者について、話をした 釈尊 (施しは、慈悲の心を持つ者同士の、信頼の営みなのです。施される物より施される心持ちが、滋養となるのです)

2年前

ジャータカ337 修行僧が、布施について信者の悪口を言いふらしていた。悪口の原因は、修行僧の驕りにある。師は、前世で布施を受けた行者の行いを説く ジャー 「布施の仕方は、皆で違うのだと思いますよ」 (物事について、大切なことは、仕方の正しさではなく、意図を正しく知ることです)

2年前

ジャータカ328 妻を亡くした家長に、頓悟の兆しがあった。師は、思い悩む必要はないと家長に説いた。前世で妻と伴に出家した行者のことを語る ジャー 「壊れるべきものは壊れる。死は苦しい。私たちは今も死に向かう。嘆きよりも悲しみを、死者のことよりも私たちのことを、心に掛けるのです」

2年前

ジャータカ319 修行僧のうちで、色々な行いを良くする者がいた。師は、ある者の前世を修行僧たちに語った。その者は、行いを良くするが、悩みを抱えていた ジャー 「あなたの心に悪意がなければ、自責の心を鎮めなさい」 (他人の行いについても、自分のせいだと思い上がっては成りませんよ)

2年前

ジャータカ318 出家後も以前の暮らしが気にかかる修行僧。住んでいた家で托鉢するうち、修行を辞めると言い出す。師は、前世で泥棒と遊女に若旦那に起こった話をして、彼を諭した ジャー (その想いは執着なのです。想いは、本当のあなたと周りを騙して、伴にいたいと願います。離れるのです)

2年前

月にいるウサギ【ディアーナ様特集③】

ひとの罪ってなんだろう。それを裁くわたしはなんだろう。

3年前

#067熊野⇒補陀落渡海⇒ジャータカ物語

ジャータカ525 出家のありさまついて、師は修行僧たちに、前世で妻子と国を捨て出家した王のことを語った。 釈尊「かつて喜び愉しんだこと、嬉しく笑ったことを、思い起こしてはならない。移ろいゆく心に、身を寄せてはならない。優しさを育む心と助け合う心を拠り所として、世間から離れるのだ」

1年前

ジャータカ524 在家信者たちが心身を整える修行をよく果たしていた。彼らの様子を見守っていた師は、前世で身分と財産を捨て修行に勤めた賢者のことを語った。 釈尊「人間だけが、心を正しくあろうとする、己を怠けず務めようとする、これらを努力し続けることができるのです。私は出家します」

1年前

ジャータカ523 出家したあとも先妻のことが気にかかる修行僧 がいた。彼の境遇に覚者の気づきの兆し見出した師は、彼のために前世で天女に誘惑された仙人のことを語った。 釈尊「おまえに忠告しておこう。このヒマラヤには花のように美しい女性がいる。彼女たちの手に落ちないようにするがよい」

1年前

ジャータカ522 涅槃に入った長老がいた。彼について修行僧たちが話すのを聴いた師は、彼らの境遇に覚者に至る智慧の発現を見出し、前世で王たちの質問に答えた賢者のことを語った。 釈尊「賢者は欲について観察する。変わりゆくもの、思い通りにならないもの、損なわれていくものだと知っている」

1年前

ジャータカ521 説法を聞くため王は師のもとを訪れた。師は前世で三羽の雛を子供として育てた王のことを語った。 釈尊「偉大な人間は五つの力を持っています。統べる力が、三番目の力。生まれ育ちは、四番目の力。一番は慧の力です。智慧は知識を定め、名声を高め、苦しみのなかに楽を見出します」

1年前

ジャータカ520 国王としての行ないを正すため、師は前世で王の罪を咎めた樹木の精霊のことを語った。 釈尊「邪な王のいる国は、人の道に外れた者であふれる。守りのない田舎者は、意地の悪い強奪者に傷つけられる。夜には盗賊、昼には役人が、罪なき人を苦しめる。王よ、これは正義ではない」

1年前

ジャータカ519 献身的に夫を愛する王妃がいた。彼女について、修行僧たちが話すのを聴いた師は、前世で癩病の夫を介護した王妃のことを語った。 釈尊「夫の病いに寄り添い、病いを癒やし、回復を助けた妻がいる。彼女に褒美だけを与えて放り出すことは、彼女の真心を裏切る、悪しき行ないである」

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ジャータカ517 師の行いについて、修行僧たちが話をしていた。彼らの話を聴いた師は、前世で賢者の徳を王に質問する王妃のことを語った。 釈尊「賢者が王宮に仕えてから、賢者の悪行を見たことがない。私が賢者より先に死ぬことがあっても、彼は私の子供たちを安泰にしてくれるだろう。」

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ジャータカ516 師を殺そうと石を投げつけた男がいた。彼について、修行僧たちが非難するのを聴いた師は、前世で猿に受けた恩を仇で返した男のことを語った。 釈尊「あなたの頭は、今だけ己だけ欲望だけが満たされればよい、という念に囚われている。念が己自身を損なわないよう、気をつけなさい」

1年前

ジャータカ515 過去にも智慧者であった師の行いについて、師は前世で王の質問に答えた子供のことを、修行僧たちに請われて語った。 釈尊「己自身が無常であること。与えられた境遇を超えてはならないこと。真理の誤った行いを選んではならないこと。道理に外れた思いを執着してはならないこと」

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ジャータカ514 師の姿を見て泣き笑いした女の修行僧がいた。彼女の境遇に覚者に至る智慧の発現を見出した師は、前世で恨みを晴らして後悔した王女のことを語った。 釈尊「友よ、あなたは何故私を射るのですか。己のためですか、誰かに唆されたのですか。私は全智のため、あなたに撃たれましょう」

1年前

ジャータカ513 母を養いながら修行する僧がいた。彼の境遇に覚者の気づきの兆しを見出した師は、前世で父王を救うため夜叉に命を捧げる王子のことを語った。 釈尊「私を喰らえ。私に悪い行いがあるとは、心底思うところはない。私は生と死を繰り返す宿命から離れ、この世とあの世に同時にある」

1年前

ジャータカ512 祭りの酒に飲まれた婦人たちがいた。彼女たちの境遇に覚者の気づきの兆しを見出した師は、前世で飲酒が生まれた経緯のことを語った。 釈尊「恥じる心を持った人でも、酒に飲まれて無知になる、賢者であっても多くを語る。このような行いを招く酒が、たくさん入った壷を買いなさい」

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ジャータカ511 布薩を守る男女の在家信者たちがいた。彼らの境遇に、覚者の気づきの兆しと覚者の意識を授かる機会、覚者となる道の兆しを見出した師は、前世で半分ウポーサタを守った婆羅門のことを語った。 釈尊「あなたは夜に天界を楽しみ、昼に鬼となって苦しむ。前世でどんな行いをしたのか」

1年前

ジャータカ510 欲望と苦しみから離れた正しい行いについて、師は前世で王国を継がず出家した王子のことを、修行僧たちに語った。 釈尊「死は克服することもできず、離れることもできず、今にも私に迫ってくる。生と死を繰り返す業を捨て、法に身を寄せることは、自ずから己を安穏に導いてくれる」

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ジャータカ509 欲望と苦しみから離れた正しい行いについて、師は前世で国民全部と他所の六カ国の王たちが揃って出家したことを、修行僧たちに語った。 釈尊「書物の文字が真実ではない。あまねく物質が真実ではない。己の行いで掴み感じ取る、今瞬間のものこそが、己を正しい行いに導くのです」

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ジャータカ508 智慧ある者の行いについて、修行僧たちが師を称賛していた。彼らの話を聴いた師は、前世で四人の賢者による讒言を退けた大賢者のことを語った。 釈尊「王様。あなたの秘密が王妃によって明らかにされなくても、過去から現在、未来に至るまで、私はすべてのことを知っているのです」

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ジャータカ507 清らかな人が身を持ち崩すことについて、修行僧たちの境遇に、覚者へ至る智慧の発現を見出した師は、前世で少女に誑かされ国を追われた王子のことを語った。 釈尊「あなたは仙人の力を身につけ、空を飛び海を渡った。今は婦女の誘惑に駆られ、空を落ち海に沈んだ。気の毒なことだ」

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ジャータカ506 布薩について、師は前世で権力と繁栄を捨て布薩に入る竜王のことを、在家信者たちに語った。 釈尊「布薩の行いは、子供のためではない。財産のためではない。寿命のためではない。私は人間界に生まれ変わり、己の内に静けさと穏やかさを見出し、生死の輪廻を終わらせたいのだ」

1年前