念水庵

略称:水です。 水のように生きたいと思ってます。 会社員ですが休日は坊主です。 本気で…

念水庵

略称:水です。 水のように生きたいと思ってます。 会社員ですが休日は坊主です。 本気で参禅堂を建てます。 https://nensuian.com/

マガジン

  • 出家のすすめ

    「出家のススメ」記事をまとめています。覚悟と修行の力を信じられるかどうかです。人生に向き合う力のベクトルを変えたいときにそっと読んでみてください。

  • 念水さん小僧日記

    noteに上げた念水の小僧日記をまとめました。お坊さんとしての感想が中心です。無一文から参禅堂を建てるまでの心の軌跡。出家に興味ある人必見です(笑)note記事のインデックスみたいなものです。お気軽に読んで頂ければ幸いです。志があれば、お金がなくっても寺は建ちます。これ本音です。

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お池に花を咲かせましょう。

昨年末親友に頼んで、ミニバックホー(ユンボ)で庭に池を掘ってもらいました。琵琶湖をイメージして琵琶湖の地図をみながら掘り進めていただきました。毎週その池を見に行くのが楽しみです。雪深い土地なので、明日の土曜日は雪景色かもしれません。今年は暖冬のせいか雪が少ないのです。 水は豊富で山から自然に沢水が流れ込んできます。地面を掘っただけで一時間もたたずに水がたまり、なかなか抜けません。雨の日は工事中のため地表の泥が流れ込んで濁っていますが、晴れた日には澄んできます。さっそくアカハ

    • 行く春や目に鮮やかに山溶ける

      アイキャッチ画像が眩しくて、このタイトルにしました。 今朝はマキノの田舎に直行してます。 午前7時に予約投稿をセットしてあります。 この時間にはおそらく大津辺りでしょう。 6:30amからのラジオ体操を10分間してからすぐに出発(の予定)です。 わたしの朝活は、いつもは原稿整理からはじめます。 朝すっきりと目覚めてから20分間の瞑想。 歯を磨き、顔を洗い、珈琲をいただきます。 朝食はいつもはご飯と味噌汁と梅干しだけです。 今朝は土曜日なのでパン屋さんのパンをいただきます。

      • 俳句にはなぜ季語が必要なのか?

        川柳との違いといった区別ではなく、俳句そのものに焦点を当てて、俳句の持つ「嬉しさと楽しさ」を考えてみたいと思います。 悲しいときも辛いときも、その感情を季節にちなんで、下手くそながらも句にすることで、苦にならないことも多々あります。 マイブーム(ちょっと古い?)ですね。俳句は。自分なりに詠んでみると、(人様に観てもらうと下手すぎて恥ずかしいのですが臆面もなく) なんだか締めに小うどんを食べるようなものなんです{笑 スッキリして気持ちがいい。自己満足でしょうか。 俳句にお

        • 都会と田舎の喫茶店についての一考察。

          友人と二人、高校を出て田舎から東京に出たとき、真っ先にとある喫茶店に入ったことを覚えています。当時、田舎でも喫茶店はブームでした。おしゃれでコーヒーの香りに包まれた「純喫茶」は薄暗く、チョコパフェの有名な店は明るく、ジャズ喫茶では昼間からモダンな楽曲が流れてました。そうした田舎の賑とはまったく別の雰囲気が東京の喫茶店にはありました。「やっぱ違うね、東京は」と妙に複雑な心境で語り合ったことが懐かしく感じています。 なぜこのようなことを書くのかといいますと、じつは昨日東京本社と

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        お池に花を咲かせましょう。

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        記事

          参禅堂の基礎工事完了。

          小さなお堂ですが、わたしにとっては一大事業であります。 その基礎が昨日までに出来上がりました。 鉄筋コンクリートのベタ基礎は地震に強く安定的です。 これからの100年を支える礎であります。 これぐらい大見得を切ってもバチは当たらないでしょう{笑 いやあ、ほんとに喜んどるわけです。 なにしろ来月11日には建方という一大イベントが待っております。 六人が坐れる参禅堂の上棟式。上等やないですか。 玄関入ったら真正面に観音様をお祀りしますから観音堂でもあります。 目にみえるわけ

          参禅堂の基礎工事完了。

          わたしが毎日noteに投稿し続けるたった一つの理由と本音。

          「継続は力なり」などといった解ったようでわからない理由ではありません。3ヶ月続けてみて、noteはただのブログにはない大きな魅力があります。それは電子書籍とは全く違った「有料記事」の魅力です。 坊主である私にとって(以前にも書きましたが)「お賽銭」というより「ご寄付」を受ける仕組みとして最適であるというのが結論です。 本は、内容をざっと知るだけなら本屋さんで立ち読みするなり、本の要約をされているサイト(テキスト・動画)でリサーチすれば立ちどころにつかめます。「なにか面白そ

          わたしが毎日noteに投稿し続けるたった一つの理由と本音。

          水の瞑想「念水」

          「水のように生きる」を標榜して三ヶ月が経ちました。今日は「念水庵」命名の原点に立ち還り、水をテーマに詩を書いてみます。 池の水面をただ眺めているだけで時を忘れ安らぎを感じます。なぜかはわかりません。(理屈抜きに)もうこれは瞑想ですね。 「水の念い」 静かな湖面を渡る一つ一つの小さな波紋が、朝の光にきらめきながら物語を語り始める 山を流れる清らかな川の声 岩を磨き、道を切り開く力強さは、変わることのない生命の流れ 打ち寄せる波は、 古の記憶を砂に刻み、終わりなき世を教

          水の瞑想「念水」

          今朝は福井県美浜町の友人宅です。 今から準備して京都に戻ります。 昨日友人と二人で道路からの階段を作りました。 参禅堂の真正面に向かう来客用の入り口です。 ユンボあればこその土木作業でした。 私は石並べを担当。 おかげで背中のケンビキに痛みが走ります。 近くの温泉に浸かって温め♨️

          今朝は福井県美浜町の友人宅です。 今から準備して京都に戻ります。 昨日友人と二人で道路からの階段を作りました。 参禅堂の真正面に向かう来客用の入り口です。 ユンボあればこその土木作業でした。 私は石並べを担当。 おかげで背中のケンビキに痛みが走ります。 近くの温泉に浸かって温め♨️

          桃の苗木その名は「ぴーちん」

          今年3月16日に植えた桃(大玉白鳳)の苗木に花がついて順調に育っています。お手植え(笑)の桃は、まさしく桃色の花びらで可憐でありながら、たくましく健気で慎ましく、〇〇的な女性のようです。 法面に穴を掘って植えただけで、肥料は何もあげていません。植えたときにバケツ2杯分の池の水を流し入れただけです。 仕事の師匠からのアドバイスは「甘やかさずに見守れ」でした。 それだけですが、植樹後1ヶ月たらずで成長の証をみせてくれました。今日4/20も見に参ります。参禅堂の進捗もさることな

          桃の苗木その名は「ぴーちん」

          「有り難し ヒトに生まれて ホトトギス」 法句経に「人間に生まるること難し、やがて死すべきものの、いま生命(いのち)あるは有難し」とございます。 「ありがとう」の語源とされるこの言葉を、ホトトギスの囀りを聴きながら噛みしめております。 生きておる内に為すべきことを!

          「有り難し ヒトに生まれて ホトトギス」 法句経に「人間に生まるること難し、やがて死すべきものの、いま生命(いのち)あるは有難し」とございます。 「ありがとう」の語源とされるこの言葉を、ホトトギスの囀りを聴きながら噛みしめております。 生きておる内に為すべきことを!

          夢は「念」コミュニティ。

          安般念をご存知でしょうか? アンパンマンではありません(笑)アンパンネンです。 パーリ語の「アーナーパーナ・サティ」の漢訳で、呼吸に意識を向ける瞑想法とされますが、日本語では「念息」とか「数息観」と同義であります。短く「アパネン」と読まれることもあります。 今日は、仏教の解説を離れて、少し私の夢を聞いて頂きたいと思います。 子どものころ「大人になったら何したい?」といった質問をされて、すかさず「坐禅堂を建てたい」と答えたことを覚えています。 「坐禅堂?」と大人たちは訝し

          夢は「念」コミュニティ。

          最も影響を受けた禅僧|故ティク・ナット・ハン師のこと。

          ティク・ナット・ハン師は、ベトナム出身の禅僧であり、平和活動家、詩人、そしてマインドフルネスの実践者として世界的に知られております。 師の教えは、西洋の精神世界においても非常に影響力があり、特に「マインドフルネス」—意識的な注意と覚醒を維持する実践—の普及に貢献しました。彼の哲学と実践は、東洋の伝統的な禅思想と西洋の現代精神医学を融合させることで、多くの人々に心の平和をもたらす方法を提供しています。 師は「実践仏教」の提唱者として世界的に知られ、わたしは師の影響を多大に受

          最も影響を受けた禅僧|故ティク・ナット・ハン師のこと。

          こころの禅マスター。

          わたしの所属する曹洞宗では、永平寺と総持寺が両大本山でして、横浜市鶴見にある総持寺を開かれたのが瑩山紹瑾禅師であります。 わたしの法脈の中で最も曹洞宗を広められた禅師様であり、日本曹洞宗の禅マスターである道元禅師に次いで有名な禅師といえるでしょう。 今日は、その教えをわかりやすくお伝えしたいと存じます。 (極力、禅の専門用語を使わないようにして参ります) 曹洞宗の瑩山紹瑾禅師(1268年ー1325年)は、日本の禅宗、曹洞宗の重要な禅師の一人です。彼の思想は、日本における禅

          こころの禅マスター。

          ブッポウソウという鳥がいます。 仏法僧というのは仏教の三宝とされます。 この鳥は見たことありません。 三宝は拝むものです。 今朝は頭に浮かんだことをつぶやきました。 今日は月曜日ですから会社員の仕事に専念します。 鳥のようにせっせと、 子どもたちのためにエサを運びます。

          ブッポウソウという鳥がいます。 仏法僧というのは仏教の三宝とされます。 この鳥は見たことありません。 三宝は拝むものです。 今朝は頭に浮かんだことをつぶやきました。 今日は月曜日ですから会社員の仕事に専念します。 鳥のようにせっせと、 子どもたちのためにエサを運びます。

          オレンジの日に寄せて「色と果実がもたらす豊かな繁栄」

          4月14日、今日は「オレンジの日」だそうです。 この魅力的な果実がどのようにして私たちの生活に繁栄と豊かさをもたらしているかを少し考えてみました。 オレンジはその明るい色彩と豊富な栄養で、多くの人々に愛され続けています。この日は、それがただの果物でなく、生活に彩りと活力を与える象徴であることを祝うとされています。 オレンジ色の心理効果 オレンジ色は暖かく、元気を与える色です。この色は心理学的にも前向きな気持ちを強め、クリエイティブな思考を促進するとされています。 ま

          オレンジの日に寄せて「色と果実がもたらす豊かな繁栄」

          昨日まで仙台出張でした。 年に一度の羊の毛刈りの様子を見学してきました。 プロの腕は凄いものですね。 あっという間に丸裸。 あと、子羊に癒やされ、すっかり羊飼いの気分です。 もうすぐ放牧のシーズンがやってきます。 冬の間は干し草と飼料ばかりで、飽きちゃったかもです。

          昨日まで仙台出張でした。 年に一度の羊の毛刈りの様子を見学してきました。 プロの腕は凄いものですね。 あっという間に丸裸。 あと、子羊に癒やされ、すっかり羊飼いの気分です。 もうすぐ放牧のシーズンがやってきます。 冬の間は干し草と飼料ばかりで、飽きちゃったかもです。