鬼平(中村吉右衛門版)で1番好きかもしれない話が第三シリーズ最終回『密偵の宴』。 録画を何度観ても、いい! また夜観ようかな〜
今日は、歌舞伎座昼の部。吉右衛門追悼の秀山祭を観てきました。追善のつねで、一階のロビーの写真に手をあわせてきました。先週の土曜日、東京新聞の書評欄に、渡辺保先生の『吉右衛門』について書きました。ネットで読めますので、どうぞ。https://www.tokyo-np.co.jp/article/274347?rct=shohyo
渡辺保『吉右衛門 「現代」を生きた歌舞伎俳優』(慶應義塾大学出版会)を読む。歌舞伎の舞台水準が大きく変動していくなかで、過去を追慕するのではなく、現代を描こうとする筆者の熱意に打たれる。歌舞伎や文楽は、つねに過去を賛美してきた。未来を嘆いてきた。この本にはそんな旧弊がない。