ルートブリュック

V. 光のハーモニー〜旅のおわり

子どもの頃、太陽を何色で描きましたか? 自分はいつも赤でした。いつからか太陽を絵に描くことはなくなってしまいました。もしかしたらそれは太陽の色が赤だけではないと知ったからかもしれません。そんな時間や場所によって変化する太陽をルート・ブリュックはどのように描いたのでしょうか。



「色づいた太陽」(Värillinen aurinko, 5-2) は、白いタイルに黒で模様が描かれています。すべて

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🇫🇮 Kiitos paljon !
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IV. 偉業をなすのも小さな一歩から〜地球は青かった

今回の新潟会場では特別にグラフィックデザイナー亀倉雄策が収集し、万代島美術館に寄贈されたフィンランドの美術工芸品を見ることができました。亀倉雄策のことは全く知らなかったのですが、彼は1958年にフィンランドへ赴き、イッタラやヌータヤルヴィ、リーヒマキにも訪れたそうです。当時はタピオ・ヴィルカラがフィンランド館の会場構成を手がけたブリュッセル万博などでルート・ブリュックへの注目が集まっていました。

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🇫🇮 Kiitos !
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III. 空間へ〜自然に帰るもの

「蝶の研究者」(Perhosten tutkija, 3-1) のモデルは、ルート・ブリュックの父フェリクス。ピンで止められた蝶たちは背景に溶け込み、フェリクスだけに色がつけられています。その表情や蝶と虫メガネを持つ指の細さから繊細そうな印象を持ちました。それでもどこか存在感が薄くて、とくに彼が締めている黄色い蝶ネクタイがいちばん生気があるように感じられます。

フェリクスを亡くした後の「お葬式」

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🇸🇪 Tusen tack!
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II. 色彩の魔術〜先生って誰?

透明感のある釉薬がとてもきれいです。まるで深く深く澄みきった湖の底をのぞき込んでいるような色と質感。そしてモチーフとなっている果物や魚、瓶など、そのくっきりとした輪郭線によって、陶板がステンドグラスみたいにもみえてきます。初期の版画や陶器の図案の名残りのような「線」がとてもルート・ブリュックらしいと思いました。

とくに「魚の皿」(Kalavati, 2-8) や「ボトル」(Pullot, 2-9

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🇫🇮 Kiitti !
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I. 夢と記憶〜いつかの子どもたちへ

美術鑑賞ってどうしたらいいのか、いまだによくわかりません。マニュアルのようなものがあったとして、そこに書いてある通りに観ていくというのもなんだかおかしいような。つい、作品を観る前にキャプションを読んでしまったりして、シマッタと思うこともよくあります。

なにひとつの情報もないままでその作品を観たとき自分がどんなふうに感じるか。前回の例でいえば、作品の中にあるかけらと自分の中にあるかけらにどのくらい

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🇸🇪 Tack !
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旅のかけら〜ルート・ブリュックの軌跡

マイッカ灯台美術館のために多くのフィンランドの芸術家やデザイナーのことを調べてきた中でいちばん好きになったのがルート・ブリュックでした。彼女のフィンランド本国や世界的な評価はまったく知らなかったのですが、とにかく自由で独特で、孤高の存在のように感じたからです。

昨年、東京ステーションギャラリーで開催されたルート・ブリュック日本初の展覧会。行こう行こうと思っていたのですが、なぜかタイミングが合わず

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🇸🇪 Tusen tack!
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セラミックアートの第一人者

はじめまして、ルート・ブリュック ブルーシープ

フィンランドのアーティスト、ルート・ブリュック
アラビア製陶所の専属アーティストとして1940年代から80年代にかけて活躍。

この本では、9つのキーワードでルートの魅力を紹介。
皆川明、酒井駒子、志村ふくみなどが寄稿してます。
可愛らしい図案の蝶や鳥からミニマムな大壁画の作品まで。

現在、新潟県立万代島美術館にて個展開催中。
シロネプレッソにて

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模様替え

newエアコンが部屋を快適にしてくれている。
ネットでポチッた翌朝にエアコンが到着し、それから設置業者探しの旅に出て、交渉したら翌朝やってきてくれて…無事最短で設置(o^―^o)

この夏はずーっとうちに籠る予定だし、エアコンの効きの良い場所で
動線よくアレやコレやの仕事をするといいんじゃないか…と思い立ち、
夏限定の模様替えをした♪

作業部屋から出て、割とオープンな場所へ机を置いた。最低限の道

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また遊びに来てください♪
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大きな木とルートブリュックに逢いに♡

吉祥寺で「小さなルートブリュック展」が開かれるというのを聞いて
行くタイミングを心待ちしていた。

雨降りではない日に…まわり道しながら自転車で行こう♪と思って。

家に篭りがちになって、時々マイナスイオンを欲するようになり、
大きな公園の大きな木に逢いに行った。

自転車を停めて。池の周りをぐるりお散歩。

視界が開ける景色をみるって、時々は必要なのかも。
私が住む区の善福寺公園。
ひとりでベン

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うれしいです(o^―^o)ニコ
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lounas = ランチ

雨が止んだので、お昼は istut のランチボックスにしよう、と自転車で荻窪へと向かいます。その日のメニューはポリライネンとビーツのケイット。keitto はフィンランド語で「スープ」のことですね(毎日5分の単語勉強の成果が、笑)。さて、Porilainen とは。

Suomalainen が「フィンランド人、フィンランドの」ですから、Porilainen は「ポリの人、ポリの」という意味でしょ

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🇫🇮 Olen iloinen !
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