Satoko Nishino

会社員を経て2020年12月に独立. つぎてとして活動中 このnoteでは記憶に残っ…

Satoko Nishino

会社員を経て2020年12月に独立. つぎてとして活動中 このnoteでは記憶に残ったミュージアム、地域で出会ったヒト、日々の暮らしの中で感じたことを不定期に綴ります.

マガジン

  • もう一度訪ねたいあの美術館

    再訪したいと思っているミュージアム、記憶に残る企画展、常設展、美術館の記事です

  • 読んだ本の記録

    覚えておきたい本の記録を残しています

  • あとでゆっくり読もう〜

    noteをみていて気になった記事、繰り返し読みたい記事を紹介しています

  • ひとりごと

最近の記事

養老先生の虫展に行く

大分の大分県立美術館(OPAM)で開催中の「虫展」。大分に住む仕事仲間の友人がこの企画展に携わっている。「行きたいけれど大分に行く仕事もないし、ちょっと難しそうなのよねー」と伝えると、「鎌倉で養老先生の企画展をやっているよ」と教えてくれた。 教えてもらったらからには行かねば! そんなわけで、汗をかきかき、鶴岡八幡宮内にある鎌倉文華館・鶴岡ミュージアムに出かけてきました。 外観から見ると、新しいミュージアムです。どこか懐かしいなと思って歴史を調べてみると、神奈川県立近代美術館

    • 真夏のテラスバーベキュー

      先日、前職で知り合ったお二人と再会した。 お店探しを始めたら、自宅でテラスバーベキューをしようと誘ってくださった。 ご自身でリノベーションしたお部屋の先には、大切に育てられたグリーンに溢れるテラスが見えた。雑誌の取材が入ったというくらいセンスに満ちたお部屋は居心地がいい。サーモンピンクのテーブルが欲しかったから、と手作りで描いたサーモンのテーブルを一緒に組み立てる。アウトドア用の椅子、ゆったり座るチェア、いろんな気分に合わせられるように7日、椅子もいくつもある。それぞれに

      • 孔雀の羽をいただいた日

        この日は10分遅れて教室に滑り込む。 今日の講師の自己紹介が始まっていた。 背が高くて明るくて、勢いのある早口めな英語。モノクロの映画のワンシーンが流れていた。 毎月通っている都内の勉強会。講師の方は、企画された方が10年以上前にスペインに留学し、オランダでアーティストを紹介してもらったご縁からだと教えてもらった。去年も日本に由来するユニークなプロジェクトで来日されていて、今も交流が続いているという。そんなとっておきの方を講師に招いてくれている回だった。加えて、英語だと厳し

        • 離島の時間がくれたもの

          数ヶ月前、1本のLINEが届いた。 主はコロナの前後だったかに会って以来の、前職で協業先だった広報仲間のMさん。彼女の突然の誘いは「五島ツアー、一緒に行きませんか?」だった。 船泊入りのスケジュールをみて、(ハードやな)が第一印象。一旦保留にしたのだが、五島に拠点をおく友人が経営する旅行代理店の社長が組んでくれるという言葉に惹かれ、3年ぶりの五島を訪ねる。 島と島の間をいくつもの船で移動しながら、浮遊式洋上発電所の実証実験、隠れキリシタンの教会、しかの住む島・野崎島の集落

        養老先生の虫展に行く

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        • もう一度訪ねたいあの美術館
          9本
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          8本
        • あとでゆっくり読もう〜
          2本
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          15本

        記事

          みんなに優しい場をつくる人たち

          週末に友人に誘われてあるイベントに参加した。 「みんなでゴロンしよう!」 身体がだんだん動かなくなるALSという病気を知ってもらうためのイベントで、患者さんの方々やそのご家族、関係者、それ以外の方も集まる。 イベントの目玉は、会場の参加者全員で5分間、床に寝そべり動かずに、目を瞑り「ゴロン」する。ALSの人の気持ちになってみるというもの。 会場のモリコロパーク(名古屋)には、のべ5,000人の人が集まった。遠隔ロボットOrihimeが会場のあちこちで活躍していた。車椅子で一

          みんなに優しい場をつくる人たち

          初めまして RUT BRYK!

          フィンランドの 陶芸家 RUT BRYK(ルート・ブリュック)さん。 展覧会でその作品を知ってからかれこれ5年が経つ。 コロナもありその後2回ほど計画とリスケした。 ルートさんの作品を訪ね、雪が残る体感気温-1度のフィンランド ヘルシンキを訪ねてきました。 「はじめまして、ルート・ブリュック」 2019年の春、東京ステーションギャラリーで開かれたルートさんの展覧会「はじめまして、ルート・ブリュック」に出かけた。陶芸の工房で師匠に図録を見せてもらったのがキカッケだ。

          ¥200

          初めまして RUT BRYK!

          ¥200

          "all of us" ヘルシンキで訪ねたみんなの図書館 「 Oodi」

          ヘルシンキ中央図書館 「Oodi」はヘルシンキ駅から徒歩5分ほどのところにあった。ゆるやなかに波打った曲線を描く建造物は(ここだな)と遠目に見てもわかる。フィンランドの独立100周年を記念した、国民へのギフトだという。 時間があったら1日ここで過ごしたいと思ったくらい居心地のいいステキな場所だ。 残念ながらその時間はなかったのでもう一度、ヘルシンキを離れる日に訪ねた。日本も、魅力的な図書館が増えてきているが、all for you の精神が隅々にデザインされ、馴染んでいた。

          "all of us" ヘルシンキで訪ねたみんなの図書館 「 Oodi」

          現代アートの祭典・黄金町バザールの一角で〜「黄金森」のネコたちはどこに

          横浜トリエンナーレの分室ともいえる黄金町バザール。「黄金森」から持ち帰った6つのネコさん。ぬいぐるみバッヂなのだが、こんな方々に持って欲しいなぁと思う人にもらわれていきました。岡山、能登、作家の方、美味しいものを作る人。気がついたら手元に残ったのは一つ。 また行かなくては... ネコの作り手は、大分在住のアーティスト 安部泰輔さん。 安部さんのことを知ったのは昨年の夏。 大分県立美術館に竹工芸に関する取材に出向いた時だった。 取材時間まで30分余裕があり、吹き抜けのアトリ

          現代アートの祭典・黄金町バザールの一角で〜「黄金森」のネコたちはどこに

          仕事で出会った友人と

          2年ぶりに前職でお世話になった方とお会いした。お子さんが小学校を卒業したのだと写真を見せてもらった。 彼女はバリバリのキャリアを重ねているのだが母なのだ。つい忘れてしまう。 何冊もの本を出している。しかも何年もかけて積み重ねないと彼女しかできない本だ。社会に出てから海外のビジネススクールを卒業されていて大変な努力家だ。でもチャーミングで、惚れ惚れする。とても尊敬している。 前職にいた時に、10年以上前になるのか、、、当時の上司に「僕が一番尊敬する編集者だ」と紹介してもらった

          仕事で出会った友人と

          日本最古の金物の町

          2月は逃げるという言葉どおり。今日は2月25日 日曜の夜。 今週の金曜日には3月ですね!!! 2月の初旬、神戸まで出かけたついでに、三木市という町に足を伸ばした。新潟の燕三条と並び金物で有名な町だということは行きの電車の中で知った。三宮駅より阪急線に揺られ、到着した駅は無人駅だった。 気温が低く寒い日でもあったので歩いている人はまばら。駅前にあった洋菓子店で名物だという甘栗ソフトクリームを食べながら調べてみると金物神社という神社を見つけた。金物のお店があるといいなと思って

          日本最古の金物の町

          読書メモ: 『ソニーデジカメ戦記』 

          先日二人の編集者に勧められたのが『「ソニーデジカメ戦記」もがいてつかんだ「弱者の戦略」』。 ソニーグループの元副会長 石塚茂樹氏にインタビューした内容が書籍化された本だ。アマゾンから届いた本を開いてみると、対話形式だ。(対話形式は連載向きで読みづらいな)という先入観を覆し、一日で読了してしまった。 ソニーのα7を持っている。 数年前、仕事仲間が持っていた一眼レフがこのカメラだったこと。友人がソニーに勤めていたことに購入理由がある。「買わなくても相談に乗ってくれるから」と勧

          読書メモ: 『ソニーデジカメ戦記』 

          アートで歩く台北

          2024年の正月明け、台北で訪ねた美術館などについて書きました。 備忘メモです。 華山1914文化創意園区 かつての酒造工場の跡地🏭をリノベした文化施設。アートに関わるものを集めた商業施設だろうか。印象派、ハローキティの50周年企画、印象派展。レストラン、カフェ、映画館もある。現代アート系のギャラリーには奈良美智さんの作品もありました。 奥は南国の緑に溢れた公園。ふらりと散歩だけでもいいかも。 松山文創園区 デザインミュージアム 1930年代の紙巻きたばこ工場をリノベ

          アートで歩く台北

          2024年にやりたいこと、と2023年recap

          あけましておめでとうございます! 新しい年、窓からみえる青い空はいつもと同じなのに晴れやかでした。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年末年始、それぞれに過ごし方がありますよね。 ご家族過ごす時間。初詣に出かけたり、田舎のある人は年末年始は帰省されているのかもしれません。 私は例年、地元で過ごします。 年末から仕事しながらいろいろ店じまい。今年は仕事のつみのこしが多かったので"小"掃除もお正月の準備もおしせまってから一気に。 あ、合間にでかけているのでご心配なく。

          2024年にやりたいこと、と2023年recap

          灯台と村___3年を経てHPをリニューアルした理由

          2023年の秋、3年ぶりにHPをリニューアルしました。 そこに至るまでの背景とHPの世界観を残しておきたくて、お世話になったクリエイターの方の言葉を思い出しながら、手書きのメモを拾い集めて整理しました。 仕事の中身に応じて、HPは「動いていく」ものです。 が、「灯台」というモチーフはつぎての軸となり、仕事を続ける限り不変です。 リニューアルの理由 最初のHPを立ち上げたのは2020年春。法人化を準備していた時だ。 「銀行口座を作る時にはHPがある方が何かといい」と人づ

          灯台と村___3年を経てHPをリニューアルした理由

          11月の最終日

          2023年11月30日ーーー 今朝のFacebookが教えてくれたのは、10年前の今日、ベトナムのハノイへ旅していたことだった。ハロン湾の景色を見たいという母との二人旅だった。 時は流れてコロナ禍に突入—- 3年前に勤めていたコンサルティング会社を辞めた。サラリーマンを卒業し、独立した。1年続けてみよう、2年はなんとか頑張りたい。そう思っていた。 当時、その時間は途方もなく長く思えた。 そして今日。 卒業した日から丸3年が過ぎた。 今朝は東京・お台場の国際展示場にいた。

          11月の最終日

          産業遺構 犬山とノリタケの森

          通過点になっていた場所を目的地へ。 名古屋から在来線で30分ほどのところにある犬山城。天守閣が現存されている数少ないお城。 近いからいつでも行ける。そう思っていておそらく10年くらいたってしまった。 9月末だというのに、日差しが強く、帽子か日傘なしでは日焼けを免れずな暑さだ。 城内にエレベーターあるよねと思っていたら、ありません。入り口でお時間に聞いたら「あるわけないでしょ。昔の武将さんはこの階段を上り下りしていたんだよ」といわれてしまう。 過去に行った城。姫路城、小田

          産業遺構 犬山とノリタケの森