石川 葉

私の世界はどこまでも平ら、レイヤーの目を入れたり消したりして、時々君の前に現れよう。物語を書きます。刺繍をします。インクの子どもたちの声を聞きながら。ホームページ http://www.roverdover.com / ヘッダー画:茅野カヤ
    • spin a yarn

      私の世界はどこまでも平ら、レイヤーの目を入れたり消したりして、時々君の前に現れよう。 石川葉による小さなお話の連作。

    • 茉莉花と不思議

      茉莉花と不思議は旅をする。わたしたちの日常は小説。特別なことばかり起きている。

    • 火曜日の美術館

    • ガーランド|日々のこと

      石川葉の日々のこと。その虚実。

    • スクープ・ストライプ

      女子高生がランジェリーブランドを立ち上げる! 三角冬夕と松下雪綺。ふたりの女子高生が、ブランド立ち上げやクラスメイトの抱える問題に真剣にぶつかりながら奔走する青春小説(全16回)。

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ミトシャの植物採集、スタートしました!

三兎舎のnoteで『ミトシャの植物採集』という物語がスタートしました。 物語をわたし石川葉が、絵を茅野カヤさんが描きおろしています。物語は次回以降に本格的に動き出し…

石川 葉
2か月前

三兎舎 はじめました!

三兎舎というプロジェクトをはじめました。 上記のエントリーに詳細を書いていますが、こちらでも紹介させてください。  これまでもカヤさんとは、spin a yarn + kayaや…

石川 葉
3か月前

ようやく長編の執筆に取り掛かりました。5枚書いたらspin a yarnをご褒美として書いてもいい、というルールを決めたのだけれど、原稿を書くと脳がくたくたになっていて、書けないことが分かりました。また沈黙が多くなりますが、しっかり結果を出しますので、期待して待っていてください。

石川 葉
4か月前

【spin a yarn】
自分が見当たらない曇り空の今日は
歩くことや音聞くことを
丁寧に行い
それで十分、という日を過ごす
倒れるように現れる、わたし、わたし、わたし
まだ所在がない
どれもわたしだけれど、皆、少しずつ虚ろ
欲しい物を尋ねれば
囀りの翻訳
君という言葉はあるの

石川 葉
4か月前

【spin a yarn】
体に花が咲く
全身は色とりどりになり
自分は土と自覚する
その幻想が何を意味しているのかを
わたしは知らないでいるけれど
ほころぶ、と笑う
白骨のわたしと目が合い
霊よ、骨よ、花よ、と歌う

石川 葉
4か月前

【spin a yarn】
夕方に手が届くこと
その喜びが思いがけず
いつから、と振り向けば
年端のいかないわたしが佇んでいる
長く待った、と言う
それはすでに、わたしを纏っている
深く息を吐く
球根を目覚めさせるのは誰なのでしょう、と

石川 葉
4か月前