nemo

本と、珈琲と、小さくて美しいものがすき 1995

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本と、珈琲と、小さくて美しいものがすき 1995

最近の記事

もしもし、運命のひとですか。

気がつくと、すっかり穂村弘さんのトリコになっていた。くやしい。 脳内でこっそりほむほむ、ほむほむ、と小声で呼びかけてしまうぐらいトリコになっている。 だってなにを読んでも面白いし、言葉のセンスが抜群だし、素晴らしい短歌をよむし、かわいい。 40歳を過ぎて、夜中に寝ぼけながら菓子パンをむしゃむしゃ食べて、朝起きたらそこらじゅうにパンのくずが散らばっているなんて、かわいい。 でもほむほむのファンはみんなこんな感じでファンになったんだろうな、とおもうと、それもまたくやしい。 穂

    • はじめまして、ルート・ブリュック

      窓をあけたままねむって 朝ぼんやり目ざめたときに 部屋じゅうに雨の匂いや気配が充満していると、とてもとても幸せなきもちになる。 (ただ、だいたい窓際の床は湿っている) 友だちと、東京駅でやっているルート・ブリュック展を見に、家を出る。 ふたりともおそろしいほど方向音痴なので、いつも集合時間から10〜15分後ぐらいに再会できる。わたしよりずっと背の低い小柄な彼女を人ごみの中で見つけられると ほっとする。 ルート・ブリュック展は想像していたよりも さらに素敵だった。 とくに

      • BROOKIE AND HER LAMB

        「ブルッキーのひつじ」 M・B・ゴフスタイン/作 谷川俊太郎/訳 ジー・シー・プレス/刊 いちばん好きな絵本作家、 ゴフスタインの一冊。 彼女の本はどれもちいさく 本棚にひっそりとたたずむさまも愛らしくて 読めば くふふふと笑いがこぼれて(あまりに幸福なきもちになるのでね) 表紙を見てるだけでなごむ、至福の本たち そして谷川俊太郎の訳、 なんとまあすっとやわらかくこころにはいってきて 一切の違和感も感じさせず絵と調和して それでいて口ずさみたくなるようなリズムがある 読

        • hello

          こんにちは、はじめまして 小説や絵本、児童書(とくに翻訳物)がすきで まえは子どもの本屋さんにいて いまは小さく美しいお皿やアクセサリーをあつかうちいさなお店にいます 小さいときから、 ぼんやり空想したり本を読んだり、ぬいぐるみやこまごました綺麗な石をながめたりするのが好きで なにも変わらないまま 大人になってしまいました 児童書のとても奥深い世界、まだほんのさわりしか知りませんが、 つらつら わたしのすきな一冊をつづってゆきます 本のほかには 珈琲とどっしりしたケー

        もしもし、運命のひとですか。