繭子

愛知県在住。6歳娘と3歳双子の子育て中。美術館が好きで、娘の生後2ヶ月から全国の美術館…

繭子

愛知県在住。6歳娘と3歳双子の子育て中。美術館が好きで、娘の生後2ヶ月から全国の美術館を巡っています。元ギャラリー勤務、あいちトリエンナーレ2013の広報担当。舞台とお笑いも好き。

最近の記事

【子連れ建築探訪】犬山で建物を見る 2歳双子との旅②

さて、2歳双子と行く犬山建築探訪の旅。宿は、名鉄系列の老舗ホテルが、IHGホテルズ&リゾーツによるリニューアルを経て2022年に再オープンした「ホテルインディゴ犬山有楽苑」へ。 大人2&子供3で予約しようとすると、そもそもその人数で泊まれるお部屋が出てこないサイトも多いのですが、今回は楽天トラベルからキングサイズのベッドがあるお部屋を予約することができました。(しかしいくらキングサイズのベッドとは言え、そろそろ全員で寝るのは限界…できれば和室のあるリゾートホテルが増えてほし

    • 【子連れ建築探訪】犬山で建物を見る 2歳双子との旅①

      こんにちは。桜も散り始め、いよいよ新年度ですね。 やっとこさ2日間の休みが取れた!子供たちとどっか行こう!という旦那氏のリクエストにより、この度プチ旅に行ってきました。 2歳双子を連れての旅ということで移動が少なめ、仕事で疲れてる旦那氏のために行先も絞って予定を詰め込み過ぎないように、名古屋から一時間足らずで行ける犬山へ。 1日目、犬山での目的地は「博物館明治村」。 明治時代を中心に、さまざまな価値ある建物を移築して保存している屋外型博物館です。電車や乗り物が大好きな双子

      • 【子連れ美術館】 岡本太郎展 @愛知県美術館

        愛知県美術館の開館30周年記念展覧会 「岡本太郎展」が始まりました。 Eテレで最近放送されていた「タローマン」のただならぬ雰囲気に反応していた娘と共に、 太郎さんのただならぬパワーをひしひしと感じてまいりました。 愛知県って実は岡本太郎と割と縁があり 三越名古屋栄店の前身だった「オリエンタル中村」という百貨店に大規模な壁面モニュメントがあったり(建て替えにより失われている) 太陽の塔の中にある「生命の樹」は名古屋市港区で制作されたものだったりしたらしいです。 ひとつずつ真

        • 【子連れ建築探訪】三重県・六華苑

          あけましておめでとうございます。 子連れ美術館のおすすめをするために始めたこのnoteですが、2歳双子男児+6歳娘を連れてのワンオペ美術館は流石になかなか難しい!ということで、美術館よりは多少は行きやすい建築探訪も入れていきたいと思います。 今回の行き先は、三重県桑名市にある『六華苑』。名古屋からは車で1時間もかからない距離です。大正2年に竣工した実業家二代諸戸清六の旧邸宅で、洋館部分はジョサイア・コンドルの設計によるもの。洋館に和館を併設し、南側には池泉式回遊庭園を備えた

        【子連れ建築探訪】犬山で建物を見る 2歳双子との旅②

        • 【子連れ建築探訪】犬山で建物を見る 2歳双子との旅①

        • 【子連れ美術館】 岡本太郎展 @愛知県美術館

        • 【子連れ建築探訪】三重県・六華苑

          子連れ美術館【ゴッホ展 ヘレーネとフィンセント】@名古屋市美術館

          こんにちは。 4月、新生活が始まったという方も多いのでしょうか? 我が家は娘も双子も進級しただけなので、特に大きな変化はなく過ごしております。 先日、名古屋市美術館で開催されていた『ゴッホ展 ヘレーネとフィンセント』を観てきました。 『ヘレーネとフィンセント』のヘレーネとは、20世紀初頭、ゴッホ作品の世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラーのこと。彼女は情熱と理念をもってゴッホ作品を収集し、後にその作品群を公開するために、クレラー=ミュラー美術館を設立しま

          子連れ美術館【ゴッホ展 ヘレーネとフィンセント】@名古屋市美術館

          子連れ美術館 【豊田市民芸館 新収蔵品展】

          こんにちは。前回アップした豊田市美術館の記事の最後に、ちょろっとだけ書いた豊田市民芸館。実はこちらもかなりのおすすめスポットなので、やっぱりひとつ記事にしようかなと思いまして 豊田市民芸館は豊田市の奥の方、矢作川の川沿いに位置します。ひろーい敷地に点在する建物を巡って、美しい手仕事の作品を見ることができる贅沢な場所です。お庭もいつも丹念に手入れされている。 お金払う気満々で行ったのですが、今回は新収蔵品の展示ということでなんと無料。さすが豊田市、太っ腹! 一見地味かな?

          子連れ美術館 【豊田市民芸館 新収蔵品展】

          子連れ美術館 【豊田市美術館 サンセット/サンライズ展】

          久しぶりの記事です。皆さまいかがお過ごしでしたか? 相変わらずのコロナに加えて、世界情勢まで不安定になってきちゃいましたね… 先日、娘と出かけられる日があり「どこに行きたい?」と聞いたところ「とよたしびしゅつかん!」とのことだったので、行って参りました。 ちょうど新しいコレクション展『SUNSET/SUNRISE』が始まったばかり。平日ということもあり空いていましたが、嬉しかったのは他にも子連れの方がちらほらいたこと! 4、5歳の女の子連れの女性と、2歳くらいの男の子の手

          子連れ美術館 【豊田市美術館 サンセット/サンライズ展】

          子連れ美術館 【野口哲哉展@刈谷市美術館】

          こんにちは。緊急事態宣言も明け、少しは美術館などにも行きやすくなってきましたね。皆さまお元気でしょうか? さて今回は、先日訪れた刈谷市美術館での野口哲哉さんの展覧会をご紹介します。 何故か画像が横になってしまう…。 野口哲哉さんは1980年、香川県高松市生まれ。「鎧と人間」をモチーフに、 樹脂やアクリル絵具を使って彫刻や絵画作品などを制作するアーティスト。 2階でインタビュー映像が流れていましたが、ご本人の外見もなんだかお人形さんみたいな、かわいらしさと少しだけ異次元

          子連れ美術館 【野口哲哉展@刈谷市美術館】

          【観劇記録】NODAMAP『フェイクスピア』@大阪新歌舞伎座

          子連れ美術館のnoteですが、観劇記録も書いちゃいます。 NODAMAPの新作 『フェイクスピア』観劇。 真実の言葉と虚構の言葉。 舞台上で発せられるのは 通常は虚構の言葉だ。 誰かの頭の中で作られたもの。 しかしこの戯曲には、36年前の ある「真実の言葉」が 丸々取り込まれている。 真実の言葉に圧倒され 虚構の言葉は弱いのか、と 自問する野田さんの姿が見える。 この戯曲は、26年間をかけた 野田さんの答えなのだろう。 舞台の内容をざっと。 落ちこぼれイタコ「アタ

          【観劇記録】NODAMAP『フェイクスピア』@大阪新歌舞伎座

          子連れ美術館 【ミロコマチコ展 いきものたちはわたしのかがみ】@刈谷市美術館

          久しぶりの更新になってしまいました。皆さまお元気でお過ごしでしょうか。 双子が生まれて、なかなか思うようには子連れ美術館にも行けず…という毎日でしたが、ある日突然警報により幼稚園だけがお休みになったので、これはチャンスと思い立って娘と二人、刈谷市美術館のミロコマチコ展に行ってきました。 ミロコマチコさんは、1981年生まれの画家・絵本作家。2012年に絵本『オオカミがとぶひ』でデビューし、日本絵本賞大賞を受賞。画面いっぱいに生物や植物をのびのびと描いた作風で、画家としても

          子連れ美術館 【ミロコマチコ展 いきものたちはわたしのかがみ】@刈谷市美術館

          【双子5ヶ月 アート初め】 鈴木昭男耳のパフォーマンス&境界のかたち 現代美術in大府

          こんにちは。昨日はバレンタインデーでしたね。ついに今年、旦那氏にチョコを渡すのをまっさらに忘れてしまいました。毎年なんらかのチョコ系のお菓子を作ったりしていたのですが。これが結婚10年目…ま、いっか。 そのかわりといってはなんですが、5ヶ月になった我が家の双子ボーイズに初めての舞台鑑賞をプレゼントしてきました。行ったのはこちら。 愛知県大府市が展開する【アートオブリスト 境界のかたち 現代美術in大府】というイベントの最終日に開催された、鈴木昭男『音のみちくさ』というパフ

          【双子5ヶ月 アート初め】 鈴木昭男耳のパフォーマンス&境界のかたち 現代美術in大府

          【子連れ美術館番外編】おうちでアート鑑賞 その2

          こんにちは。暦の上ではもう春なんですね。気付けばもう半年も、美術館に行っていない…。オンラインで色々出来る世の中になってはいるけど、美術館で好きな絵を見つけたときの、あの幸福感を味わえないのはやはり寂しいものです。 そんな時にも楽しめるのが、おうちアート。おうちアートとか言ってますが、要するに家に飾ってある絵とか彫刻のことです。毎日毎日、目に触れる場所にある絵。子どもの心にもきっと、なんらかの影響を与えてくれるだろうと思います。 寝室に飾っているのは、北川民次さんのリトグ

          【子連れ美術館番外編】おうちでアート鑑賞 その2

          【子連れ美術館番外編】 おうちでアート鑑賞

          こんにちは! あけましておめでとうございます。ご無沙汰しております。 子連れ美術館のすすめ、というnoteがここまで書きにくい世の中になってしまうとは思いもしませんでしたが、アート好きの皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 私は去年の9月に無事双子を出産しました。早産だったり癒着胎盤だったり出血多量だったりと色々ありましたが、今はなんとか無事に家族5人での新生活をスタートしております。 双子育児+コロナで、気軽に美術館に出かけられない私ですが、そうなると子どもにアートを見

          【子連れ美術館番外編】 おうちでアート鑑賞

          子連れ美術館【メナード美術館コレクション展 画家たちの欧羅巴】

          こんにちは。7月は本当にずーっと雨でしたね。やっと梅雨明けかな? やっと夏がきた! と言いたいところですが、ここにきてまたまたコロナな世の中になりつつありますね…。感染者数が最高記録更新という、有り難くないニュースが毎日耳に飛び込んできます。とは言えGo toキャンペーンも強行されていて、一体何がなんだか?? これは普通の政府のやることなのかい? と大いに疑問な日々です。 そんな中ではありますが、先日一宮に用事があり、そのついでに訪れたメナード美術館をご紹介します。 メナ

          子連れ美術館【メナード美術館コレクション展 画家たちの欧羅巴】

          子連れ美術館【ルート・ブリュック展】@岐阜県現代陶芸美術館

          こんにちは。美術館や博物館も展示を再開し、やっぱりモノはナマで見ないとねぇ、という皆さまにはようやく息が出来る日々が戻ってきましたね。 さて今回は、岐阜県多治見市にある現代陶芸美術館で開催中の『ルート・ブリュック 蝶の軌跡展』をレポートします。コロナの影響で開幕が遅れていましたが、現在予約制で開催されています。(空きがあれば当日受付も可) ルート・ブリュックは、有名な窯元アラビアの専属アーティストとして活躍し、北欧デザイン・工芸ブームの一翼を担ったフィンランドの女性アーテ

          子連れ美術館【ルート・ブリュック展】@岐阜県現代陶芸美術館

          子連れ美術館 【豊田市美術館】 久門剛史展

          こんにちは。やっぱり延長されましたね、緊急事態宣言。でも、5月3日の西村経済再生担当大臣が美術館・博物館の再開について言及してくれたのは、久々の良いニュース! でした。感染防止の対策を徹底して、そしてあんまり混まないように少々マニアックな内容で(笑)、再開してくれたら嬉しいなぁ。 そんなわけで少し希望の持てた今日、もうひとつアップしてない展覧会があったので、再開を切望するという意味でも記事にします。(追記 めでたく5月19日から展示再開されました!) この日訪れたのは、お

          子連れ美術館 【豊田市美術館】 久門剛史展