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子連れ美術館【メナード美術館コレクション展 画家たちの欧羅巴】

こんにちは。7月は本当にずーっと雨でしたね。やっと梅雨明けかな? やっと夏がきた! と言いたいところですが、ここにきてまたまたコロナな世の中になりつつありますね…。感染者数が最高記録更新という、有り難くないニュースが毎日耳に飛び込んできます。とは言えGo toキャンペーンも強行されていて、一体何がなんだか?? これは普通の政府のやることなのかい? と大いに疑問な日々です。

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そんな中ではありますが、先日一宮に用事があり、そのついでに訪れたメナード美術館をご紹介します。

メナード美術館は、愛知県小牧市にある小さな美術館。端正なエントランスが印象的です。建物設計は東急建設株式会社。

日本メナード化粧品創業者の野々川大介と、夫人の野々川美寿子が中心となって収集した美術コレクションをもとに1987年に開館。印象派以降の西洋絵画、明治以降の日本人作家による日本画・洋画を主体とする他、版画、彫刻、工芸などの近現代美術及び古美術等の約1,400点を収蔵しています(Wikipediaより)

前回訪れてから1年以上経っているのですが、駐車場に着いた途端娘に「変なお顔がいっぱいの絵のところ?」と聞かれ、なんのことかな…と考えたら常設展にあるジェームズ・アンソールの絵のことを言ってるわ!と思い当たり、
(以前来た時、その絵をだいぶ長いこと見てたのでした)インパクトある絵は記憶に残るんだなーと感心しました。でも1年も前だよ。作品の力ってすごいな。で、私もアンソール好きだ。

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今回の展示は『画家たちの欧羅巴』と題した所蔵企画展。本当は3月から5月の会期で予定されていたものが、日程変更されて開催されています。コレクション展は、延期しても問題なく開催出来るのが良いですね。

入り口で手指の消毒、体温チェックを済ませて、いざ入館。

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第一室は彫刻のお部屋。船越保武や佐藤忠良、ロダンなどの作品が並びます。大っきい馬に乗った子どもの彫刻の周りには白線があり、最近すっかり世話焼き度の上がっている3歳の娘に「ここからはね、はいらないでねってことなんだよ?」とご教授いただくアラフォー母。はーい。

第二室はセザンヌ、ルノワール、マティスなどの後に、藤島武二や岸田劉生などの日本人画家の絵画作品が並びます。貸し切り状態で、自由に歩きながら結構じっくり鑑賞。

第二室を出ると小部屋があり、ここにはいつも舟越桂さんの彫刻がひとつだけ置かれています。今回は、『月の降る森』。青い神殿のような建物から、女性の身体が生えている作品です。全体的に青みがかっているからなのか、娘は「こわいー」とへの字口。でも何か惹かれるものはあるようで、「もっかいみよっかな?」と言っては何度も戻ってました。怖いもの見たさなのか?

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最後の展示室に、先述のアンソールの絵『仮面の中の自画像』があります。そうそうこれこれ、という感じで1年ぶりの再会を果たす娘。こうやって、娘の中に鑑賞体験が積み重なっていくといいなぁ。

涼しい展示室内のベンチに座って、のーんびりと絵を眺めるひとときを堪能し、最後にグッズ売り場で有元利夫さんの新収蔵作品を使ったノートを購入して、この日は美術館を後にしました。

子連れ情報としては、ベビーカー貸し出しは無し、オムツ替えのできる多目的トイレは別館にのみあり。駐車場からの入口までのアクセスは近いです。電車やバスでのアクセス案内も。

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あ、帰りにどっか寄るならば、近くのフルーツパーラー「ヤオカネ」さんのフルーツフラッペ(かき氷)が人気のよう。フルーツサンドとサラダ、生搾りジュースにワッフルパフェ、ミニゼリーがついたランチも千円以下とコスパ良しです。この日はでっかいイチヂクのフルーツサンドでした。

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名古屋からちょこっと足を伸ばせば行ける、こぢんまりした美術館。そんなに混んでいないので、子連れ美術館デビューにもおすすめです。素敵な作品との出会いを、お子様にプレゼントしてはいかがでしょうか?

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7月から、月曜日に加えて金曜日も休館しているようなのでお気をつけて。それでは、また。お読みくださりありがとうございました。



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