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【子連れ建築探訪】三重県・六華苑

あけましておめでとうございます。
子連れ美術館のおすすめをするために始めたこのnoteですが、2歳双子男児+6歳娘を連れてのワンオペ美術館は流石になかなか難しい!ということで、美術館よりは多少は行きやすい建築探訪も入れていきたいと思います。

今回の行き先は、三重県桑名市にある『六華苑』。名古屋からは車で1時間もかからない距離です。大正2年に竣工した実業家二代諸戸清六の旧邸宅で、洋館部分はジョサイア・コンドルの設計によるもの。洋館に和館を併設し、南側には池泉式回遊庭園を備えたなんとも立派なお屋敷です。

洋館と和館は平成9年に国の重要文化財になっており、庭園も国の名勝に指定されています。

洋館2階にある広々したサンルームには日差しが燦々と降り注いでいて、冬の午前中なんかにここで日向ぼっこしたら最高だろうなぁという居心地の良い空間。

建物内には靴を脱いであがる方式なので、子どもたちものびのびと歩き回っていました。

外でウェディングの前撮りをしていて、そちらに興味津々の娘。

後から気付いたのですが、双子を撮ったこの写真が、愛知県美術館にあるマティスの『待つ』という作品にめちゃ似ている!という面白い発見もありました。
(左が窓枠に手をかけているところとか、2人の顔の角度とかがかなりシンクロしている気が…)

一通り建物を見た後は、回遊庭園をお散歩。
お庭は2歳児でも無理なく歩けるくらいの規模ですが、高低差も細い橋もあるのでベビーカーは厳しいです。小さいお子さんがいる場合は、入り口付近にベビーカーを置いて、抱っこがおすすめ。

ちなみに池泉式回遊庭園とはその名の通り、真ん中に池を配し、その周りに園路をめぐらせて散策を楽しむというタイプのお庭です。大名屋敷なんかに多いお庭。桂離宮や兼六園など、日本を代表する庭園もこの形です。
七里の渡しにも程近い河口付近に位置しているので、水は豊富に使える立地です。

池越しに見るお屋敷もまた素敵。
お庭を散策して、本当はここらでちょっとお茶でもしたいところ。敷地内に雰囲気良さげなカフェレストランもありましたが、ウェディングもできる感じのお店だったので騒ぐ可能性大の2歳双子を連れての入店は憚られました…。

プラスの情報としては、近くにお肉の有名なお店「柿安」があり、お肉だけではなく野菜や果物、パンやお惣菜などなど色々と買えるので、お土産購入のついでに自宅用の買い出しも出来ちゃいます。ちょっといいお肉を買って、おうち焼肉なんかもいいですね。(2歳双子を連れての焼肉屋は、これまたなかなか難しいので!)

名古屋から日帰りで気軽に行ける六華苑。建物もお庭も広々していて混雑もなく、家族みんなでのんびり過ごすことができました。

六華苑info.
三重県桑名市大字桑名字鷹場663-5
開苑時間 9-17時(入苑は16時まで)
月曜日および12月29日〜1月3日はお休み
料金 一般(高校生以上)460円
中学生 150円
https://www.rokkaen.com

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