エトセトラブックス

第1回 My body My choice のための性教育

性教育を広める医師ユニット「アクロストン」による新連載が始まります。この社会はなぜこんなにも正しい性の知識が乏しいのか、身につけるにはどうしたらいいのか、現場から考えます。

「次の方どうぞ」

 とある日の診察室でのこと。中学生の女の子とお母さんが入ってきて椅子に座りました。女の子はスリッパをつま先につっかけながら組んだ足をブラブラさせ、自分の爪を見つめて俯いています。

「今日はどうしました?

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エトセトラ届いた。これからちょっとずつ読みます。

ありがとうございます!

フェミニズムの名著2冊を復刊します!

世界中でロングセラーのフェミニズム入門書、ベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学』(堀田碧訳)。そして、2003年センスオブジェンダー大賞受賞作、〈女だけの国〉を描いた孤高のディストピア小説、笙野頼子『水晶内制度』を、2冊同時に8月復刊いたします。書誌はこちら

『フェミニズムはみんなのもの』は敬愛する先行フェミニスト出版社の新水社から、『水晶内制度』は新潮社から、同じ17年前、

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エトセトラVol.3「私の私による私のための身体」

わたしは大学を卒業したあとすぐ企業に就職して、今もそこで働くサラリーマン。社歴は9年めに突入。それなりにセクハラ発言も浴びたし、プレゼント攻撃にもあったし、理不尽な感情を押しつけられる経験もした。その時々で悩みを抱えてきた。放置したり、距離をとったり、時にはハッキリ拒絶の意志を示したりして、なんとか自分を見失うことなくやってきた。

冴えてる友人・知人に恵まれたおかげで、あらゆるモヤつきを言語化す

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ありがとうございます!スキ!
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自分の身体を取り戻すための長い旅:『エトセトラ VOL.3 特集:私の私による私のための身体』

産婦人科の内診台。あれはぜひ男女問わず乗ってみてほしいと思う。特別な用などなくていい。妊婦を疑似体験できるジャケットのように「産婦人科内診体験」でもなんでもいい。結構、びっくりするんじゃないだろうか。

椅子かベッドかは設備によって異なるだろうけど、基本的には「じゃあ、下、全部脱いでくださいね」と言われてヨッコラショと座る(あるいは寝転がる)。そして左右に足を掛ける台があってそこにそれぞれの足を乗

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やっぴー!
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「エトセトラ 特集:私の私による私のための身体」を読んで

待ちに待っていた雑誌が発売された。エトセトラブックスから発売されたフェミマガジン『エトセトラ』だ。今回の号は責任編集長が長田杏奈さん。愛読、というか、ほとんど日記のように書き込みを続けている本『自尊心は心の筋トレ』を書かれた美容ライターさんだ。(わたしは買った本に尋常じゃないほど書き込みをするくせがある。これについてもまた書きたい)

今回の特集は「私の私による私のための身体」。事前に行われたアン

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「エトセトラ VOL.4」アンケート募集します!

石川優実責任編集「エトセトラ VOL.4」 特集:女性運動とバックラッシュ(2020年11月発売) のアンケートページに掲載する回答を募集いたします。

 【応募方法】
・期間:2020年6月3日〜2020年7月末日

・テーマ:あなたの「#MeToo」と「怒り」についてアンケートを募集いたします。石川優実さんがみなさんと一緒に考えたい質問をつくりました。このアンケート自体が「運動」だと、私たちは

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『エトセトラ VOL.3』より長田杏奈「はじめに」を公開します。

はじめにーー不要不急ではない身体  長田杏奈

「今それどころじゃない」と言われ続けて、もう何年、いや何百年経ったのだろう。1789年、フランス革命によって勝ち取った人権宣言の中で、女は「人」にも「市民」にもカウントされていなかった。何かにつけてミューズだ母性だなんだと崇め奉るわりには、デフォルトで同等には扱われない罠。昔のフランス女性は大変だったね、で済ませられる話ではない。2020年、「フェミ

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カルメン・マリア・マチャドのウィルス小説「リスト」(松田青子訳)を無料公開します。

今月発売したばかりのカルメン・マリア・マチャド短篇集『彼女の体とその他の断片』(小澤英実・小澤身和子・岸本佐知子・松田青子 訳)より、「リスト」(松田青子訳)を期間限定で無料公開いたします。

「再びキャスターが映り、フライトは欠航、州境は閉鎖、ウイルスはじきに隔離される模様、と繰り返した。近づいてきたウェイトレスは、心ここにあらずに見えた。「向こうに知っている人が いるの?」とわたしが訊くと、彼

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