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Nikky 2024/09/11~17

2024/09/11

家にいなきゃーの日なので家にいた。
「はやく一人になりたいし、居心地悪いしーこの時間。」という日だった。
(頻繁にはこういうことは思わないし書かないから、文面のあまりのやる気の無さに笑っている。書いている今。)


2024/09/12

「行ったことないギャラリーへ行ってみようの会」二日目。(いつから始まった?)

まずは、代官山SUPER PERSONAL SHOWCASEで行われている丹野杏香さんの個展「Inside me」。実はギャラリーのことも作家さんのことも全く知らなかったのだけれど、好きな作家さんたちがこぞって訪れていたものだから気になって行ってみたという次第。
ギャラリースペースはおしゃれな雑貨屋さんの一角にあった。丹野さんの絵はまるで版画のようなイラスト。くっきりした輪郭で、人やいきものや木や花を描いている。インスタでチラッと作品を覗いた時の「好きだ」琴線に触れる感じ。現物を目の前にするとさらにその琴線が弾かれる。

次に、手と花という居酒屋&ギャラリーへ。「展示はもちろんのこと、このお店のご飯の美味しいよ」と亀戸アートセンターのスタッフの方に聞いたので行ってみた。小笠原徹さんの個展「何これ?」が開催されていた。カンディンスキーみたいな図形の組み合わせの絵も、猫の可愛い模写かと思えばその顔の上から黒い線が引かれていたり。まさに「何これ?」と首を傾げて見たくなる。でもそれは「分からないから興味ない」ではなくて「分からないから何なのかを見つけたくて見る」という方向へ持っていってくれる。不思議だけど引き込まれる展示だった。
今日はちょうどご飯を出さない日だったらしく、噂の美味しさには出会えなかったけれど
「ごめんね〜!今日はたまたま食事出してないのよ〜!あなたの名前と顔覚えるから、今度来るときはお腹空かせてきてね!山盛りサービスするから!」
と超フレンドリーな店員さんに声をかけてもらった。下町感に溢れていて人があったかい。嬉しいなぁ

それからラジオ耕耕の公開収録へ。パークへ通い始めた時期にお会いした方と偶然再会して喜び合ったり、とっても難しいテーマにみんなで一緒に頭を悩ませたり。誰かと誰かの会話を聞いていて、自分はそこには参加しない。というシチュエーションはラジオ以外では起きにくい。だけど、その会話の観察をこれほど楽しめて、同時に自分の頭の引き出しを探り続けながら耳を傾ける、というコンテンツはなかなか無い気がするなーと、いつも通り目一杯充実した時間だった。
写真撮影の時に食べさしのお煎餅と一緒に写ってしまったのは申し訳なかった。


2024/09/13

やることに一区切りつけてからライブに行きたいという思いが強くなったため、午後いちから出かけるのはやめた。夕方に家を出発して日記屋月日→エトセトラブックス→新代田FEVERの流れ。
BONUS TRACKでイベントやってる!と思ったら明日からだった。好きなイラストレーターさんたちのグループ展も明日からだった。惜しい。
エトセトラブックスではずっと気になっていた「読書と暴動」を買った。

FEVERで見たのは、ゆうらん船とベランダの2マンライブ。
ゆうらん船は、好きな曲の好きなギターソロを弾いているのがボーカル・内村イタルさんだったことを知って聴き始めた。
(↓この曲。ドシャァァァ〜〜ギュイーンてなっているのが好き。)

ベランダは片山翔太さんのプレイリストから聴き始めた。
(ここからSisters in the velvetも知ってワンマンに行ったし、今度はAlborgのライブにも行く。さまさまです。)

ゆうらん船のライブ。あまりのハイクオリティと展開の精密さに、最初から最後まで鳥肌が立ちっぱなしだった。
開演前は「ゆうらん船あんまし聴いたことないんだよね〜」と話していたお客さんたちが、演奏後に「なんだあれ、、、凄すぎないか、、、」と言葉を失っていた。私もそう思う。ありゃなんだったんだ、夢だったんか、と感じてしまうくらい。「ゆうらん船」という船に一緒に乗って、遠くの世界の景色を見せてもらってFEVERに帰ってきた、という感覚。

ベランダのライブ。「邦ロック・ポップ」というソフトな仮面を被ったハードロック。そのギャップに心を射抜かれた。
ギターソロはギュイギュイしているし、それぞれの楽器が独立しつつもお互いの様々な側面が組み合わさって曲が出来上がっている感じ。「普通」に決して収まらないパフォーマンスと楽曲たちにどうしようもなく惹かれた。

実は、「少し気になってるかも」程度の興味でこのチケットを取った。
でもでもでも!!!!!行ってよかったと心の底から思ったライブ。すごい。これからもいろんな場所でいろんな人の音楽を体感したい。


2024/09/14

ディズニープラスで配信されている「THE BEAR」というドラマシリーズを見終えた。ずっと喧嘩しているし言葉遣い汚いしアメリカンだな、くらいの印象だったけれど、家族の物語でもありチームの物語でもあり個人的な物語でもある。その複雑さがまさにリアルという感じで、フィクションしすぎていなくてよかった。少しドキュメンタリーの要素が強いかもしれない。でも、ちゃんとエンタメとして観られる。STAR作品を観たのは初めてかも。

自分の身体にスライディング土下座したいくらい食べ過ぎてしまった。ほんとにほんとに謝りたい…ごめんねーーー


2024/09/15

バイトにヘルプで参上いたす。連休の中日なので混み混みパラダイス。
案の定残業になった。今日に限って(泣)!
というのもどうしても観たい展示があったから。一昨日エトセトラブックスに行ったら、たまたまフライヤーが置いてあって知った展示。

会期が3日間しかないから行けないかなー、と思っていたけれど「庭」と「フェミニズム」がどう接続するのかがどうしても気になって、バイト終わりに直行することにした。
残業だったからお弁当を引ったくるように食べ(=ひったくりランチ)急いで向かった。
なんとか閉館時間ギリギリに滑りこみ。
映像を使った空間インスタレーションの作品。映像の一部にエトセトラブックスの方が登場していたので「ああ!だからあそこにフライヤーが置いてあったのか!」と納得。
空間を通してフェミニズムを実践する人たち。その人たちの個人的な物語。確かに個人的ではあるけれど、空間を通してフェミニズムを実践することで「私」が「私たち」の物語になっていく。その繋がりを濃ゆく感じた。
そして、空間(場所)を作るには少なからず「耕し続けること」が重要なプロセスになっていくのだが、その手つきが過去進行形で・現在進行形で語られている。「続けている」ということで過去と現在が接点を持つ。耕すことで芽を出すものたちも、全て「進行形」であり続ける。動き続けること、それを諦めないこと。それすなわち、動物も植物も生きるために必要なこと。
私が前から感じていた「生きるためのフェミニズム」が今回の展示で再提示されていたように思える。
そしてこの空間を作って表現した、石島さんご本人も今回の展示を通してフェミニズムを実践している。それって循環。それって植物であり動物。それって生きるってこと。

ほら〜繋がってるよ!と言われているようで、とても勇気を与えてくれた展示だった。行ってよかった。


2024/09/16

真空パックのりんごジュースの賞味期限を見ると、12月17日とかだったりする。春が過ぎてもうすぐ夏が終わる。秋になって布団と親友になる冬がやってくる。
春に始めたバイトも三つ目の季節を迎えようとしていて、りんごジュースと一緒に次の年を見据えている。12月17日に何をしているかを想像してみるわけだけれど、今年は今のバイト仲間・バイト先で冬まで過ごせる自信がある。なぜか。このまましっかり着実に秋を楽しんで、冬を面白がれる自信がある。

そんなことをふと思った瞬間に、ああ私は元気なんだな。元気になってよかったな。と自分自身を認めてあげることができた気がした。

夜は京都への旅計画をした。
去年の秋になぜか思い立って「大阪・京都の美術館を巡る一人旅」を実行した。当時はあんまり体調良くなかったはずだし(病み上がりか、上がり途中かくらい)、一人旅なんてしたことなかったはず。それなのに、どこからその行動力が湧いてきたのか、誰にアドバイスを求めるでもなく自力で宿と新幹線を予約して一泊二日の旅をした。美術館を回るには短すぎたけれど、その時にふらっと立ち寄った本屋さんがきっかけで、今の私の考え方や興味や趣味が構成されていると言っても過言ではない。そのくらい運命的な出会いもしたし、言わずもがな日本画コレクションに富んだ京都・大阪の美術館は素晴らしかった。
そして今は(去年立ち寄ったような)京都の独立系書店のこともたくさん知ったし、ギャラリーもたくさん素敵な場所があることを知った。さらに、京都にいる大好きなミュージシャンたちやDJs、行ってみたいライブハウス、クラブ、レコードショップなどなど、大切な人や場所が集うその街にどうしても行きたいと思った。そして、去年出会った本屋さんに直接お礼を言いに行きたい。
(さらには、バイト先の先輩が京都市内でカフェを開く予定だという噂も聞いた。やめる時に挨拶できなかったから会いたい)

京都に行く理由がこんなにもあるものだから、「紅葉シーズンで宿が取れない」とかいう危機に負けるわけにはいかず、夜中の2時くらいまで予約サイトと格闘。比較的繁華街よりの宿を取ることができて万々歳。
よし、たくさんいろんな人に会ってたくさん楽しむぞ〜〜

(それにしても、去年に比べて価格帯と予約の取りづらさがskyrocketしてた。)


2024/09/17

フユさんの名言「コーヒー豆はポケモンなんですよ」を心に刻みながらバイトをした。
「コーヒー豆の種類の話なんて、つまんないですよね」とか言うから、そんなことない!!です!!楽しい!!そういうこと知りたい!!です!!と伝えた。
週末にフユさんのコーヒー屋さんの出店があるので遊びに行く予定。初めてだからドキドキ。きっと美味しいんだろうな。

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