エリンギ

南房総のとある町出身、文学部を卒業し、東京のはずれで働いています/第一子育休から復帰/…

エリンギ

南房総のとある町出身、文学部を卒業し、東京のはずれで働いています/第一子育休から復帰/時短勤務/文芸雑誌『トルソー』

マガジン

  • 育休からの復職日誌

    2023.4〜2024.6まで第一子産育休。復帰後の働き方、職場状況などを俯瞰するための記録

  • 妊婦日記

  • 読書note

    読んだ本の感想など,もろもろのこと。

  • 建築note

    建築物を見るのが楽しくなってきたので、その記事まとめ。

  • 映画感想note

    映画の感想です。

最近の記事

【育休復帰】6日め

10:00〜15:00(育児時間2h+育児時間1h) 金曜に夫が熱を出して、まったく使い物にならない状況に。 人間に対して「使える」「使えない」という言葉を使うのは嫌いなのだが育児が絡むと話は別。 赤ちゃんはひとりで自分のことが何もできない。だから親がサポートするのは当たり前。 こういうときに倒れては「使い物にならない」という言葉がしっくりくる。 土日を乗り切ったかに思えたが、日曜の夕方、今度はわたしが寒気と節々の痛み。つまり高熱の前兆がやってきたので、夫に娘の夕飯とシャ

    • 【育休復帰】5日め

      10:00〜15:00(育児時短2h+育児時間1h) 昨日、帰宅した夫の熱39.6度なり。即着替えて解熱剤飲んで寝室行き。 娘から移った風邪なのか、自分で引いた風邪なのかもはや鶏たまご状態で特定不可。熱もないのに熱測るアレはイライラするけど、ここまで高熱ならこちらも素直に心配するし寝てて当然と思えるので精神衛生保ててた。 味噌汁作り始めてたけどおかずはやめて、冷蔵庫にあるもので夕飯にしようと切り替える。 娘おんぶしたまま近所のコンビニでスポーツドリンクとゼリー類買って差し

      • 【育休復帰】4日め

        10:00〜15:00(育児時短2h+育児時間1h) 娘はずっと風邪を引いていて、咳と鼻水。 わたしも今朝は喉が痛かったし鼻声だった。夫も盛大に咳。大人は自己責任。倒れたら一方にしわ寄せが行く。 とにかく子どもが元気なら大人はどうでもいいと思ってたけど、1ヶ月半早く復帰した同期から「子から移った風邪で40度の熱が出て倒れた」と聞かされて青ざめた。 子は元気だったので保育園には通えてたみたいだけど、親が倒れるとヒヤヒヤものだよなと当たり前のことを思った。大人だって健康第一。

        • 【育休復帰】3日め

          10:00〜15:00(育児時短2h+育児時間1h) 最寄り駅で通勤定期を買う。1年前に切れたSuica定期のロック解除をお願いするやら。同区間であっても継続購入はできず、新規で買わなきゃいけないことを学習。 出社したら役員が着席してたのであいさつ。 AM、月曜に後回しにしてたPCの配線とメールボックスの整理(一部)。押せないキーが3つぐらいあるキーボードをいい加減買い換えるかとAmazon徘徊。イヤホンも壊れてたので新しいの購入。 社内掲示板をいくつかチラ見。 もろもろ

        【育休復帰】6日め

        マガジン

        • 育休からの復職日誌
          6本
        • 妊婦日記
          22本
        • 読書note
          35本
        • 建築note
          3本
        • 映画感想note
          16本
        • わたしをつくるもnote
          12本

        記事

          【育休復帰】2日め

          10:00〜15:00(育児時短2h+育児時間1h) 今日はテレワーク。 自宅で検温すると平熱なのに、抱っこ紐で歩き登園して園に着くと熱上がってる。 湿度や気温が高いこの時期は逃れられないのかもしれず、基準の体温より高いからといってすぐに追い返されるわけではないのはありがとう保育園。 ちなみに送りは基本的に夫が担当してる。 家事して朝ドラ見てから始業。 要返信のメール2通だけ。休業前に担当していた商品の仕上がりを見て、あぁちゃんと形になっているわとホッとする。感謝。 自分

          【育休復帰】2日め

          【育休復帰】1日め

          今日から職場復帰。 10:00〜15:00(育児時短2h+育児時間1h) 自宅の最寄り駅で電車に乗ろうとしたら保育園から電話。 熱高め、鼻水と咳、胸のゼイゼイ音あり。 すぐに迎えに行くと即答できなかったので様子をみてもらう。38.0度を超えるようなら再度連絡。 上長からも「保育園から連絡あったよ」のLINEメッセージもらう。 私よりも朝の時短が30分長い夫に情報共有。 仕事を休めるとのことだったので対応依頼。 呼び出される前に迎えに行くとのこと。(結局娘は元気だった、よ

          【育休復帰】1日め

          無垢な子を自分の手で汚してしまうことが怖かった

          自分の娘、というかけがえのない人を育てることになって、私が常日頃から感じている壁というか喉元に刺さった小骨というか、そういうもののひとつにジェンダーバイアスがある。 母である私自身は、幼少期から今にいたるまで、シスジェンダー(体と心の性が一致している人)であると自認してきた。 一時的にピンクを嫌いになったりスカートを拒否したりしたことはあったが、それはどちらかというと自分を女として見てくる他人の目に気持ち悪さを感じ、「女の子らしいとされる」ものから遠ざかりたいという心理によ

          無垢な子を自分の手で汚してしまうことが怖かった

          ドラマで見た結婚後の姓の話

          2023年10月期のドラマ「いちばんすきな花」が本当に好きだった。嫌いなところが見当たらないくらい、好きだった。 最終話で印象的だったのが“むらさきちゃん”こと村山咲の登場シーン。結婚後の姓にまつわる会話で「旦那にこっちの名字になってもらったの。女が名字変えなきゃいけないとか納得いかなくて」との台詞があった。 はじめから理解ある相手だったわけではなく、パートナー間で真剣な話し合いが行われ「勝ち取った」結果だということ。そういう描き方は、今の日本社会に生きる、本当は結婚しても

          ドラマで見た結婚後の姓の話

          おっぱい(授乳)の話

          娘が生後5ヶ月を1週間ほど過ぎたある日、離乳食を開始した。 2ヶ月のときから、(起きていれば)大人がごはんを食べる時にバウンサーに乗ってもらうなどして食卓の輪に加わってもらっていた。わたしたちが食べるのをじっと見たり、お皿やカップなどに手を伸ばしてきたりと、興味は十分そうに見えた。はじめは裏ごしした10倍がゆをひと匙飲み込むところからのスタートだ。 母乳はいつまでも栄養満点というわけではなく、だから食べ物から栄養をとる必要があるんだということをわたしは分かっていなかった。特

          おっぱい(授乳)の話

          夫の育休が終わる

          明日で夫の育休が終わる。 育児休業給付金の支給額は、180日目までが給与の67%、181日目以降は50%になる。180日間休業することに決めた夫、明日が180日目ってわけだ。 いま、ややこは6ヶ月。 わたしの具合はというと、朝方破水して、午後2時半前にはもう生まれてましたというスピード出産だったためか、産後のダメージは少なめだったように思う。 ひどかった尿漏れもいつの間にかおさまり、産後3ヶ月頃から始まった激しい抜け毛もだいぶ落ち着き、生え際でピョンピョン飛び出した髪の毛が

          夫の育休が終わる

          どんないろがすき

          もうすぐ生後4ヶ月を迎えるややことのコミュニケーションのいち方法として、早くも?絵本を使っている。 だいたい10ヶ月頃になると、絵本の世界に入っていけるようになるとのことだけど、わたし自身が絵本を読みたいので付き合ってもらっているというわけだ。 自分が趣味で集めてきた絵本のほか、出産祝いの贈り物、読まなくなったからと妹から譲り受けたものがあったが、そりゃあまぁ自分でも新しく買い足したいじゃないですか。 手始めに「0才0ヶ月から」という衝撃のポップを店頭で見かけて『しましま

          どんないろがすき

          続・生まれ、産んだ。

          初産にもかかわらずすごいスピードで出産を終えて、わたしは引き続きの処置を受けている。赤ちゃんが出てきたあとには胎盤が出てくるのだ。 夫の立ち会いのほか「写真や動画を撮りたい」などとバースプランにはいろいろ書いていたのだが、夫の立ち会いがギリギリ間に合わなかったから自分で動画を撮った。 メタデータを見ると出生時刻の2分後になっている。動画には胎脂を拭いてもらったり、チューブを口に突っ込まれて羊水を吐き出させてもらったりしている姿がおさまっている。撮った自分グッジョブ。 泣き

          続・生まれ、産んだ。

          生まれ、産んだ。

          まだ時々信じられないような気持ちになることがあるけど、赤ちゃんが生まれた。わたしが産んだのだ。 出産予定日は明日、7月21日。そのちょうど2週間前、7月7日のこと。 おなかは張り詰めていてこれ以上大きくなれないくらい大きくて、いけないなと思いつつも腰を反り気味でのっしのっし歩くようになっていた。 家の中でも比較的涼しい台所で、朝食のトーストをかじった流れのまま本を読み、オンラインで友人と語り合い、洗い物や洗濯をしたり、隣に住む妹や甥っ子姪っ子と遊んだり、夫と通話したり、暇な

          生まれ、産んだ。

          CREA vol.376 「母の娘だった私が、母になるとき。母って何?」

          先日syuさん、COTAさんと話をしたときに、syuさんが「読みました?」と言って教えてくれた雑誌を買った。 いろんな人のインタビューや対談を読みながら、共感したりしなかったりがあった。自分の感想をまじえながら、メモを残しておきたい。 イモトアヤコ わかる。母になるからといって、それまでの自分を構成していた属性(というのかな?)に変化が加わることはあっても捨てる必要はないし、捨てることを他人から強要される筋合いもない。新しい属性、ラベル、キャラクター、そういうのが加わる

          CREA vol.376 「母の娘だった私が、母になるとき。母って何?」

          わたしの2023年〜1月から6月〜

          わたしは過ぎるとなんでも忘れるタイプなので、この半年の出来事を振り返っておこうと思う。 1月 元日は私たちの結婚記念日その1(結婚届を役所に提出した日)。私は一足先に帰省しており、大晦日から夫が合流。 観光業の父は例年元日も仕事、医療関係の母も今年は正月出勤の当番とのことで、家に二人でいてもやることがないから散歩に出た。ファミレスに行ったらいかにもな家族連れだらけで、夫が「輩(やから)ばっかり」と嬉しそうにしていた。確かに我々がいちばん浮いてたかもしれない。 2日、母の

          わたしの2023年〜1月から6月〜

          TAKRAM RADIO|Vol.190 言葉との距離感〜表現芸術と死の準備

          6月29日深夜の放送、トークセッションは前回からの続きで鴻巣友季子さんがゲスト。わたしにとって大切なテーマなので、前編に引き続きnoteする。 ネガティブ・ケイパビリティの話からスタート。 「不自由さ」についての話だと捉えた康太郎さん、鴻巣さんに「それとどう向き合っていますか」と投げかける。 翻訳の仕事は立ち止まると先に進めないため、答えを出さないままで先に行く。小説はロジカルなのでそれがあまり起こらないけれど、たとえばアマンダ・ゴーマンの詩を訳すときなど。 解決方法の

          TAKRAM RADIO|Vol.190 言葉との距離感〜表現芸術と死の準備