春キ宵

初めまして、春キ宵です。

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記事一覧

生きていたんだよな

あいみょんの「生きていたんだよな」 高校生の頃、いや中学生?の私はこの曲を聴くのを避けていた。 この曲の冒頭の部分。 当時の私には生々しく、記される言葉のままの映…

春キ宵
23時間前
2

私の色

「私の周りは黄色の人が多いんだよね」 あ、私としたことがうっかり口に出してしまった。大学の友人といつものように世間話をしていて、油断していた。 ああ、なんて言い訳…

春キ宵
10日前
7

もっと簡単なことじゃない?

現在、8月後半。まだまだ日差しは強いし歩いただけで汗が出る。 ふと思い出して、投稿していない下書きの文章(1ヶ月ほど前のもの)を読んでみた。 なかなかヘビーなことを…

春キ宵
4週間前
2

思わず考えちゃう

こんにちは、春キ宵です。 私は最近、「完璧」とはなんなの?という漠然とした疑問と向き合っていました。 突然気になったんですよ。 私はよく課題を「これで完璧!」って…

春キ宵
3か月前
10

学んだこと。

つい数日前、 私の中で常に突っ張りつづけていた糸がプツンときれてしまった。 私は、大好きだった部活を辞めた。 この二年間は部活とも、部活の仲間とも全力で向き合って…

春キ宵
3か月前
3

のんびり歩こう。

親友っていいよね。 どこか遠くに行きたいな。 自然に触れたいなぁ。 音楽を聴いて、絵も描きたい。 ふとした思いつきで、週末に一人で旅でもしようかとネットサーフィン…

春キ宵
4か月前
3

部活を続ける理由。

2024年4月27日。私は部活に行くことがどうしてもできなかった。 朝起きると、身体が動かなかったから。 「行かなきゃ。」 と考えれば考えるほど、涙が止まらなかったから…

春キ宵
5か月前
8

タイムパラドックスを聴きながら。

「ヘッドホンをつけるのって、なんか格好つけてるみたいで恥ずかしいんだよね。」 と1年前の私。 私はいつも堂々としているくせに、変なところで恥ずかしがる。 そんな私…

春キ宵
5か月前
4

春が終わる。-Ⅲ-

誰よりも可愛く。距離を置いてから1ヶ月と少しの時間が経った。 私は久しぶりに彼と映画を観に行く約束をした。 今日は誰よりも可愛い女の子になろうと、朝早くに起きて準…

春キ宵
5か月前
9

春を呼ぶ風。-Ⅱ-

2月の夜。あの日はとても寒くて、布団の中でぬくぬくしながら彼と電話をしていた。この時間が好き。 少しして、彼は改まった様子になり、 「何か俺に不満ない?」と聞いて…

春キ宵
5か月前
8

私の大好きな季節。- I -

春。私の大好きな季節に、私の大好きな人とお別れすることを決めた。 彼の言葉。彼は年が一つ上。物静かで表情が乏しいため、少々話しかけづらい。 でも話してみると、私…

春キ宵
5か月前
9
生きていたんだよな

生きていたんだよな

あいみょんの「生きていたんだよな」
高校生の頃、いや中学生?の私はこの曲を聴くのを避けていた。

この曲の冒頭の部分。
当時の私には生々しく、記される言葉のままの映像が頭にこびりついて離れなかった。
人はこうやって死んでいくのか。誰が彼女の死を悲しんだのだろう。
自ら命を絶つことの恐怖は、想像できない。できるなんて口が裂けても言えない。

私はこの曲を聴いた時から、死について軽々しく話せなくなった

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私の色

私の色

「私の周りは黄色の人が多いんだよね」
あ、私としたことがうっかり口に出してしまった。大学の友人といつものように世間話をしていて、油断していた。
ああ、なんて言い訳しようか。

色で分類される世界

私は小さいころ、世界中の人は「色」で分類されているのが当たり前だと思っていた。
相手に興味を持つと同時にその人に色が付く。オーラみたいに。ずっと見えるわけではなく、ほとんど最初の1,2回だけ見えるのだ。

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もっと簡単なことじゃない?

もっと簡単なことじゃない?

現在、8月後半。まだまだ日差しは強いし歩いただけで汗が出る。
ふと思い出して、投稿していない下書きの文章(1ヶ月ほど前のもの)を読んでみた。
なかなかヘビーなことを書いているなぁと最初は感心していたが、次第に今の自分がその時よりも状況が悪化している事実に落胆した。

ここ2週間の私は、今までにないくらい小さなことでイライラしたり、眠れない夜を過ごしたり、何かしようものなら「不安」が必ずついてくるよ

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思わず考えちゃう

思わず考えちゃう

こんにちは、春キ宵です。
私は最近、「完璧」とはなんなの?という漠然とした疑問と向き合っていました。
突然気になったんですよ。

私はよく課題を「これで完璧!」って言いながら提出するんです。
たくさん考えて、私なりに完璧に仕上げた課題だから完璧なのは確かなんです。
でも実際、全部の課題が高い評価をもらえるわけではなくて、、。
評価が低かったり、思ってるような反応をもらえなかったりしてかなり複雑な気

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学んだこと。

学んだこと。

つい数日前、
私の中で常に突っ張りつづけていた糸がプツンときれてしまった。
私は、大好きだった部活を辞めた。

この二年間は部活とも、部活の仲間とも全力で向き合ってきた分、たくさん笑ったし、たくさん涙を流した。
泣いてる方が多かったか。

「ああ、つかれた。」

辞めると決意ができた瞬間から、びっくりするくらい身体が軽くなった。
人には限界があるということを、私は初めて体感した。

忘れてたもの。

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のんびり歩こう。

のんびり歩こう。

親友っていいよね。

どこか遠くに行きたいな。
自然に触れたいなぁ。
音楽を聴いて、絵も描きたい。

ふとした思いつきで、週末に一人で旅でもしようかとネットサーフィンしていると、
ふくちゃんから連絡がきた。

「ねえ、遠出しない?」

うわ、ちょうどいいなとか思いながら、
「私今、芸術に富んだことしたい欲があるんだよね笑
絵とか描いたり…」と言ってみる。

「え、やりたい!絵描こう!」

こうして

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部活を続ける理由。

部活を続ける理由。

2024年4月27日。私は部活に行くことがどうしてもできなかった。
朝起きると、身体が動かなかったから。

「行かなきゃ。」
と考えれば考えるほど、涙が止まらなかったから。
私はなぜ部活を続けているのだろう。大学生にもなって。

この文章を打ち込みながら、また私の目には涙がたまる。

始まり。私は人に悩みを打ち明けるのが苦手だ。

しかし、私の人生において今回の出来事は、
どのような形でも良いから

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タイムパラドックスを聴きながら。

タイムパラドックスを聴きながら。

「ヘッドホンをつけるのって、なんか格好つけてるみたいで恥ずかしいんだよね。」
と1年前の私。
私はいつも堂々としているくせに、変なところで恥ずかしがる。

そんな私がヘッドホンで音楽を聴くようになったのは、つい数ヶ月前の話である。

今日はそういう話。

お気に入りのイヤホン大学2年の秋。ちょうど夏休みが明けた頃。
高校生の頃から使っていたイヤホンが夏の暑さに負けて壊れてしまった。

「え、右耳だ

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春が終わる。-Ⅲ-

春が終わる。-Ⅲ-

誰よりも可愛く。距離を置いてから1ヶ月と少しの時間が経った。
私は久しぶりに彼と映画を観に行く約束をした。

今日は誰よりも可愛い女の子になろうと、朝早くに起きて準備をした。
まぶたにはピンクのアイシャドウ、ついでにラメも乗せて輝かせる。
アイラインをいつもより長く引いた。
まつ毛もしっかりあげて、仕上げにピンクのリップを塗る。
白いワンピースに淡い色のセーターを羽織って、電車に乗った。足取りは軽

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春を呼ぶ風。-Ⅱ-

春を呼ぶ風。-Ⅱ-

2月の夜。あの日はとても寒くて、布団の中でぬくぬくしながら彼と電話をしていた。この時間が好き。

少しして、彼は改まった様子になり、
「何か俺に不満ない?」と聞いてきた。

「ないけど、どうしたの?」
嫌な予感がした。
今までの人生で嫌な勘なら百発百中と言っていいほど当たってきた。それ以上聞きたくない。

「このまま付き合ってても宵ちゃんを傷つけることになるだけだから、別れたい。」

彼が何を言っ

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私の大好きな季節。- I -

私の大好きな季節。- I -

春。私の大好きな季節に、私の大好きな人とお別れすることを決めた。

彼の言葉。彼は年が一つ上。物静かで表情が乏しいため、少々話しかけづらい。
でも話してみると、私に足りないものを持っている人で、言葉選びがとても優しい人だった。そして、私のことを何より大切にしてくれた。

私は、どんなことでも努力すればなんとかなると思っている、頑固で生きるのが下手なタイプ。
それでいて、超が付くお人よし。
誰かが傷

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