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相談したいのだけど、どのような人を選んだら問題や悩みは解決するの?、の件。

 相談される側として、なぜ相談してくるのかということを考えてみたことがあります。今までにもいろいろ書いていますが、その理由の主なものの多くは次のようなことです。

1、自分の悩み事をとにかく外に吐き出したい
2、思っていることが、正解かどうかを確認したい
3、その通りだと背中を押して欲しい
4、対象物、対象者を褒める又はけなして欲しい

 ここで重要なのは、ほとんどは意見を求めていないことです。

 もちろん、経営相談や税務相談の類は、自分自身ではわからないことを教えて欲しいというスタンスになります。だから意見を求めることが多いです。ハウツー(方法)やアドバイス(意見)を受けることで、彼(彼女)らは次のステップに進めるからです。


 経営者さんや職場のリーダーさんでも、上記の理由(1から4)で相談を求めてくることも多いと聞きます。
 この手の相談はカウンセリングに近いものなので、受け手側はより注意が必要になります。つまり、こじらせたら解決することが難しくなるからです。
 コンサルタントは、ハウツーやアドバイスは得意でも、カウンセリングが上手かどうかは人によって違いが出ますし、カウンセラーはそのような相談は得意でも、アドバイスはあまりしないし、専門性もないのでできません。

 一般論として、できる人、できる経営者、できるリーダーはそれほど多くはいません。できる人は、自分のことや会社を冷静に判断できるので、あとはアドバイスをきっちり受けたいと思う人々です。できない人は、悩みループに入ってしまうことも多く、心や頭の状態がごちゃごちゃしてしまって、解決までに時間がかかったり、難しいことが多いです。



 そこでどのような人でも、

コンサルタント(自分が相談したい人)を選ぶには、その人が、

1、冷静に自分のことを受け止めてくれる人
2、最初に、頭や心のごちゃごちゃを整理してくれる人
3、頭ごなしで自己意見を言わず、まず肯定をしてくれる人
4、意見を聞きたいときに、道筋を立てて順に話してくれる人

 このような人を選ぶと問題が解決できる可能性は高くなります。

 カウンセリングまではいかないけれど、話を十分聞いてくれてから、相談者の意向を確認し、それで初めてコンサルをしてくれる人が理想だと思います。


 あえて大切なことを言えば、
 相談者自身が問題解決の「解」を持っているので、ほんとうは自分で対応し解決に漕ぎつけられる、

これをいつも心に持っていることです。


 問題は自己解決できます。
 自信を持つことです。

相談は、あくまでも頭と心を整理してもらうことです。

次に進んでくれることが、ぼくの願いでもあります。


今日はここまで。

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