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ママの心が暴れん坊になる理由③


前回の続きです・・

小さい時に決めたマイルールは、
潜在意識の奥の奥に入っているので、

大人になった今、覚えていません。

その為、無意識に上手くいかない行動をしていたりします。

人間は、行動を間違うものです。

間違った行動と
その人自身の存在価値とは関係ないので、行動を変えていけばいいのです。

諦めないカウンセリングでは、クライアントさんのマイルールをみつけ


クライアントさんの現実が上手くいかない無意識の行動を見つけ

新しい行動の提案をして、
実際に練習をしていきます。

親が、子供の存在価値を否定していたら、自分も自分の存在価値を否定する事を引き継いで

存在価値を否定する行動を繰り返すようになります。
それだと自己肯定感がいつまでも身につかないので

少しづつ心の貯金を貯める練習をしながら
自己肯定できる習慣を身に付けていただきます。


ブログでは、その流れをみて頂ければと思います。

大人だと
自分でなんとかできる事と
自分でなんとかできない事を
判別して動くことができるけど

小さな頃の未熟な脳で決めたマイルールをいつまでも握りしめていると
大人のような判断はできません。

幼い頃に決めたマイルールが多ければ多いほど、大人になると「~すべきや、~しなければいけない」と自分をしばっていく事になります。


そして、そのマイルールは、他の人から見たらおかしな事でも自分にとっては、ずっとやっていることなので、おかしいとは気づかないのです。

自分が持っているおかしなマイルールや上手くいかない行動に気付くのは自分をフカンしてみる練習が必要です。

それができるのが、あきらめないカウンセリングです。

さて、
Aさんが、小さい時に決めた「私が何とかしなきゃ」という
マイルール=自分を縛る法律を持つことによって、
色々、困った事が起こってきます。

ご主人が疲れて帰ってきたときでも、
「私が何とかしなきゃ」のマイルールを発動して
ご主人に子供や職場の問題の相談をしたくなります。

ご主人がちゃんと聞いてくれなかった時、Aさんの心が暴れます。

Aさんの態度にご主人から
「父さんに、似ちゃったね」
「Aは、気が短い。」
と言われます。

ご主人からこの言葉を言われた瞬間
ひゅーっと
みじめな気持ちで、すねた幼児期のAちゃんの心に戻っていきます。


なぜなら、未解決の問題を解決しないまま未完了の感情がココロの中に残ったままだからです。

体は大人でも心は子供のAちゃんにひゅーと戻っているため、
相手に自分の気持ちをどう伝えていいかがわからず

わーッと言い返して
パニックになってしまいます。

特に分かって欲しい人には、なおさらです。


カウンセリングでは、「お父さんに似ている」と言われた時のA さんの心の中をたずねていきました。

Aさん:「ああは、なりたくないと思っているお父さんに似ているって言われるなんて、すごく傷つくしすごく悲しい。」

「その一言で決めつけられるのは悔しいし 腹が立つ。」
(本当にそうですね。そこは、怒りを感じていい所です。)

「お父さんとは全然違うから決めつけないで、
私の全てを見てから決めて欲しい。」

「勝手な物差しでお父さんと同じにしないで
大嫌いなお父さんに似るはずはない。」

わかってくれなかった感情を本音の言葉ともに思う存分吐き出してもらいます。


そしてAさんから、
「私ってお父さんに似てるんだっていう風に思い込まされてきた。」
という言葉がでました。

つまり、お母さんがAさんが小さい時から、
「Aは、お父さんと似ている」と言っていたのです。

お母さんを悲しませないように頑張っているAちゃんなのに
お母さんにわかって欲しくて努力しているのに、

お父さんに似ているって言うお母さんの言葉に
どれだけ深く傷ついたか・・・


表現できないくらいの
悲しさや怒りを感じたでしょう。

Aさんは、怒りを感じても
ガマンする習慣をつけます。

「お父さんに似ている」と言われないように他の出来事で、
理不尽な事を言われたりされても怒りを表現することができなくなってしまっていました。

親から禁止された感情は、子供は、忠実に守ります。(けなげですよね・・・)


カウンセリングで親から禁止された感情が見つかったら、これから禁止しないでいいように解放していきます。

人間から自然とでてくる感情を禁止すると自分が自分の人生を生きていないように感じるようになります。

常に誰かの顔色を伺い下手にでる事になるので
自分のホンモノの感情を感じるのはとても大事です。

Aさんは、怒りを小出しできずに
ガマンするから怒りのスタンプが貯まって爆発しているのです。

貯まった怒りが爆発しそうになった時、また「お父さんに似ている」と言われたら嫌なので、怒りをもっと我慢する。

「私が何とかしなきゃ」のマイルールがあるからお母さんに迷惑をかけないように我慢する。

例えるなら、オナラを出したくても我慢しているお腹の状態です。
お腹がパンパンだけど出せない状態で生きているのを想像してみてください。

かなり苦しいと思います。


「お父さんに似ている」と言われないようお父さんに似ないようにお母さんの顔色を見ながらの生活。

Aさんは、「自分に自信がない」と言う言葉が良くでてきます。

一番、自己肯定感を高めていける子供時代に

暴れるお父さんを怖がりながら、そんなお父さんに似ていると言われたら小さな子の頭は、混乱しますよね。

自分は、自分であってはいけないと言われているようなものです。

常に自分の行動、思考は合っているか、誰かに確認しないといけなくなります。

自分で考えて行動できないので、自信なんてつきません。

Aさんは言います。
「だからワカッテちゃんになって、
色々な人にわかって!わかって!をしてしまうんだ。」

いい気づきがきました。


大人になった今も自信がないから、自分の行動は、これでいいのかご主人に確認しないと不安になっていたのです。

不安だからすぐ聞いてほしいのにご主人が聞いてくれないともっと不安になって心が暴れるのです。

Aさんは、人に分かってもらうためにたくさんの努力をしておられています。

父さんに似ないために人がやらないことまでやって努力されています。

ただこれは悪循環です。

努力すれば努力するほど見返りが欲しくなります。
でも自分が思ったほどの見返りや承認欲求は満たされません。

クレクレが加速する事になります。

ほめられるように努力しても
心の貯金が貯まるほど、
他人は、認めてくれません。

そしてやっぱり私はダメなんだ、やっぱり自信がないと悪循環に入って生きている事を上から見てもらいます。

そして、大事な事は、お母さんとココロの母子分離をしてAさんのお母さんの行動をフカンしてみる事です。

実は、お母さんにも裏の目的があったのです。

続きます・・・

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