オペラ企画HAMA project

〈学生・若手演奏家が中心となったオペラ作り〉と〈小さな劇場ならではの舞台表現〉を理念と…

オペラ企画HAMA project

〈学生・若手演奏家が中心となったオペラ作り〉と〈小さな劇場ならではの舞台表現〉を理念として、’17年秋に始動したオペラ企画です。愛称は『はまぷろ』 【ほしい物リスト】 http://urx3.nu/7GVY

記事一覧

No.007_指揮者 濱本広洋(その2)

2019年3月30日に公開された記事です。 「オペラの演奏習慣は、過去の色々な人が検討してきた歴史の蓄積なのです。そうした歴史が生まれる瞬間をミュージカルで経験してい…

No.006_歌手 藤巻希美彦・吉田結衣

2018年10月30日に公開された記事です。 「はまぷろに関わるなかで、スタッフの皆さん、オケの皆さん、歌い手の皆さん、創り上げることに傾ける熱量は変わらないということ…

No.005_弦トップ座談会

2018年8月18日に公開された記事です。 「 物語や心情を理解することで、オーケストラが出すべき音に対する想像力が豊かになります 」 中谷奏/坂江あかね/竹中梓/小林賢太…

はまぷろのメイキングを大公開!〜第二回本公演 歌劇《リゴレット》〜その2

2018年に公開された記事です。 はまぷろのメイキングを大公開! メイキング 制作とドラマツルグの関係性の整理、人物と台詞 世界観 美術の方向性 演出案 制作とドラ…

はまぷろのメイキングを大公開!〜第二回本公演 歌劇《リゴレット》〜その1

2018年に公開された記事です。 はまぷろのメイキングを大公開! メイキング 悲劇の上演の意義と目的 背景 主要な登場人物 シーンとアイデア 美術との関連、まとめ …

No.004_衣装 横山由佳・相川治奈

2018年8月13日に公開された記事です。 「キャラクターのことと演者自身のこと、両方をきちんと考えてデザインしたいです」 横山由佳・相川治奈(衣装) fab(ファブ)の活…

No.003_歌手 鷹野景輔

2018年8月4日に公開された記事です。 「作品の価値を後世に伝えたい。愛の妙薬もそんなオペラのひとつです」 鷹野景輔(歌手) 多彩な選択肢の中からオペラ歌手の道へ …

No.002_代表 竹中梓

2018年7月21日に公開された記事です。 「様々な分野の人が、一緒にオペラの可能性を追求できる、そんな場でありたいと思います」 竹中梓(代表) はまぷろが目指す場 …

No.001_指揮者 濱本広洋

2018年7月6日に公開された記事です。 「音楽と言葉の重層的な関係を読み解くと、より深い理解へ到達することができる。これがオペラの面白さです」 濱本広洋(指揮者) …

【観劇レポート】ラ・ボエーム、和解のなかの分裂【5月5日公演】

なぜ男と女はこれほどまでに異なる世界を生きているのか。ジャコモ・プッチーニのオペラ《ラ・ボエーム》に登場する男女にとって、この隔たりは恋の破綻を生む決定的な要因…

オンライン座談会第2回〜「未曾有」の挑戦〜

取材日:2020年5月17日 成城学園前駅から徒歩3分、アートホール&カフェギャラリーとして2017年9月にオープンした「アトリエ第Q藝術」。 今回は、アトリエ第Q藝術チー…

オンライン座談会第1回「私たちはいかにして中止の判断をしたか」

※この記事は、2020年4月15日に当企画公式Webサイトにて公開された記事の再掲となります。 (以下本文) この記事は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、公演の中…

No.007_指揮者 濱本広洋(その2)

No.007_指揮者 濱本広洋(その2)

2019年3月30日に公開された記事です。

「オペラの演奏習慣は、過去の色々な人が検討してきた歴史の蓄積なのです。そうした歴史が生まれる瞬間をミュージカルで経験していることは、オペラ作りにも生かされています。」

濱本広洋(指揮者)

劇団四季でミュージカルに出会う

安田: 濱本さんはオペラだけではなく、「劇団四季」でミュージカルにも携わっていますよね。劇団四季に携わるきっかけはなんだったので

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No.006_歌手 藤巻希美彦・吉田結衣

No.006_歌手 藤巻希美彦・吉田結衣

2018年10月30日に公開された記事です。

「はまぷろに関わるなかで、スタッフの皆さん、オケの皆さん、歌い手の皆さん、創り上げることに傾ける熱量は変わらないということを再確認しました。」

藤巻希美彦・吉田結衣(歌手)

舞台づくりの「はまぷろらしさ」

安田: まずは藤巻さん、吉田さん、はまぷろGiocoso2018歌劇《愛の妙薬》お疲れさまでした。本番からもう1カ月以上経っているとは、月日

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No.005_弦トップ座談会

No.005_弦トップ座談会

2018年8月18日に公開された記事です。

「 物語や心情を理解することで、オーケストラが出すべき音に対する想像力が豊かになります 」

中谷奏/坂江あかね/竹中梓/小林賢太郎/片桐沙弥(弦楽器トップ奏者)

オペラの第一印象

吉野: 今回は、〈愛の妙薬〉で弦トップを務める中谷(1st.Vn.)、坂江(2nd.Vn.)、竹中(Va.)、小林(Vc.)、片桐(Cb.)の5人にお話を伺います。
 

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はまぷろのメイキングを大公開!〜第二回本公演 歌劇《リゴレット》〜その2

はまぷろのメイキングを大公開!〜第二回本公演 歌劇《リゴレット》〜その2

2018年に公開された記事です。

はまぷろのメイキングを大公開!

メイキング

制作とドラマツルグの関係性の整理、人物と台詞

世界観

美術の方向性

演出案

制作とドラマツルグの関係性の整理、人物と台詞

《リゴレット》ドラマツルグの伊藤薫です。
「ドラマツルグ2」は最初に配布した資料の一つで、構造がメインだった「ドラマツルグ」と比較してより具体的なトピックを取り扱っています。重複も多い

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はまぷろのメイキングを大公開!〜第二回本公演 歌劇《リゴレット》〜その1

はまぷろのメイキングを大公開!〜第二回本公演 歌劇《リゴレット》〜その1

2018年に公開された記事です。

はまぷろのメイキングを大公開!

メイキング

悲劇の上演の意義と目的

背景

主要な登場人物

シーンとアイデア

美術との関連、まとめ

悲劇の上演の意義と目的

ドラマツルグを務めた伊藤薫です。
さて、ドラマツルグとは作品の解釈をおこなう役職で、「この公演を通じて何を伝えたいのか?」を決定します。このプランを元に演出が各部門を動かすわけですから、僕の仕事

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No.004_衣装 横山由佳・相川治奈

No.004_衣装 横山由佳・相川治奈

2018年8月13日に公開された記事です。

「キャラクターのことと演者自身のこと、両方をきちんと考えてデザインしたいです」

横山由佳・相川治奈(衣装)

fab(ファブ)の活動

吉野:今日は、衣装チームから、横山さんと相川さんにお話を伺います。お二人はfab(ファブ)という東大の服飾サークルで活動しておられ、前回の〈フィガロの結婚〉から衣装担当としてはまぷろの制作に加わりました。fabではど

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No.003_歌手 鷹野景輔

No.003_歌手 鷹野景輔

2018年8月4日に公開された記事です。

「作品の価値を後世に伝えたい。愛の妙薬もそんなオペラのひとつです」

鷹野景輔(歌手)

多彩な選択肢の中からオペラ歌手の道へ

吉野:今日は〈愛の妙薬〉ネモリーノ役を演じるテノールの鷹野さんにお話を伺います。鷹野さんは現在、東京藝術大学大学院で声楽を学ばれていますが、音楽に関わるようになったきっかけなど教えてください。

鷹野:演奏家の家族や、第二の母

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No.002_代表 竹中梓

No.002_代表 竹中梓

2018年7月21日に公開された記事です。

「様々な分野の人が、一緒にオペラの可能性を追求できる、そんな場でありたいと思います」

竹中梓(代表)

はまぷろが目指す場

吉野:今日ははまぷろ代表を務める竹中さんに、オペラプロジェクトを企画した意図や、はまぷろの今後について伺います。よろしくお願いいたします。

竹中:これ最初に言っておきたいんですけど、本当は私には「はまぷろについて」なんて語れ

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No.001_指揮者 濱本広洋

No.001_指揮者 濱本広洋

2018年7月6日に公開された記事です。

「音楽と言葉の重層的な関係を読み解くと、より深い理解へ到達することができる。これがオペラの面白さです」

濱本広洋(指揮者)

オペラとの出会い

吉野:今日は、HAMA projectの指揮者である濱本広洋さんに、ご自身の活動やオペラづくりの魅力についてお話しいただきます。まず、東京音大在籍時代の勉強やオペラとの関わりについて教えてください。

濱本:

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【観劇レポート】ラ・ボエーム、和解のなかの分裂【5月5日公演】

【観劇レポート】ラ・ボエーム、和解のなかの分裂【5月5日公演】

なぜ男と女はこれほどまでに異なる世界を生きているのか。ジャコモ・プッチーニのオペラ《ラ・ボエーム》に登場する男女にとって、この隔たりは恋の破綻を生む決定的な要因となった。たしかに、そんな彼ら/彼女らに寄り添う音楽は儚く美しく、まるで現世の葛藤を忘れさせるかのように響く。しかし、あのボヘミアンたちの屋根裏で、ミミは死んだ。彼女は、そして彼女を死に至らしめたロドルフォは、いかにして救われると言うのか。

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オンライン座談会第2回〜「未曾有」の挑戦〜

オンライン座談会第2回〜「未曾有」の挑戦〜

取材日:2020年5月17日

成城学園前駅から徒歩3分、アートホール&カフェギャラリーとして2017年9月にオープンした「アトリエ第Q藝術」。
今回は、アトリエ第Q藝術チーフディレクターの早川誠司氏とチーフマネージャーの高山なおき氏のお二人にオンラインで取材を行い、コロナ禍に小劇場から「発信」を続ける背景に迫りました。

(撮影:HAMA project 竹中梓)

早川誠司/HAYAKAWA

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オンライン座談会第1回「私たちはいかにして中止の判断をしたか」

オンライン座談会第1回「私たちはいかにして中止の判断をしたか」

※この記事は、2020年4月15日に当企画公式Webサイトにて公開された記事の再掲となります。

(以下本文)

この記事は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、公演の中止や延期を決定した3つの若手芸術団体の代表者による、4月10日に行われたオンライン座談会の記録です。今回影響を大きく受けている芸術団体それぞれの現状が共有されると共に、これからの芸術のあり方や組織論、行政への要望について話が展開

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