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日本最大級の東京国立博物館の見どころ【6月6日現在】

東京国立博物館(トーハク)は、収蔵品数が約12万件、そのうち国宝が89件で重要文化財が649件(2023年4月現在)という、日本最大級の博物館です。そんなトーハクは、毎週、平常展の展示替えがあり、いつ行っても新鮮な気持ちで見て回れる……逆に言うと「トーハクには、これが展示されているから見に行く」というのが難しいです。

ということで、ここでは「トーハクへ行ったら、今日はこれが見られる」という、過去noteで記した見どころを、(できるだけ毎週)更新していきたいと思います。

なお「自分が行く日に何が展示されているのかを、正確に知りたい……という方には、トーハクの公式サイトを確認することを、おすすめします。下記の公式サイトでは、ページ内のカレンダーでトーハクへ行く日を指定すると、開催中の特別展や特集をはじめ、平常展=総合文化展での展示品が確認できます。


■特別展

【平成館】2024年4月16日~ 2024年6月9日の会期で、特別展「法然と極楽浄土」が開催されています。

また、特別展「法然と極楽浄土」にあわせて、本館2階の特別1室で、特集「阿弥陀如来のすがた」が開催されています。トーハクの収蔵品の中から、飛鳥時代から江戸時代に作られた阿弥陀如来像を集めた特集のようです。先日見てきたので、近いうちにnoteしておきたいと思います。

■6月6日現在展示されている国宝

東京国立博物館は、89件の国宝を収蔵しています。そのうえ様々な神社や寺から寄託されています。そこで現在、総合文化展(いわゆる常設展)でみられる国宝をリストアップしてみました。

本館 1室 2024年4月23日(火) ~ 2024年7月15日(月・祝)
興福寺鎮壇具 延金・金塊・砂金・瑞花双鳳八花鏡など》奈良市興福寺中金堂須弥壇下出土。
これらは、ほぼ常設と言って良い状態で展示されています。

本館 2室 2024年5月14日(火) ~ 2024年6月9日(日)
《円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書》

本館 3室
《線刻蔵王権現像》※撮影禁止 奈良県吉野郡天川村金峯山出土・平安時代・長保3年(1001)・東京・西新井大師総持寺蔵

本館 12室 2024年3月12日(火) ~ 2024年6月2日(日)
《海賦蒔絵袈裟箱》京都・教王護国寺蔵蔵 ※おそらく撮影禁止

●本館 13室 2024年5月28日(火) ~ 2024年8月25日(日)
《短刀 相州行光》鎌倉時代・14世紀
《刀(名物 亀甲貞宗)》鎌倉~南北朝時代・14世紀 渡邊誠一郎氏寄贈

《短刀 相州行光》鎌倉時代・14世紀
《刀(名物 亀甲貞宗)》鎌倉~南北朝時代・14世紀 渡邊誠一郎氏寄贈

●本館 13室 2024年5月8日(水) ~ 2024年7月21日(日)
《金銀鍍宝相華唐草透華籠》平安時代・12世紀 滋賀・神照寺蔵 ※おそらく撮影禁止

●本館15室 2024年5月14日(火) ~ 2024年6月9日(日)
《医心方 巻第三十 証類部》丹波康頼撰 平安時代・12世紀

●平成館 考古展示室
奈良県天理市 東大寺山古墳出土品
《家形飾環頭大刀》《石釧》《車輪石》《鍬形石》《石製坩》《巴形銅器》など

奈良県宇陀市榛原八滝 文祢麻呂墓出土品
《銅箱》《金銅壺》などなど

以下もおそらく継続展示されていると思います
《扁平紐式銅鐸》伝香川県出土 弥生時代(中期)・前2~前1世紀
《人物画像鏡》和歌山県橋本市 隅田八幡神社・古墳時代・5~6世紀〔癸未年(443もしくは503)在銘〕・和歌山・隅田八幡神社蔵
銀象嵌銘大刀》熊本県和水町 江田船山古墳出土・古墳時代・5~6世紀
江田船山古墳出土品の約60点》熊本県和水町 江田船山古墳出土 古墳時代・5~6世紀
開基勝宝》31枚・奈良市伏見出土・奈良時代・8世紀

●法隆寺宝物館 第1室
《灌頂幡(部分)》 飛鳥時代・7世紀

法隆寺宝物館 第5室
竜首水瓶》飛鳥時代・7世紀
鵲尾形柄香炉》朝鮮・三国時代または飛鳥時代・6~7世紀
墨台・水滴・匙》中国・唐時代または奈良時代・8~9世紀
海磯鏡(2面)》奈良時代・8世紀

■国宝の他にもお宝の多い刀剣コーナー

↑ 上記noteで紹介している刀剣は、2024年6月7日現在は見られません……が、同じくらいに価値の高い刀剣が揃っています。

■【本館2階】高円宮の根付コレクション

↑ 上記noteで紹介している根付は、2024年6月7日現在は見られません……が、同じくらいに素晴らしい根付が揃っています。

■【本館2階】中世から近世の貴重品がズラリッ

■【本館1階】明治期以降の絵画・彫刻の最高傑作を展示

■【東洋館】での展示内容

東洋館には以下のような仏像や土偶なども多数展示されていますが、記事で紹介している展示品が、現在も展示されているのかは、公式サイトでご確認ください。

定期的に展示替えがありますが、東洋館の地下1階には、インド細密画の優品がいつも展示されています。

■【平成館・考古室】

■【法隆寺宝物館】法隆寺の金堂壁画が再現されています

■番外編……トーハク以外の美術展や展覧会

東京国立博物館(トーハク)以外の展覧会へ行った時の様子も、開催中のものをまとめておきます。他サイトへのリンクも混在しているので、ご注意ください。

●東京ステーションギャラリー『みちのく いとしい仏たち』

「デ・キリコ展」が4月27日~8月29日

●皇居三の丸尚蔵館『皇室のみやび-受け継ぐ美-』

皇居三の丸尚蔵館で、「皇室のみやび−受け継ぐ美−」の第4期「三の丸尚蔵館の名品」は、6月23日まで。

●静嘉堂@丸の内の特別展「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎」

静嘉堂@丸の内で、特別展「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎」が始まった。会期は4月13日(土)~6月9日(日)。

●国立科学博物館の特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」

東京・上野の国立科学博物館で、特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」は、6月16日まで。

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