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この場の主役は誰かという認識

このコラムであまり時事ネタは扱ってこなかったのですが、ニュースを観ていて最近気になっている人物のことを。

ひとりは国を代表する方なのですが、心ここにあらずの答弁や棒読みのスピーチをする方。

何のために」という大義名分の違いが、ここまで本人の言動と民意との間で離れているのを感じたことはこれまであまり無かった気がします。

式典で開始数分前に会場入りした上に、「トイレに行っていたから」と開会時間に遅刻する。

読み上げるはずの原稿は、「糊が付着していたから分からなかった」とページごと読み飛ばしてしまう。

ページを間違えて原稿を読んでいることにさえ気づけない状態ですから、想いを伝えるスピーチの仕方を習ったことがないというレベルではなく、精神的な病か認知機能に何らかの障害が生じ始めているのではないかと、心配になるレベルです。

話を聞いた人にどう感じてもらいたいのか。自分はどのように見られたいのか。

スピーチをする人は、その場の主役です。

相手の想像力に働きかけるスピーチや話し方が、聞いている人から支持を得るためには不可欠な要素だと思います。

「共感性」や「誠実さ」が受け手からは求められており、それを全く感じさせないというのはある意味凄いことです。

人前で話すことが苦手な幹部には、とても良い反面教師というか参考事例として、しばらく例に挙げさせていただくつもりです。

「話し方が彼に似ているよ」と言われると、おそらく話し手としては、かなりのダメージや自身の振り返りになると思います。

そして、もうひとりは市を代表する方ですね。

はい、他人のメダルを噛んでしまった人です。

市民ではありませんので、実際にこれまでどれほどの市政を行ってこられたのかとかは存じ上げませんが、これまで露呈されてきたニュースでの言動を見る限り、個人的に感じるのは「品のなさ」でしょうか。

まったくの偏見でしかないのですが、自己評価と周囲の人たちからの評価の不一致というか格差を認識できていないというのが騒動の根源にある気がします。

先に挙げた人と違って、この人は主役ではないのですよね。

ところが、周囲の人たちが思っている以上に、当人は人気者だと、オレが主役だと思っているのではないでしょうか。

ですから、本来メダルを受賞された主役である選手を、「オレが労ってやる」「オレが招いてやる」「オレが感謝、表彰してやる」という自身が主役の立場である傲慢さや驕りがそのまま言動に表れてしまったのではないかと。

人気者ですから、メダルを齧れば良いシャッターチャンスになり、良いニュースのネタになるだろう、とそのレベルの認識で悪意はないのでしょうね。

ただ単に絵的にも物理的にも汚いというのもありますが、他者から評価された人気と、自分の傲慢さや驕りから溢れ出る自己顕示欲との違いに気づけない自己認識の低さが、成金的な品性のなさや醜さとして発露している気がします。

ドラえもんで、ジャイアンがのび太の食べているアイスを「ちょっと貸してみな」と取り上げてベロリとひと舐めした後で「ほれ、返すぜ」という場面があるのですが、あれと全く同じことをしているとは、現実のジャイアンは気づけないのでした。

ジャイアン

反面教師やマンガのいじめっ子キャラのような人物が長でいる組織は困ったものですし、その長がいる組織に否応なく所属してしまっている人たちはもっと大変です。

グループとしましては対象地域でサービス提供もしておりますし、何となくお叱りを受けそうですから、あまりこういった時事ネタいじりは避けた方がいいかもしれませんね。

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