優しいお話
週末や祝日は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
2006年7月26日に投稿したブログより。
このテイスト好きです。
博士の愛した数式を読んだ時には、あまりにも作品自体がメジャーになっていたので考えもしなかったのですが、小川洋子のテイストって結構いしいしんじに似ているのかも、と今回読んでみて感じました。
フワフワとした感覚の中、意味不明と言うかヘンテコリンなキャラクターが出てきて、何だか分からないうちに絵本のようなお話になっている。そして読後感が何とも優しい。
読んだ内容にものすごく残るものはないにしても、「いいね、これ」と誰かと共有したくなるような想いはきちんと残る、そんな作品です。
タイトルも、これも本が絡んでいて結構好きだったのですが、セレンディピティという映画を連想させました。和訳するとこういうタイトルになるのかなぁ、なんて。
オススメできる連作短編集です。
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