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悩みや仕事をひとりで抱える人の特徴

以前のコラムでホウレンソウ(報告、連絡、相談)の徹底の重要性について触れました。

ホウレンソウをするのは、つまるところ上司と情報共有を図り、その責任を上司に振ること。

ところが、性格なのか習性なのか、なかなか人に相談をしない人がいます。

こうした人は、相談しないという裏側に、悩みや問題をひとりで抱えるという傾向が見受けられます。

ただ、いくら悩みや問題を抱えて本人は一生懸命考えていようと、部下や上司など周囲の人たちから自分がどう見られているのかを考えてみた方がいいと思います。

その人が何を悩んでいるのか。また、どんな問題を抱えているのかは、周囲の人間からは分かりません。

もっと言うと、何をしているのか、また、何を考えているのかも分かりません。

この「分からない」という感覚は、突き詰めていくと、その人に対しての不信感の発端となり得ます。

そして、報告が漏れたり、問題が発生したり、抱えていた事案が明るみになった時に、周囲の人たちは初めて、その人の抱えていた荷物のことを知る由となります。

つまり、マイナスの情報の発露の時のみ、周囲の人たちと情報共有がなされるということであり、当然その人に対しての印象はどんどん悪くなるばかりです。

ところで、抱えている人の内面で起こっていることで皆と共有が図れていない考えというのは、大まかには次の2種類に分かれるのだと思います。

まずは、「どうしようか」という悩み。方向性が定まっていないので、これが動けない理由であり動かない理由です。

そして、動かないということは「何もしない」ことと同じなわけですから、今ある悪い傾向はそのまま続いて更に物事は悪化の道を辿るということでもあります。

もうひとつは、その悩みや問題に対して、とりあえず「こうしよう」という決定。

手を打つことを決めれば、行動につながりますし、行動が変われば、これまでの傾向に変化が生じるきっかけとなります。

「どうしようか」という悩み。「こうしよう」という決定。

このどちらもオープンにしていくことが、部下や上司と信頼関係を築くための情報共有となるのだと考えています。

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