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お姉さんへの憧れ小説

週末や祝日は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

2006年5月20日に投稿したブログより。

薄い本だったので、あっという間に読了。

タイトルに書いたとおり、少年たちのお姉さんへの憧憬を交えた青春小説の佳作です。

ただ、単なる憧れのお姉さんではなかったことが、この小説のポイントです。

毎度信頼を置いている小説すばる新人賞の受賞作。
いまだにハズレなしですわ。

ただ、ネタバレ覚悟で述べますと、ネットを使い慣れた今だからこそ言えるのは、街で出会って勝手に憧れていたお姉さんと、その人の日記やブログをたまたまウェブ上で見ていたなんて偶然は、ほとんど起こり得ないんじゃないかという点。

そんな強引な設定がちょい引っかかったもんですから、評価は少し下がってしまいました。

それでも、単なるハッピーエンドで終わっていないところなど、とても好感が持てます。

他の作品を読むのが楽しみな作家がまた増えました。
これ以上増えても困るんですけどねぇ。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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