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韓流エンタメの浸透と政府の国策による後押しで、Kフードは世界市場で躍進|週刊小売業界ニュース|2024/7/15週
2024年7月15日~7月21日の韓国の最新ニュースから、
最近の小売り業界について紐解いていきましょう。
今週のおさらいに、ぜひどうぞ!
韓国│チャプチェ・餃子など韓国産「冷凍食品」が日本で大人
<記事の要約>
韓国農林畜産食品部と韓国農水産食品流通公社は6月27日から28日まで東京で「KフードフェアIN東京2024」行事を開催し、4800万ドル規模の輸出相談を受けるという成果を上げた。このイベントは、円安と物価の上昇によりKフードの輸出競争力が弱まっている中でも、新たなKフードを紹介することでKフードの日本輸出が再跳躍できるきっかけを設けようと企画された。
日本のスーパーでも、ハングルがパッケージに書かれた
加工食品やインスタント、日用品を見かけることが多くなりました。
韓国由来の食品は「Kフード」と呼ばれ、
独自のジャンルを形成しています。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1721184837241-BpqUrXk9Yp.jpg?width=1200)
韓国のエンタメ産業がKフードの躍進の
後押しをしていることは言うまでもありません。
推しているK-POPアイドルがSNS配信で食べていたから
Netflix等で配信している韓流ドラマに登場する商品だから
そういったアニメでいう「聖地巡礼」のような感覚で
Kフードを娯楽消費する層がとても増加しています。
このようなソフトパワーによる助太刀に加えて、
Kフード輸出増加のため政府の強固な後押しもあります。
食品輸出の中心機関である農林水産食品流通公社によると、
コロナ禍をうけ、オンライン・非対面の販路開拓と広報の強化
地域別の販売戦略を構築。成長が著しい東南アジアなどの「新南方」市場では、果物、HMR、乳幼児食品などの広報を強化
人気生鮮品(イチゴやブドウ)に低温流通システムや鮮度保持技術を適用
伝統食品(キムチやオタネニンジン)は機能性について広報を強化
国策の流れに乗り、成長しているのがCJ(第一製糖)社です。
CJ社はサムスングループ出身で、食品・物流をもつ中堅財閥です。
CJは米ウォルマートやコストコといった世界大手との取引を獲得し、
野菜が豊富な冷凍ギョーザや発酵食品としてのキムチなどを
欧米の健康志向の若年層のニーズに向けて展開しています。
また日本においては加工工場を4カ所新設し、生産拠点を整備。
イオンやコストコなどとの取引を拡大しています。
さらにはベトナム・タイ・インドネシア・マレーシアにも拠点を設け、
先進国および新南方の諸外国の両面で成長を模索しています。
海外市場を急拡大させるCJ社は
ここ10年で売上を約2倍まで拡大しています。
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(日経新聞)
<担当者からの一言>
特に、冷凍のチャプチェや餃子、ラーメンなどの加工麺類、発泡ビタミンやゼロカロリー炭酸飲料など飲料類について、バイヤーの問い合わせが殺到したそうです。日本でも韓国でも、高物価の問題や生活習慣の変化があり、消費者の好む食品も利便性やコスパ、健康志向を満たすものに変化しつつあります。韓国ではそのような点を踏まえた食品が多様に販売されており、日本でも新しいKフードへの関心が高まっているようです。今後、新しいKフードをスーパーやコンビニでも見かける機会が増えるのかもしれないです。
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