単身世帯の増加とソウルの一極集中に支えられ、韓国のコンビニ業界は成長期を維持|週刊小売業界ニュース|2024/7/1週
2024年7月1日~7月7日の韓国の最新ニュースから、
最近の小売り業界について紐解いていきましょう。
今週のおさらいに、ぜひどうぞ!
韓国│コンビニ王国 日本の変化… 「韓国内のコンビニは?」
日本では、コンビニというと
トイレが借りられる
ATMがある
宅配や納税などもできる
イートインスペースは未だ少数
といったイメージがあるかと思います。
多目的な用事を済ませられる場所ですよね。
お隣の韓国でもセブンイレブンやローソンなど
私たちになじみ深いコンビニがあることから
似たサービス内容と思いがちですが全く異なります。
トイレが借りられないことが多い
ATMが無い店もある
宅配や納税を受け付けない店もある
イートインスペースはほぼ必ずある
韓国では公共施設のトイレ設備が整っているため、
コンビニがわざわざトイレを貸し出しません。
また店舗の外にはパラソル付きテーブルが並び、
購入品を食べたり、学生が勉強したりと、
生活にとけこむ小型スーパーといったイメージです。
↑↑↑サムネイルのような座れるスペースがあります↑↑↑
特集記事では、
と指摘しています。
しかし韓国は日本よりも低い出生率
(2023年度で合計特殊出生率0.72)
それなのにコンビニ業界の成長を支える
マーケットはどこから生まれているのでしょうか。
マーケットを支える要因として2点考えられます。
単身世帯の増加
ソウルへの一極集中
【1. 単身世帯の増加】
韓国では単身世帯が人口の約20%も占めます。
(世帯数の割合では約40%)
若い単身者が仕事で忙しかったり、
一人分の料理を作るのは高くついたりと、
出来あいの惣菜の需要を下支えします。
【2. ソウルへの一極集中】
若年成人の過半数がソウル首都圏に居住しています。
人口密集地帯が形成されることにより、
商圏人口の収益性と店舗へのアクセス性が
鍵となるコンビニが出店しやすい土壌が生まれます。
このような人口動態の変化により
マーケットは堅調な需要を維持しており、
コンビニ各社はさらに顧客を呼び込もうと
様々なサービス展開を見せています。
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