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パートナーとして農業を手伝う

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農家ですが野菜を作ることではなく、野菜の収穫から袋詰め、販売担当としてこたろうファームを手伝うYOKOです。 2021年コロナ禍に、「かん味処」という名のオンライン勉強会に参加し… もっと読む
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パートナーとして農業を手伝う17 <直売所初出荷、さて結果は?!>

パートナーとして農業を手伝う17 <直売所初出荷、さて結果は?!>

先日のnoteで直売所での戦い方について書きましたが、ついに初出荷してきました!

日曜日朝10時まずはお客さんの多い日曜日。オープンの8時半にはたくさんの野菜が並ぶでしょうから、少し野菜が減った頃合いの10時ごろに納品。
珍しいレタスだけにしようかとも思いましたが、先日直売所を見にいった時にはそんなにリーフレタスが並んでなかったので、普通のリーフレタスも並べてみることに。

値段は自分たちが納得

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パートナーとして農業を手伝う16<直売所の野菜は「新鮮で安い」の前提との戦い方>

パートナーとして農業を手伝う16<直売所の野菜は「新鮮で安い」の前提との戦い方>

「直売所の野菜は新鮮で安いもの」というイメージがある。
なぜ同じ野菜・より新鮮な野菜なのに、スーパーより安く売ってるのか?
直売所にも手数料は払ってるのにね。
収穫して、必要なら洗って、袋詰めして、直売所まで車で持っていって。
野菜が残っていれば夕方もう一度車で取りに行くことも。
うちの近くの直売所では、だいたい1袋¥150前後で葉物野菜が並んでいる。(もちろん野菜によって値段は変わります)

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パートナーとして農業を手伝う15<無人販売所の売上を15%UPするためには?>

パートナーとして農業を手伝う15<無人販売所の売上を15%UPするためには?>

「地元の人が毎日食べる野菜を買っていく、そんな場所を作りたいな」
10年くらい前に無人販売所を作った時には、そんな風に思っていた。
1つも野菜が売れない日もたくさんあったし、売り場の品揃えも少なかった。

ここ数年、毎年売上を伸ばしている無人販売所。無人販売所の常連のお客様も増えてきたし、週末の観光客の方々も多くなってきた。
無人販売所に来てくれるお客様はこたろうファームの野菜を目指して来てくれる

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パートナーとして農業を手伝う14<お客さまが買いたいものは何?>

パートナーとして農業を手伝う14<お客さまが買いたいものは何?>

「今日は小松菜がいっぱい採れたから、小松菜売ろうっと」
「ルッコラ育ってきちゃったから、ルッコラ売らないと」
去年の春、zoom勉強会「かん味処 」を受講する前の私は「野菜を売ること」ばかりを考えていた。

こたろうファームは、多品種野菜を育てている。
種まきの時期をずらしたり、小さいサイズから収穫したりしているけれど、同じ野菜がたくさん採れたり、大きくなりすぎたりする。
せっかく育った野菜たち。

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パートナーとして農業を手伝う13<野菜大好きでもなかった私の野菜レシピ作り>

パートナーとして農業を手伝う13<野菜大好きでもなかった私の野菜レシピ作り>

「この野菜どうやって食べたら美味しいですか?」
と、聞かれる野菜のトップがズッキーニ 。
今ではスーパーでも売ってるし、レストランでも食べたことある野菜ズッキーニ。でも自分で調理するとなるとハードルの高い野菜ズッキーニ 。
「よーこさんは農家だからきっと美味しい食べ方を知ってるに違いない」って思ってるのね。
いや、そんなことは全然ありませんから(笑)

野菜好きでもなかった農家前料理は好きだった。

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パートナーとして農業を手伝う12<CSの本質と要諦を学ぶの巻>

パートナーとして農業を手伝う12<CSの本質と要諦を学ぶの巻>

CSとはCustomer Satisfaction。こたろうファームの野菜、わたしの接客はお客様に満足していただいているか。そもそも、お客様が満足しているかどうかを、私たちはどうやってわかるの?

受講理由こたろうファームには2種類のお客様がいる。ひとつは「ホテルやレストランなどの野菜リストから注文を受けるお客様」もうひとつは「野菜の定期便や直売に買いに来てくれる個人のお客様」

ホテルやレストラ

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パートナーとして農業を手伝う11<差別化戦略と対策を学ぶの巻>

パートナーとして農業を手伝う11<差別化戦略と対策を学ぶの巻>

アメリカでの生活とノンジャパニーズとの仕事経験からも、日本人は「他の人と違う」ことを積極的に押し出さないと感じた。小さい頃から「協調性が大切」と学び、みんなで同じ制服を着て、「出る杭は打たれる」と感じることも多いのが日本の常識。しかし、自営業になった今、他の農家や農産物との違いを押し出していく必要を感じる。「出過ぎた杭は打たれない」でしょ。

受講理由「こたろうファームの野菜の価値はどこにあるのか

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パートナーとして農業を手伝う⑩<ヒット商品の秘密を学ぶの巻>

パートナーとして農業を手伝う⑩<ヒット商品の秘密を学ぶの巻>

トマトブーム、パクチーブーム、アボカドブーム・・テレビで取り上げられたり、キレイな有名人が「毎日食べてます!」って言うとよく売れたり、野菜にもブームがある。突然特定の野菜の問い合わせが増える時は、たいていそういう時(笑)。

受講理由ブームに踊らされずに、安定の売れる商品(野菜)を作るには秘策があるのか?飽きられずにこたろうファームの野菜を買ってもらえるにはどうしたらいいのか?これが受講理由。

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パートナーとして農業を手伝う⑨<今夏のトレンド戦略を学ぶの巻>

パートナーとして農業を手伝う⑨<今夏のトレンド戦略を学ぶの巻>

トレンド戦略を学ぶ、ってなんだかカッコいい(笑)ですが、今回はトレンドもそうですが、それ以上に、自分がどうお客様と向き合っているのか、私の役割は何なのか、という思いのほかシリアスなテーマになってしまった・・

受講理由こたろうファームの販売担当としては、この夏のトレンドはとても気になるところ。思えば去年は、今まで体験したことないコロナ自粛の中、個人宅への野菜発送と無人販売所へ来店するお客様への対応

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パートナーとして農業を手伝う⑧<情報分析・市場調査を学ぶの巻>

パートナーとして農業を手伝う⑧<情報分析・市場調査を学ぶの巻>

「数字」というキーワード。3月からKanさんのzoom講座を受講して、私の中で「数字」を意識することが増えた。今まで感覚でやっていた作業を数字で考える。感覚ではなく、ファクトベースで。

受講理由今まで私には関係ないと思っていたマーケティング。理系でもないし、暗算遅いし、数字苦手かも、って思ってた。野菜の販売担当としては、情報分析と市場調査、避けては通れない。これが、受講理由。

今回の学びとても

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パートナーとして農業を手伝う⑦<モチベーションの維持を学ぶ>

パートナーとして農業を手伝う⑦<モチベーションの維持を学ぶ>

私=平常心。って言ってもいいくらい、いつも同じ温度で生きている。すごくやる気にみなぎる、ことも無く、全く何もやる気が起きない、ことも無い。モチベーションは常に一定に保たれているし、たぶん今以上がんばると身体を壊す(笑)

最後に怒りを感じたのは何年も前だなぁ。言いようのない不安にかられることは、今のところ無い。今の暮らしには満足してるし、楽しい。向上心が無い?のかも(笑)。

①参加理由講座を受け

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パートナーとして農業を手伝う⑥<商品PRの文章を作るの巻>

パートナーとして農業を手伝う⑥<商品PRの文章を作るの巻>

「みずみずしい!甘い!シャキシャキ!朝採れ!」野菜のPOP担当なのに、宣伝文句に似た表現の繰り返し。まあ、芋類なら「ほっくり、しっとり」葉物なら「シャキシャキ、みずみずしい、新鮮」(ふつう野菜は新鮮が当たり前だとは思うけどね)他にも「今が旬!夏限定!」とか。

参加理由今まで作ったPOPを見ても野菜は違えど同じ表現か多く、自分の語彙力の無さにがっかりする。これが今回の受講理由。

学びところが、今

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パートナーとして農業を手伝う⑤<価格設定と交渉術を学ぶの巻>

パートナーとして農業を手伝う⑤<価格設定と交渉術を学ぶの巻>

「野菜って安いよね」農家になってしみじみ思う。うちは野菜によって¥150〜¥250くらいの値段で委託や無人販売所で販売することが多い。それでもうちの野菜は他所より少し高いと思う。スーパーや直売所に行って、ぎゅうぎゅうに袋詰めされて¥100で売られている野菜を見ると、ちょっと切なくなる。
今回のカンさんの講座は「価格設定と交渉術」。農家が1番苦手そうなとこね(笑)

参加理由こたろうファームのマルシ

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パートナーとして農業を手伝う④<ブランド・コンサル・マーケティングを学ぶの巻>

パートナーとして農業を手伝う④<ブランド・コンサル・マーケティングを学ぶの巻>

先週、カンさんのzoom講座第2回「1次産業をとりまくブランド・コンサル・マーケティングの全体像」を受講しました。タイトルだけ見ても、カタカナには強いはずの私も??が並ぶこの3つの単語(笑) でもきっとカンさんだから、わかりやすく説明してくれるに違いない。

参加理由もう何年も前から聞く「ブランディング」。英語を仕事にしている私にもそれが意味することがハッキリとはわからず、和製英語なんだろうな、く

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