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エッセイのようなもの

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泥中の蓮のように気高く生きる

泥中の蓮のように気高く生きる



本日は、朝5時起きして早朝観蓮会へ行ってまいりました🌿

なぜ蓮を見にわざわざ早起きをしたかというと、わたしは蓮の花が大好きだからです❣️

「出淤泥而不染」
👉「蓮は泥より出でて泥に染まらず」

これは、中国の儒学者、周敦頤が書いた「愛蓮説」の一節です。

蓮の花は、泥の中からしか咲きません。驚きですよね。真水からは育たないのです。

そして、泥水が濃ければ濃いほど、大きな花を咲かせると

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瀕死の恋愛の延命措置

瀕死の恋愛の延命措置

人は、何かを得ることよりも、捨てることが苦手だ。

それは、変化することが苦手だからだろうか。

心のどこかでは、もしくは、頭の片隅では、それを捨てた方がいいとわかっているのに、捨てることがどうも苦手だ。

躊躇なく、捨てられればもっと楽になれるのに、怖くても変わる勇気があればレベルアップできるのに、とわかっていながらズルズルと現状維持をしてしまうのが人間ってものだ。

恋愛だってそうだ。

わた

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愛したい人と、愛されたい人

愛したい人と、愛されたい人

いきなりなんなんだ、というような題名ですが、最近読んでいた本のテーマがこれだったので、思うことを書いてみようと思う。

頭では、この人といたら自分は幸せにはなれない。なぜなら、私が注いだ愛と同じ熱量を持って返してくれない。私は彼の方を向いているのに、彼は背を向けているから。

みたいな話を人から相談を受けたりしたこともある。

「頭では分かっている」

これが曲者なのだ。なぜなら、思考と感情が一致

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死を意識してこそ、生を全うできる

死を意識してこそ、生を全うできる

みなさま、ごきげんよう。

いきなり、何のタイトルやねん。ヘヴィー過ぎん?という感じですが、12月になると、必ず「死」を意識する。

私は12月の終わり、年末に誕生日を迎える。

自分の誕生日がある月だからというのもあるが、身近な人を12月に何人も亡くしている。

私は、生きて歳を重ねていくのに、12月に死んでいってしまった人たち。

その両極端な関係に想いを馳せると、「死と生は表裏一体」だと感じ

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冬のオリオン座が輝く冬、帰り道にふと思ふ

冬のオリオン座が輝く冬、帰り道にふと思ふ

気がつけば高校生の時からバイトをし、大学生になっても学費を稼ぐために夜遅くまでバイトをしていた。

終バスが無くなって帰り道とぼとぼ歩いていた冬のある日。

ふと見上げたオリオン座があまりにも美しく光り輝いていて、涙が出た。

早朝から電車に揺られ通学し、日中は大学で勉強に励み、バイト前まで課題をこなして、夕方から夜までバイトに明け暮れており、体力と気力が限界だったのだ。

「実家が太い学部同期が

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美しいものを美しいと思える感性

美しいものを美しいと思える感性

心がささくれ立っている時、「美しいものを美しい」と思えなくなってしまう。

いや、世界はいつだって色んな美しさで溢れているのに、それに氣づく感性を一時的に失ってしまう。

お茶でも飲みながらリラックスして、庭の木々たちや空を見上げていると、なんて美しいんだろうと感じる。

反対に、仕事でうまくいかなくてイライラしている時は、周囲に目を向けようとも思わないし、なんだか世界は靄がかかってグレーに見える

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