ナツ太郎

凡人です。大体ひとりごとです。書くことで整理したいお年頃、28歳です。

ナツ太郎

凡人です。大体ひとりごとです。書くことで整理したいお年頃、28歳です。

記事一覧

レスについて、妊娠した友達に相談した話

セックスレス、という空気を重たくすることば。 私は拒否してしまう側なので、この言葉がでるときは攻められるときだ。 26歳頃から、続々と周りが結婚し始めた。 それから…

ナツ太郎
8日前
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いつも笑顔でいること

現役のアナウンサーの講座を受ける機会があった。 一時間半の講座を通して彼女がとにかく伝えたかったことは多分、いつなんどきも口角を上げることの大事さだった。 オン…

ナツ太郎
3週間前
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納涼の札幌と父

去年の3月に母が亡くなってから、今回で四度目の帰省になる。 広い実家に一人で暮らす父の様子を見に年に二回は帰ろう、と思っているから今年の目標は達成だ。 札幌もこ…

ナツ太郎
3週間前
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まったり温泉と蛾リンピック

梅雨前線が北海道の付近に停滞しているらしい。 この帰省中、毎日しとしと雨が降り続いている。 そう激しく降っている訳ではないものの、観測史上最大の雨というニュース。…

ナツ太郎
3週間前
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逃げない人が疲れはてる。私たちは真面目を植え付けられている。もうどうしようもない、とあきらめる。雨をしのごうとしてずぶ濡れになったら、かえって心が晴れ晴れするときを思い出して。

ナツ太郎
2か月前
2

近視眼的に悪いことばかりにフォーカスして悩んでしまったら「それにつけても海に降る雪」と考えてみる。広い世界、長い時間を意識する。
鶴見済さんの本から。
仕事をしてると同僚の機微にすら翻弄される。そんなときは思い出したい。そして微笑んで忘れちゃおう。

ナツ太郎
2か月前
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「絶望に浸っていることに愛着すら感じていた。それでもやめにした。嫌なことはもう十分考えたのだから、ここまでで終わりにしよう。地獄旅行はこのくらいでいい。さすがに疲れたのか、そう思えた。」鶴見済さんの本。私も最近気づいた。苦しんで生きることならいつでもできるから今は楽しみたいと思う

ナツ太郎
2か月前
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人間は対等。誰も私を蔑まないし、私も人を蔑まない。好意には好意。敵意には敵意。そんな風に考えたいけど、何かにつけて人を見下してしまう自分がいる。

ナツ太郎
2か月前
1

嫌いだと受け入れられないモノは、自分も使ってみたり、なってみたりしたらいい。フリフリの日傘、強烈な柔軟剤、横に広がって歩く集団、大声で笑い歩く行為。「自分とは違う」から嫌悪する。そちら側にいる自分を知れば、それほど気にならなくなるかもしれない。

ナツ太郎
2か月前
3

日本で一家団欒が美しいとされたのは戦後かららしい。血縁主義が強くなったのも明治以降の話らしい。法律とか広告とか啓蒙活動の産物である価値観を「当たり前の幸せの形」として信じ、そうでないことは「不幸」という社会。でも、さほど歴史はないんだよ。幸せのモノサシの常識は疑ってかからないと。

ナツ太郎
2か月前
1

7回目のカウンセリングの内容

今日は「言語的価値低減法」の実践の日です。 あえて何も調べずに向かってきたので、何をするのか楽しみです。 まず、この方法が何者であるのかの前置きを、 カウンセラー…

ナツ太郎
2か月前
2

自分らしく生きろ。…と命ずる権力者はどこにもいない。パノプティコン(監視塔から囚人を管理すると言っておいて、実は塔は無人。見られているという意識で囚人は自分を見張る)の囚人こそ近代人の姿。自分らしく生きるよう調教するこの力こそ現代の権力である。怖~。なるほどフーコー

ナツ太郎
2か月前
1

人はどのような生き方をしていても、それ以外の可能性があるという意味で自由である。しかし、今以外の生き方の可能性があることもわかっており、不安にかられ誘惑を感じる。不安は、自由のめまいである。それでも、そうした誘いに触れて自分の人生を選びとるのが、生きることだ。なるほどキルケゴール

ナツ太郎
2か月前
1

自由とはなにか?自分の欲望が好きなように叶えられることか?いや、好き放題叶える人間は野蛮な欲望の奴隷にすぎない。真の自由とは、周囲がなんと言おうとも自分で自分の正しさを決めることだ。自分で自分のルールをつくり従う、理性が勝っている状態、それこそが本当の自由なのだ。なるほどカント

ナツ太郎
2か月前
1

なぜ働かなくちゃいけないのか。働くとは、自分がつくったのではない世界の中で「自分のもの」を得るため。つまりは所有権のため。なるほどジョン・ロック

ナツ太郎
2か月前
1

永遠の0。ほとんどの登場人物が著者の代弁者としての存在。ああ、著者はそう主張したいんだな、と一歩引いて読んでしまう。主人公と姉、新聞記者はかなりシンプル化されたキャラクターで、彼らに深みは求めてないみたい。昔なら結末に涙のひとつでもこぼしただろうか。しかし読み進め易くはあった。

ナツ太郎
2か月前
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レスについて、妊娠した友達に相談した話

レスについて、妊娠した友達に相談した話

セックスレス、という空気を重たくすることば。
私は拒否してしまう側なので、この言葉がでるときは攻められるときだ。

26歳頃から、続々と周りが結婚し始めた。
それから3年、今度は続々と妊娠報告が出始めた。
私はまだ、結婚していない。
私がそういうことを拒否するため、彼を思い止まらせてしまっている。

今年にはいって、彼氏とはお互い辛いながらも話し合いを重ねてきた。
彼は「こんな大切なこと」が合わな

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いつも笑顔でいること

いつも笑顔でいること

現役のアナウンサーの講座を受ける機会があった。
一時間半の講座を通して彼女がとにかく伝えたかったことは多分、いつなんどきも口角を上げることの大事さだった。

オンラインで行われたそれに参加した8人の受講生が、彼女の指示を受けてカメラの前で微笑む。
Zoomのギャラリーに並ぶ笑顔は、オンラインの空気をも明るくするでしょう、といわれてそれはその通りだった。

今日、復職に向けて上司2人とオンラインで面

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納涼の札幌と父

納涼の札幌と父

去年の3月に母が亡くなってから、今回で四度目の帰省になる。
広い実家に一人で暮らす父の様子を見に年に二回は帰ろう、と思っているから今年の目標は達成だ。

札幌もここ数年で暑くなってきた実感があるものの、ちょうど涼しい時期にあたったらしい。
この一週間弱、日中でも25度付近で夜は半袖だと少し肌寒くすらなる。
寝室となる私の部屋にはもちろんエアコンはないので、涼しくてありがたかった。

父は、去年私が

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まったり温泉と蛾リンピック

まったり温泉と蛾リンピック

梅雨前線が北海道の付近に停滞しているらしい。
この帰省中、毎日しとしと雨が降り続いている。
そう激しく降っている訳ではないものの、観測史上最大の雨というニュース。
そういうわけで連日気温が上がらず、この夜も温度計は21度を示している。温泉にはもってこいの涼しさだ。

父の運転で、家から20分ほどの距離にある温泉にきた。
道中、21時前の商店街はすっかり暗く、煌々としているのはパチスロとコンビニのみ

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逃げない人が疲れはてる。私たちは真面目を植え付けられている。もうどうしようもない、とあきらめる。雨をしのごうとしてずぶ濡れになったら、かえって心が晴れ晴れするときを思い出して。

近視眼的に悪いことばかりにフォーカスして悩んでしまったら「それにつけても海に降る雪」と考えてみる。広い世界、長い時間を意識する。
鶴見済さんの本から。
仕事をしてると同僚の機微にすら翻弄される。そんなときは思い出したい。そして微笑んで忘れちゃおう。

「絶望に浸っていることに愛着すら感じていた。それでもやめにした。嫌なことはもう十分考えたのだから、ここまでで終わりにしよう。地獄旅行はこのくらいでいい。さすがに疲れたのか、そう思えた。」鶴見済さんの本。私も最近気づいた。苦しんで生きることならいつでもできるから今は楽しみたいと思う

人間は対等。誰も私を蔑まないし、私も人を蔑まない。好意には好意。敵意には敵意。そんな風に考えたいけど、何かにつけて人を見下してしまう自分がいる。

嫌いだと受け入れられないモノは、自分も使ってみたり、なってみたりしたらいい。フリフリの日傘、強烈な柔軟剤、横に広がって歩く集団、大声で笑い歩く行為。「自分とは違う」から嫌悪する。そちら側にいる自分を知れば、それほど気にならなくなるかもしれない。

日本で一家団欒が美しいとされたのは戦後かららしい。血縁主義が強くなったのも明治以降の話らしい。法律とか広告とか啓蒙活動の産物である価値観を「当たり前の幸せの形」として信じ、そうでないことは「不幸」という社会。でも、さほど歴史はないんだよ。幸せのモノサシの常識は疑ってかからないと。

7回目のカウンセリングの内容

7回目のカウンセリングの内容

今日は「言語的価値低減法」の実践の日です。
あえて何も調べずに向かってきたので、何をするのか楽しみです。

まず、この方法が何者であるのかの前置きを、
カウンセラーのサトウさんが話し始めました。
ちょっと長いですが以下の通りです。

・自分と悩み事や問題がフュージョンしてしまっている状態は、過去や未来に囚われている状態。今に集中できていない。
これを、体の側面から解消していこうというのがマインドフ

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自分らしく生きろ。…と命ずる権力者はどこにもいない。パノプティコン(監視塔から囚人を管理すると言っておいて、実は塔は無人。見られているという意識で囚人は自分を見張る)の囚人こそ近代人の姿。自分らしく生きるよう調教するこの力こそ現代の権力である。怖~。なるほどフーコー

人はどのような生き方をしていても、それ以外の可能性があるという意味で自由である。しかし、今以外の生き方の可能性があることもわかっており、不安にかられ誘惑を感じる。不安は、自由のめまいである。それでも、そうした誘いに触れて自分の人生を選びとるのが、生きることだ。なるほどキルケゴール

自由とはなにか?自分の欲望が好きなように叶えられることか?いや、好き放題叶える人間は野蛮な欲望の奴隷にすぎない。真の自由とは、周囲がなんと言おうとも自分で自分の正しさを決めることだ。自分で自分のルールをつくり従う、理性が勝っている状態、それこそが本当の自由なのだ。なるほどカント

なぜ働かなくちゃいけないのか。働くとは、自分がつくったのではない世界の中で「自分のもの」を得るため。つまりは所有権のため。なるほどジョン・ロック

永遠の0。ほとんどの登場人物が著者の代弁者としての存在。ああ、著者はそう主張したいんだな、と一歩引いて読んでしまう。主人公と姉、新聞記者はかなりシンプル化されたキャラクターで、彼らに深みは求めてないみたい。昔なら結末に涙のひとつでもこぼしただろうか。しかし読み進め易くはあった。