#自由律俳句
小説:光のフルスクリーンモード、などを含む言葉の塊(398文字)
柔らかいアルコールを半透明したような月だった。意味の無い意味が意味を笑い、価値の無い価値が価値を笑う。ほんの少しだけ高い場所へ続く階段をまたゆっくりとのぼり、それはおりることと同義だった。
絡まった色をむしり取り、今、この星空の裏側に隠す。定まった色が鈍くなり、今、何らかの行為の切れ端から漏れる影だけが立ち上がる。それを畳み込むような光のフルスクリーンモードを見る。それは消失しながら分泌され
小説:クリオネ(415文字)
クリオネをマックスボルテージで励起させ、運送業者が運び去る。レンガの倉庫の斜め上にカーネルサンダース症候群が入り込み、風呂釜が爆発するんだ。
バックパッカーのテールランプが点滅したその時、造幣局がインフレのセレナーデを演奏する。ミートボールを100時間乾燥させると、逆思想の言霊が吸い寄せられると、表面張力が言ったから、バルト海ごと水に流す。
シルエットを切り出されることの多い南国ウサギは、ハ