#散文詩
しゃがみタイガー【非線形詩・現代詩】
満足度でできたカッテージチーズの日を、落としたら割れてしまいそうな日を真昆布でくるみます。進軍していたという誰かの嘘の記憶が、落下傘でひらひらと着地して何かの行為の双葉が歌いはじめます。世界で最も優しいパイルドライバーを決めたいと願うのは大陸棚に群生する二酸化炭素を吸収するいきものたちでした。
3歩進んで3歩退くサフランライス。
これをリトミック料理として仕上げてから、読めない肝臓系生物の学名を
小説:透明な猫(374文字)
誰も持たない道具を使う。それはピッケルの先端を納豆巻きにすることであり、幕末のヒキガエルの鳴き声にフランジャーを掛けて仕上げるものだった。
遥か遠くに見えるミートパイは、あっけなく情報戦に埋もれ、パラダイムのキャップに嵌め込まれたチゴイネルワイゼンとともに祝杯を上げる。
漬物石で覆われたエレクトーンがひとりでに鳴り響き、ウーロン茶はそのときだけ、複製物ではないよという表情を浮かべる。
ミシ
駄菓子の真実(418文字)
隠れマルコフ作戦を偏微分する。額縁の友達は「それは妥協じゃなくて挑戦だよ」と言う。そのセリフを第五象限にプロットしたまま暮らす。
時間と握手をする龍が、予定調和にかじりつき、真夜中色のアジサイが咲き続けることになる。
感情という言葉をナノテクノロジーで解体し、まだ問われていない素子に代入する。
駄菓子の真実を過冷却し、動的粘弾性を計測する。誰も認めようとしないのは承知しているが、パレ
小説:ピンボールで20点というイカの色素のようなスコアを叩き出してから。などを含む言葉の塊(403文字)
雪の結晶が健気に伸ばす片手を握りしめて男は走る。ピンボールで20点というイカの色素のようなスコアを叩き出してから。
スペア7連続で別室にいざなわれ、畳の部屋でマッコリを飲み続ける。記憶のほつれ髪に淫することを禁じ得えなかった。
側転4回で失格になった国道98号線はハレーションを塗り広げて喜ぶ。タウリンとハイタッチ。
黒い遵法精神が街に降り注ぐ。あくなき平泳ぎはブルーライトカットではにかみ
小説:言塊(481文字)
名前のない盤上の遊戯。その読み合いを制する。ねじり切れたのは、身体と大脳というよりもむしろ、旧来のマニュアルだった。半世紀前の事実は、簡単にキムワイプで拭き取られてしまう。
遥か彼方の万華鏡はゆっくりと回転し、精神残量の無い魔導士は、一行の荷物となる。杖による殴打は意味をなさない。
遥か彼方の万華鏡はゆっくりと旋回し、精神力のある装甲闘士は混乱状態に陥る。その結果一行の荷物となるばかりか、
小説:祈りを紙ヒコーキとして折り、桃源郷に向けて飛ばす。などの言葉の塊(483文字)
ハンマー兄弟は桃姫の足跡を追う。彼らが主人公であってもいいのに。彼らがキノコを食べたとしてもいいのに。
パンダの寝姿を模した粘性の雲。それを目指すシンリンオオカミの群れは、脱走兵と合流する。極めて軽微なフランケンシュタイナーの衝撃を足がかりにしてクロサイを追うモルフォチョウはヒガンバナの花言葉になる。たとえそれが、戦火の拡大を招こうとも。
群れに見惚れながら、夕暮れは朝焼けに手を貸す。そ