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地方で2年間ビジネスをして、生き残ってきた記録

こんばんは!
埼玉県越谷市というベッドタウンで、がやてっく株式会社という小さな会社を経営している小栗義樹です!

さぁ今日は、僕がkindleで出版する予定のビジネス書の冒頭部分を公開します。

初稿なので、ここから変化していくことになると思いますが、ひとまず書いてみたので、良ければ読んでみてください!

皆様からのご感想をお待ちしております!


日本の人口は毎年減少している。国土審議会政策部会長期展望委員会の発表では、日本の人口は、2004年12月に1.2億人を超えピークを迎えて以降、2023年には1.1億人に減少し、2050年にはついに1億人を切るらしい。高齢人口が約1,200万人増加するのに対し、生産年齢人口は約3,500万人、若年人口は約900万人減少する。その結果として、高齢化率は約20%から約40%に上昇するそうだ。人口の減少は、国力の低下だ。経済はいやがおうにも落ち込んでしまう。今、中国やインド、アフリカ大陸などで様々なイノベーションが起こり、GDP上位国に食い込み始めているのは、簡単に言えば人口が多い、または多くなっているからだ。それくらい人口と経済は密接な関係にある。

人口が増えていた時の日本企業は強かった。当たり前の感覚だが、日本には日本人しかいない。日本語という言語を使い、同じような世界観の中で育った、いわば日本文化を重んじる人で固まっている。日本人が作った物、日本人の趣向に合った物を最初に作る事が出来れば、人口増加に伴う経済成長の中で成功する事が出来たのだ。そんな時代は戦後、予想以上に長く続いたように思う。だが、30年前には当たり前だった日本をマーケットにした物売りビジネスは確実に衰退している。その結果、2023年現在では、どの大手日本企業も世界進出を目指して、あれやこれやと戦略を打っている。

そう。

日本の有名な企業は今、人口が減少している日本国内をマーケットにしているのではなく、人口が増加している世界を相手に頑張っているのだ。それもすべては生き残るために。

英語教育が必須である・世界で戦える人材を育てなければならないという言葉の真意はここにあると言ってもいい。これから就職しなければならない人は、今以上に外国語のスキルやグローバルな視点、そして、他国の文化を尊重したコミュニケーション能力が求められるようになるだろう。特に、大手企業に就職したいという考えを持つ人ならばなおさらだ。

いきなり暗い話をしてしまい申し訳ない。別に僕は、皆様を脅迫したいわけではない。ただ、現実はそんな感じになっていて、正直ニュースとかを読んでも不安がいっぱいあるのは事実だ。経済大国日本なんて言葉は過去のものになっているし、国内の明るい話題は年々少なくなっているような気がする。

個人的な感想で申し訳ないのだが、そんな八方ふさがりの状況を説明するニュースや、知識人の言葉は聞き飽きた。どのコンテンツを見ても似たようなことを言っていて、退屈以外の何ものでもないし、そういうネガティブな状況を分析し、各々が自分の意見を述べている番組にもうんざりしている。僕が見たいのは、決まった未来の影響を受けない成功事例であり、新たな方法を提示してくれるような希望に満ちたコンテンツなのだ。

日本で楽しく暮らし、成功する方法はある。何も、グローバル化することだけが成功の糸口ではない。

だから僕は、もう1つの選択肢を提供したくてこの本を書いている。

それは、地方で働くという選択肢だ。

今、日本の暗い部分の一部を列挙した。でも、日本はとても豊かな国だし、日本人を守る制度も沢山ある。貧民街も存在しないし、暴力ややばい薬の売買が日常的に繰り返されるような危ない場所もない。都心に行かなくても衣食住は保証されているし、働き口も沢山ある。

僕は、日本という国は恵まれていると思っているし、まだまだチャンスがある国だとも思っている。優秀な若者が日本に手詰まり感を覚え、海外で働くことを選択しているという話を聞く機会が増えてきた。それはそれでとても素晴らしい選択だと思う。データをよく見て、新鮮な情報を入手し、自分の道を自分で切り開くことが出来る勇敢な人たちだ。

でも、日本にも選択肢がある事を知ってほしい。そして、日本という国で成功したいと思う若者が増えていき、若い力で活気をつけてほしい。東京での成功パイはすでに取り終わってしまったように思う。2000年代には、ほとんどのパイが抑えられ、その権力は00年代に若者だったイノベーターたちが握っている。

だから、僕のような10年代以降のプレイヤーは東京ではなく、地方で勝負するといい。地方はいい。なにせセンスや能力が最優先事項ではなく、継続と地道さが最優先事項なのだ。決めた事を毎日こなし、誰よりも足を使い、ニコニコしてその街の人と話す。これをひたすら繰り返すだけで、その街での成功と賞賛が約束される。情報よりも行動が優先される世界で、戦略めいたものよりも熱と執着に価値が集まるのだ。毎日毎日仕事を繰り返すサラリーマンでも、下準備さえしっかりこなせば、その会社が出してくれる給料と同じだけの報酬を手に出来るのではないだろうか? 自分の意思で仕事をして、会社と同じだけの報酬が手に入るのなら、当然かかってくるストレスは少なくなるだろう。

コロナウイルスが蔓延したことで、地方ビジネスは潮流に乗っかったと思っている。潮流とは、簡単に言えばチャンスの事だ。リモートで仕事が出来ると判明したことで、働き方に様々な変化が生じた。スキマ時間が生まれることに気づいた人が沢山いるのだ。僕の周りでも、特定の地域に移住して働く地域密着型。企業に属しながら個人で仕事をする副業型など、さまざまな働き方で地方を舞台に戦っている人がいる。今、地方に可能性を感じて動いている人が沢山いるのだ。地方には後継ぎ問題という課題がある。地方で事業をしている実業家がどんどん高齢化している。本来なら子供たちに事業を引き継ぎたいが、その後継ぎがいないのだ。もしかしたらこれから、そうした事業を引き継ぐ地方ビジネスに勤しむ若者が現れるかもしれない。創業という大変な時期を乗り換えた企業を若者が引継ぎ、新たなテクノロジーを使ってさらに発展させていくという現象が起こる可能性がある。これは東京では絶対にマネできない芸当であり、今かなり高い確率で起こせる新しいイノベーションだと僕は思う。現に僕たちは今、そういう状況にある。

千葉県にある食パン専門店を委託業務で引き継ぐことになっているのだ。この食パン専門店の社長は決して高齢ではないが後継ぎはいない。だからこそ、僕たちの働きぶりを信じてお店を譲ってくれた。僕たちは今、このお店の課題改善と可能性をひたすら探っている。とても楽しくて充実した時間を過ごしている。

地方でビジネスをする上でとても大切なことがある。ビジネスの基本的な仕組みを知り、地方ビジネスならではの手法を理解する事だ。なにより大切なのは、毎日楽しく行動する事である。安心していい。仕組みや手法と言っても、普段会社でやっている業務を言語化できるレベルで問題ない。行動も、会社で営業をやっている人であれば、それと同じくらいの量で十分だ。はっきり言って、地方ビジネスで一番大変なのは最初だけ。最初は、どうしても時間が拘束される。ただ逆に言えば、時間をかければ乗り越えられる。先ほども書いたように、継続と地道さがカギを握り、熱意や執着心で道は切り開けるのだ。これさえ頑張れば誰でも出来る。そしてその先には沢山のチャンスが待っている。頭を使う必要はほぼない。身体があれば生きていける。地方ビジネスとはそんな世界だ。成功を望まず、生きていくだけでいいならば、恐らく最低限の労力だけで十分だろう。

地方とは人のつながりで出来ている。だからこそ、一度気に入られてしまえばずっと食っていける。さらに、チャンスをきちんとモノに出来れば、自分のビジネスを拡大していくことも可能になる。今最も身近なイノベーションと言ってもいいだろう。グローバル戦よりも明らかに簡単。様々な人種を相手にする必要がない。ライバルも少ない。しかも、能力勝負ではないからこそ、限りなく平等に近い形でチャンスが降ってくるのだ。

僕が書こうとしているのはそんな本である。独立して2年。副業として地方ビジネスに取り組んだ期間を合わせると6年になる。6年間、僕は最低限の仕事量で生きてきた。明らかに、普通のサラリーマンが働いている量の1/5くらいの仕事量で生きてきたのだ。

近くの居酒屋に飲みに行き、そこで出会った人たちから仕事をもらい、属している会社の仕事の合間を縫って作業に取り組む。1日に働いていた時間は3時間弱くらいかな。会社の仕事と副業の仕事のフィールドが同じ地方だったために、副業を頑張るのと一緒に会社の仕事の成果も上がった。大変な時期ももちろんあったが、一度開拓を終えてしまったのち、苦しいくらいに忙しかった時期はない。地方には、取り組めばお金になる機会がそこら中に落ちていた。

この本では主に、僕が独立した2年間で取り組んできたローカルWEBメディア【越谷雑談がやてっく】の方針・方向性・行動・作戦を中心に、地方ビジネスに必要な要素と地方ビジネスで生きていく術を書いていこうと思う。この本を読み、行動すれば、ストレスの無い楽しい地方ライフが待っているはずだ。海外に行って言語を学ぶ必要も、育った世界が違う人を相手に0から仕事を生み出す必要もない。同じ国で同じ言葉を使う人、もっと細かく言うと、同じ街に住む人と仲良くなれば成立する仕事をすることができる。空いた時間は好きなこと・趣味に充てればいいし、気心知れた友人と楽しく過ごせばいい。

ノウハウやハウツーを淡々と書く本にするつもりはなくて、すべて実体験から学んだことをまとめるつもりでいる。越谷雑談がやてっくというローカルWEBメディアを運営していく中で見つけた、地方ビジネスのルールや僕たちが獲った作戦、それに基づいた行動を手触り感のある言葉で皆様にお伝えしたい。

僕の願いは、まず自分が成功すること。次に、地方から新たなイノベーションを生むこと。最終的には、イノベーションを起こした人たちと一緒に新たな文化を作り上げること。そして、グレートギャツビーのような新世代成金を生み出し、そんな人たちと情報交換を繰り返し、毎日楽しく暮らしたいと考えている(笑)

自分で言うのもなんだが、越谷雑談がやてっくはイノベーションというはしごに片足をかけている。詳しくは自己紹介のパートで触れるが、越谷雑談がやてっくは今、大手のニュースメディアから嬉しいお声がけを沢山いただいている。色々な意味で注目され始めているのだ。そしてそのエリアを越谷市外へと拡大し、マネタイズのポイントをさらに広げていく準備段階にある。さらに、食パン専門店の事業を継承し、会社の規模さえも大きくしようとしている。そこには間違いなく夢がある。大きな夢を語る前に、まずは自分が成功する。その成功はもうすぐ近くにあるのだ。

この本は、そんなチャンスをつかみかけている僕たちが、2年間、どうやって地方で戦ってきたかの記録でもある。ぜひ、僕たちの奮闘を見て、自分にもできそうだと思って欲しい。本当に簡単で当たり前な事しかしていないから。実際に行動を起こし、地方で成功して、日本の地方はすげぇんだぞという事を知らしめてやろう。この本を読んで、そんな同士が集まってくれることを心から願う。


はい、ありがとうございました!

ちょっと説明がくどい気がしますね(笑)

やっぱり修正が必要な感じがします。

冒頭って、読みたい!と思ってもらう文章になっていないといけないわけで、今の文章だと、どうしても興味を引き寄せきれていないなって思います。

もしかすると、もう少し物語に寄せてみてもいいのかもしれません。

うん。

色々試してみます(笑)

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今、そういう声があると非常に助かります!

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