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時代は、個からCoへ。

一人より、チームの方が、楽しいよ。
おはようございます。クリエイティブディレクターの矢野まさつぐです。

コロナ禍、YouTubeでビジネス情報などを見ていた時に必ず「(きれいな海を背景に)あなたもWEBデザイナーになって自由な生き方を手に入れましょー」みたいな、脳天気なフリーランス至上主義の動画広告が何回も入ってきて本当に不愉快でしたw

そもそも今や、簡単なWEBサイトやLPは、ノーコードで作れるし、テンプレから選ぶだけでそこそこきれいなWEBサイトができます。そして、まもなく、プロンプトを書くだけで、生成AIがきれいなWEBをさっと仕上げてくれルようになり、企業は、WEBデザイナーに無駄な外注費を払う必要がなくなります。

さらに、音声認識も進化してきているので、プロンプトが文字ではなく、画面に向かって「もっと90年代っぽさをいれた可愛い感じに」みたいな指示を口頭で伝えるだけで、そんなWEBがポンっとできるようになり、前述のWEBデザインしかできない「楽しく稼げて最高だよ系のなんちゃってWEBデザイナー」はもちろん、「指示するだけのなんちゃってアートディレクター」も消滅するでしょう。

逆に「本物のWEBデザイナー」は生き残るどころが、市場価値が向上し引っ張りだこになり、きっとフィーも⻘天井。

ちなみにうちの会社は「WEBデザインしかできないデザイナーは必要ない」という方針で、「WEBデザイナー」という肩書きの人はずっといませんし、今後も採用しません。うちにいるのはグラフィックデザイナーで、この人たちは逆に「WEBデザインも出来ないデザイナーはいらない」ということで、全員WEBもデザインします。

話を戻します。今回の話は、決してフリーランスを否定するものではなく、(ボクは絶対ムリなので)むしろフリーランスという生き方ができる人は素晴らしいとすら思っています。ただ、前述のような人(なんちゃって〜)を「クリエイター」と呼ぶのは、個人的はなんとかやめてもらいたいです。

はっきり言っちゃうと「クリエイティブ舐めんなよ」ですw

もちろん世の中にはいろんな生き方があっていいし、十人十色、千差万別の人生があります。人のチャレンジを否定するつもりもありませんが、今日は「個」から「Co」の時代に変わり(戻り?)つつあるのでは?という話をします。「Co」とは「共同、会社」という意味です。

早く行きたければ、一人で行け。遠くまで行きたければ、共に行け
if you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together

これは、岸田首相が所信表明演説で語ったアフリカのことわざ(諸説ありますが)で、ウォーレン・バフェットやヒラリー・クリントン等が引用するなど、欧米の人がよく使う一節らしいです。

日本でもインフルエンサービジネスパーソンが使っているのをよく見かけるので、(ひねくれ者の)ボクはなるべく言わないようにしていますが、これ、とても良い言葉で、今日ぼくが言いたいのも結局これですw

よく言われるように、ボク等は今、この先のことなんて誰も分からないVUCA(※)の時代に生きていています。
※Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)

いや、そもそもVUCAなんて言ってますが、逆に未来が予測できた時代なんて歴史上あったんでしょうか。ボクは、当然ですが今の時代しか生きたことがないのでただの仮説ですが、人類はずっとVUCAの時代を生きてきたんだと思っています。

そもそもVUCAは、冷戦時代にアメリカが使い始めた軍事用語で、それを最近ビジネス用語として、再利用している感じです。なので言ってみれば、「年々VUCAがひどくなってきている」というのが正しい表現かとい思いますし、そもそも先が読めないことを時代のせいにする生き方、ダサいですよね。

ということで、今がVUCAがどうかはおいといて、これからの時代の生き方として、何が正しいのか。これについて、いつも通り私見たっぷりにお話していきます。

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