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Tom Robinson Band「The Albums 1978-79」
2023年のNo.1リイシュー(俺調べ)だったTom Robinson Band「The Albums 1978-79」、宣伝文句は一応EMIに残したレコーディング音源を全て収録ってことになっているけど、ライナーにも収録物に関して詳しい解説もないようなので、本当なのか調べてみました。
前段
今回のCD、実はTom Robinsonが制作に関わってないのがポイント。非公認ってわけではなく、CD発
Bill Nelson's Red Noise「Art/Empire/Industry」
Bill Nelsonはダニエル・カールに似ている。ダニエル・カールをテレビで見かけるとBill Nelsonを思い出し、その逆もまた然りなのである。YMOへの客演で知ってる人が多いのかな?そんなBill Nelsonが1979年にバンド(ユニット)Red Noiseとして発表したアルバム「Sound On Sound」がComplete Red Noiseと謳われCD4枚+DVD2枚の拡大版BO
もっとみるScreen「Persona」
おそらくライターとしての活躍で知られることが多い和久井光司氏が80年代に率いていたスクリーン。スクリーンって今の時代で振り返ると立ち位置的に微妙な位置になってしまうのかもしれない。時代的には東京ロッカーズ周辺って訳でもないし、後に東京周辺のポップなバンドの中心格だったと言われても、そのシーン自体が今改めて振り返られる機会があるかと問われると難しいんじゃないかな。このアルバムが「80年代インディーズ
もっとみるBolshie/1979 UNRELEASED STUDIO TRACKS
活動期間は1978年〜1979年の1年足らずでメンバーは当時高校生だったバンドの未発表音源集が出た。これまではオムニバス「東京ニューウェイブ'79」にライブ音源が3曲収録されているのみ。そんなバンドの音源がノーマルの1枚物のCDだけでなく5枚組(しかも中身がほぼ被っていない)のBOXまで発売された。凄いことだと思う。例えば、後に高名なミュージシャンになる人がやっていたバンドであるとか、申し訳ないけ
もっとみる「ザ・ビートルズ:Get Back」感想文③
3回に分けて書きましたが、さすがにこれが最後にしようと思います。
2か月以上前に見たからもう記憶もぼんやりしてきてるし。
でも実は、これ1月にちょこちょこメモしてたものが元になってるのです。
まぁ感想文ですから。値段に関して色々あるみたいなソフト化も早速決まってますが、例の如くネタバレ的な記述を含みます。
所謂「Get Back Session」に対する僕の認識
「Get Back Sessi
「ザ・ビートルズ:Get Back」感想文②
前回から1か月以上経っての2回目です。今ちょうど映画館で屋上のシーンが上映してるんですかね。なので今回はその辺を絡めて。相変わらずネタバレ的な書き方をしますので、これからまっさらな気持ちで見たい人には不向きの文章です。
所謂「Rooftop Concert」と呼ばれる出来事について
屋上での演奏に関しては、僕はライブだとは思えたことないし、今回見てもそう思う。強いて書くならば、プロジェクト当初
「ザ・ビートルズ:Get Back」感想文①
正月休みに見ましたよ、「Get Back」。一日一本ずつ見ました。8時間は長いかなと思ってたけど意外とそう思わなかったかな。でも二本目は3時間近くあるからちょっと休みながら見た。見るのどうしようかなと思っていたけど、解禁日以降YouTubeに続々とアップされる美味しい部分だけを切り取った動画(非公式なものである場合が多い)をお薦めされ続けるので、ちゃんと見ておこうと思ったのでDisney+に入会し
もっとみるThe STALIN「豚に真珠 ~LIVE at 横浜国立大学 1980.11~」
年末年始の休みの間では一番聴いたCD。
これまで未発表だったThe STALIN結成半年後のライブ。視聴用動画を見て音も良いし即購入を決意した。
CDを再生すると「猟奇ハンター」の途中から始まる。多少のフェードイン処理はされているけど、いきなりフルスロットルで走り出したような感じがしで、欠けているのが気になるよりどちらかと言うと「おぉっ!」となる。サウンドボード録音であることは確実なんで音質自体