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CORDLEY meets ECOPET|島根県①
新しくこの秋にリリース
こんにちは、FUKUNARYの田村です。
いつもご覧くださりありがとうございます。
この度も是非ゆっくり読んで頂ければ幸いです。
これまで広島素材を活かすことから着手し
FUKUNARY BLACK TAG (金襴緞子シリーズ)
FUKUNARY WHITE TAG(尾道帆布シリーズ)
FUKUNARY feat. MIKASA(MIKASA製ボール生地シリーズ)3種のひろしま素材で様々なシリーズを製造してきたFUKUNARY。
そのほか広島素材以外で展開するまだご紹介できていないシリーズもありますが、そちらについては後ほど記事にするとしまして、先立って本日9月8日よりリリースする新しい生地を使ったアイテムたち!この度はそのシリーズについてご紹介いたします。
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CORDLEY meets ECOPET
この度リリースする素材は使用済みのペットボトルが原料の|ECOPET《 エコペット》。こちらは日本を代表する化学繊維メーカーであるTEIJIN(帝人コードレ(株))の様々な技術によって生みだされた生地。
エコフレンドリーな素材として注目され、ランドセルのほかシューズ、雑貨、衣料、スポーツ用品などに幅広い用途でご活躍。軽くて耐久性に優れ、新品の美しさを長く保てることが魅力です。皮革に張りがあり擦り傷やひっかきに強く、水をはじく撥水力も高めといわれています。
材料は捨てられたペットボトル。こちらを同社が持つ技術を用いりフレーク状に粉砕し、ペレットと呼ばれる造粒加工された素材を短繊維に製綿したもの。
当社が使用するCORDLEYのECOPET使用製品は、ECOPETを不織布シート状に加エしポリウレタンを付与されていき、様々な工程を経て作られていく人工皮革です。
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持続可能なモノづくり
シリーズのお話からは少し脱線するのですが、素材選びの動機に関わっていくため、自身の勉強も兼ねてご案内。
ことばとしてはSDGsという名前で耳にすることが日常となり、昨今の企業価値を評定する「持続可能な開発目標」。全世界での合言葉にもなり、この取り組みを経ているか否かで直接的に株価にも影響するような、そんな時代になっています。
当社としても縫製工場を残していく使命として持続可能なを意識せざるを得ず、丁寧にブランディングを進めていますが、SDGsを掲げることで企業評価をあげていきたいね!という打算的な捉え方よりも、本当に服を作り続けることが現代において持続可能なのか?と考えることも多いです。
ファッションと縫製業における数々の問題には目を背けてはいられない、昔っから当社にとってもかなり身近で憂慮すべきクエスチョン。以前に書きとどめた縫製工場でできること でも綴ったように、ものづくりの持続について早くから取り組んでいる中で、自社ブランドで表現していく次なる素材はそんなテーマに沿ったものを求めていました。
余談ですが、SDGsを調べていたらこんな記事がnoteにありまして。今の日本における達成度がとってもわかりやすかったので、以下に引用させていただきます。
SDGsが採択されてから5年(*もう7年前の出来事)。
産学官民でさまざまな取り組みが積極的に行われていて、SDGsの総合スコア79.17、世界第17位の達成度と評価されている現在の日本。とは言え、ゴール目前に近づいているのは、17の目標の内まだ3つほど。そう考えると、日本のSDGsは、まだまだ十分なものとは言えないはずです。
日本では先進国と比べてSDGsについては遅れをとっているみたい。2022年の進み具合を比較するとさらに9位にダウンしている様子。SDGsが掲げる17の目標のうち6つに対して「深刻な課題」と警鐘を鳴らしている状況だそう。*ちなみに前年度から1位を独走しているのはフィンランド。
まじか、日本ってそんな感じなのね、まだまだなのね、って何がまだまだなのよ?てか17の目標ってなんだっけ?みたいな感じで忘れちゃってるので、ここもおさらい。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
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そして日本のSDGs達成状況について「深刻な問題」とされる6項目、どこが日本にとって激ムズなのかも引用してみました。
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
・目標12「つくる責任 つかう責任」
・目標13「気候変動に具体的な対策を」
・目標14「海の豊かさを守ろう」
・目標15「陸の豊かさも守ろう」
・目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
たしかに簡単ではない内容だなあと感じつつ。そんな中で特に当社が意識する問題のひとつが「つくる責任つかう責任」。なぜ日本はここをクリアできずに深刻とされてるのか?という点も調べてみる。
この指標では、日本は「電子機器の廃棄量」が多いのに加え、今回加わった「プラスチックごみの輸出量」が多いことも評価を下げる要因となっているそう。なるほど、燃やせない土に還せない、そういうものに触れ続けていることを当たり前にして過ごしている僕たちの生活。
意識して消費行動に更新を取り入れようとはしていますが、コンビニでおにぎり買う時も、お茶を飲むときも、収納ケースを買おうかなーって思う時も、まだまだまだまだプラスチックでできたものを使っている。そんな自分をなかなか変えることができないでいるなあ。
日本人の国民性、経済活動をするひとたちの性格、トレンドとなっている価値観、当たり前とされてきた歴史などから、簡単にできること・今までも無理しなくてもやってきているよー、ってものもあれば諸外国と比べて一旦リセットボタンを押さないとこんなんできっこないわー!ってものもあるじゃろうなあ、と改めて勉強させてもらいました。
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*
お話を戻しまして。
そうやって自分たちの生活もちゃんと変えていくのを目指すことと同時に、モノづくりを続けるため、そういう課題に対して意識された素材を使いたい。
そんな思いを掲げて活動している矢先、イメージにぴったりの素材と出会うことができました。それが今回の「回収されたペットボトルが原料」のシリーズ「CORDLEY meets ECOPET」というわけです。
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初心に顧みて
ものづくりにも求められる持続可能という言葉。素材にこだわって製造する FUKUNARYは創設から 「ものづくりの長編化」を意識し、大量生産を行わず「在庫を持たず必要な敷量を」という手法で価値を高めてきました。
環境保全活動においても、上記でも触れたとおり次の素材は「エコ・リサイクル」を個性として持つ素材を求めており、そんな中で優れた国内素材との接点を得ることで出会えた「CORDLEY meets ECOPET」に新シリーズの可能性を見出します。
それは当社の原点でもある黒。金欄級子 KUROGIN からスタートした当ブランドのものづくりの源泉に触れ「色」に向き合って気づいたのはモノトーンの写真に写る創立時の八橋装院。
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そこに見た白と黒の世界に「他を引き締め目立たせる、境界を定める」という「黒」が持つ意味に加え「荘厳・高級感・モダン」を伝える色を活かして、毎日使いやすい親しみある製品をお届けいたします。
黒色アイテムの提案によって様々なお客さんに応えることができ、リサイクル素材を使用することで社会貢献に繋げていく、こんなテーマでかたち取られた新しい試み。こちらがどんな新たなシリーズに仕上がっていくのか。次回の記事でその点をまとめて参ります◎
本日より店頭・ウェブショップにてご覧いただきお求めいただけます☻
特に本日リニューアルオープンとなる直営店FUKUNARY THE OUTLET HIROSHIMA店では直接触れて頂き、その軽さや生地の品質を感じてもらうことができます。ぜひ一度お目に触れていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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というわけで
新しいシリーズとあわせて
よりブランドへ親しみを持って頂けますように。
引き続き更新をお楽しみに!
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広島出身、クリエイティブな活動が好き。FUKUNARYの創生から係わっています。作ることが好きで自宅アトリエにて彫金創作も行っています。その他、縫製、音楽、お絵かき、他には言葉を紡いだり。たくさんの学びを経て、やりたいことを素直に。全ての手しごとに尊敬をこめて。
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FUKUNARY feat. MIKASA
15. CORDLEY meets ECOPET|島根県①
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